「アパレル販売員編」不妊治療と仕事の両立の壁はシフトと異動だった。

不妊治療仕事両立販売員

この記事を読んでいただいている方は仕事と不妊治療に関して両立が出来るのか不安な方だと思います。

仕事の種類にもよると思いますが私の場合は、アパレル販売員として働きながらの不妊治療でした。

「採卵の日は、午後からの出勤にして貰おう」

「移植の日は、一日お休みが必要だなぁ」

「今月は忙しいから治療はお休みしよう」

など、不妊治療と仕事の両立は、時間の調整が難しく、シフトの変更や依頼をする事が多々ありました。

今回は、不妊治療の理解と両立の壁が乗り越えられなかった事や、退職せざる終えなかった具体的な理由や、再就職活動について、私の体験談を基にご紹介しています。

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38歳で結婚し39歳から42歳で第一子を授かるまでの不妊治療の為の病院選びから通院しながらの働き方、職場の理解や乗り越えられなかった壁、妊娠してからの現在の転職活動について少しでも参考になればと思います。

「不妊治療」「仕事」どちらかを優先するか悩む

不妊治療仕事両立販売員
不妊治療中はどちらを優先すべきが迷いが出てきます。

体外受精の特徴は、自然妊娠とは異なり予定が組めてしまうもの。

その為・・・

「大事な予定が入っているから、移植や採卵は次にしよう。」

「ここで妊娠してしまうとこの後の仕事に影響がでてしまう。」

など・・・仕事を優先してしまう事もしばしばありました。

不妊治療を始めた頃は、「体外受精までするのだからそんなに時間もかからず妊娠出来るだろう」と思っていましたが両立は難しく。勤務しながら治療に2年間通いました。

今考えるともしかしたらその何回かの中には正常な受精卵があり・・・

「もっと早く妊娠出来ていたかもしれない」

「PGT-Aまでやらず妊娠出来ていたかも?」

そんな風に思う事があります。

不妊治療が長期戦になる可能性もある

妊活の時間は限られていて、不妊治療を始める年齢によっては時間との勝負とも言われています。

また、不妊治療と仕事の両立を続ける事で通院が長引く可能性もあります。

その理由は、1年に約12回あるはずのチャンスを活かしきれないという事が挙げられます。

個人差や年齢、治療方法や職種によっても異なりますが、仕事との両立が難しいと思った時は立ち止まって考えてみるのも良いかと思います。

私の場合は、不妊治療と仕事、天秤に欠け多く悩みましたが、優先すべきは不妊治療だと決断し退職しました。

ロスタイムを巻き戻すべく妊活に集中しようと思っていましたが、退職後すぐに赤ちゃんを授かる事ができました。

「不妊治療=退職」がすべての方に正解という訳ではありません。その後の転職や就活はより厳しい現実が待っています。

次の項目では、私が直面した不妊治療と仕事との両立に関する体験をお話しています。

不妊治療について職場へ報告、正直両立は難しい

不妊治療仕事両立販売員百貨店でアパレル販売員として働いていた私の場合は基本その日に突然休むというのは本当に難しい事でした。

その理由は、最低限の人数でシフトを回しているため1人が休むと・・・。・

「休みの人が出勤出来るのか?」

「開店から閉店まで1人で仕事しなければならいのか?」

という事になるからです。

不妊治療はとてもプライベートな事ではありましたが、治療を受けることを店舗の方に報告しました。

幸いにも職場環境はとても良く理解してくださり退職を選択せず、不妊治療を開始する事ができました。

同時に、休職も考えましたが・・・

「すぐに妊娠できるとは限らない。」

「妊活に集中しすぎてストレスになってしまうかな。」

という思いもあり、通常勤務の中でスケジュールを調整する事を職場に相談させて頂きました。

不妊治療を始めると退職や休職に悩む方もいらっしゃると思います。

私もそうでしたが、結論は急がず相談してから検討してみると良いかと思います。

不妊治療を始めるとシフトの提出に困る

職種柄、他のスタッフと1ヶ月単位でシフトを共有し組んでいました。

お休みの希望等は、自分の生理周期や治療方法によって出勤時間を調整する必要がありました。

採卵の際は、麻酔が必要のない産院だっため仕事をお休みする必要がありません。また、治療時間も早朝だったので、午後からの出勤に変更をお願いし通院をしました。

ですが、凍結杯移植の日は時間がかかるためお休みが必要になります。

お休みを希望するのは言いづらく、心苦しいと思っていました。

何度移植しても出来ないストレスと職場のスタッフへの申し訳なさから再度退職を検討したり、相談もしました。

その度に「気にしなくていいよ」応援して下さり、恵まれた環境で乗り越える事ができました。

不妊治療は異動を断る理由にはならない

不妊治療に関しては店舗のスタッフにしか告げておらず、肝心の人事には報告していませんでした。

その理由は、異動がないと思っていた事。

もう一つは、後ろめたい事をしている訳ではないのですが、プライバシーに関する話が色んな人に伝わるのではないかという不安や、話す勇気みたいなものがその当時はありませんでした。

その結果、異動の話が出てから不妊治療を伝えたところ・・・

「病気ではないので断る理由にならない」

「すでに辞令が出てるので断れない」

という状況になっていました。

確かに保険適用でもなかった時期で、命に関わることではありません・・・。そう自分にも言い聞かせていましたが、会社の7.8割が女性という職場環境の中でも理解を得られない事に複雑な気持ちになりました。

その反面、不妊治療に限らず、様々な問題を抱えて働いている人が多く、一人だけそこに対しOKを出してしまえば後に続く人が出てきてしまい会社として機能しなくなってしまうと思います。

デリケートでもある不妊治療の報告・・・。

「最低限の報告で進めたい。」

そう思っていましたが、本社や人事にしっかり伝え理解を得る必要があったと今では思います。

もしこれを読んでいる方の中に同じように、話せていない方がいらっしゃるなら、事前に本社や人事に話しておく事をおすすめします。

不妊治療と仕事=退職を選びました

不妊治療と異動先での仕事の両立が難しいと判断し、退職という形をとりました。

それが良かったのか悪かったのかは分かりませんが、その後の移植で妊娠。

現在、妊娠8カ月です。

退職を選びましたが、この時はまだ将来に不安がありました。

将来が不安=再就職するも再度退職

私は20歳からほぼ休みなく働いてきました。

「仕事をしていない不安」

から、退職後すぐに就職活動をしました。

1度は就職したものの、つわりがひどく退職。

その後は、在宅などこれまでの仕事とは180度転換してみようと頑張ってみても難しく・・・。

その期間の不安・ストレスがひどく体調も良くありませんでした。

何度も不妊治療と仕事の両立について悩まされました。

退職後は失業保険やマザーズハローワークを利用

不妊治療仕事両立販売員通常、退職しなければ産休・育休が使用できます。

私の場合は、退職したため、妊娠中に失業保険など使える制度を申請しました。

そして、産後にしっかり就職活動を行う準備を整えました。

産前産後は思うように活動できない為、安定期に入りマザーズハローワークを利用し調べました。

直近で働きたいと思っていますが、産後は扶養内から初めて3~5年後には正社員として働くイメージで動き始めたことで少しだけ心にゆとりが出来ました。

再就職は甘くなかった

妊娠中に就職活動を始めましたが思うようには進んではいません。

「実務経験が少ない」

「産後すぐに復帰できるか分からない」

「子育て真っただ中、休まれても困る」

など、不妊治療の次は「子育て」と「仕事」の両立の壁に直面しています。

ですが、仕事やキャリアは子育てしながらでも得られると感じられるようになってきました。

そして何より、夫婦で相談し1人で悩みを抱え込まない事が大切だと感じています。

不妊治療を続けならが夫婦で答えを見つけていく

不妊治療仕事両立販売員不妊治療を乗り越え、夫婦の絆は深まりました。

不安の解消はやはり、信頼がおける夫や家族に相談する事です。
私は、退職を選び、再就職をするも再度退職をしたりと、両立に悩みまくりました。

「仕事を一回お休みする」

「キャリアを諦める」

というのは、とても難しい決断だと思います。

両立に区切をつけるまで時間はかかりましたが、現在は、穏やかにお腹の中の赤ちゃんに出会えるのを楽しみにしています。

シフト管理が難しい職種の方へ、私の体験談からヒントが得られていたら嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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38歳で結婚し39歳から42歳で第一子を授かるまでの不妊治療の為の病院選びから通院しながらの働き方、職場の理解や乗り越えられなかった壁、妊娠してからの現在の転職活動について少しでも参考になればと思います。