「つわり」は働くママにとって妊娠の第一関門。
現在、妊活中~妊娠中の女性にとって、仕事と両立できるかは大きな不安要素です。
毎日の通勤や8時間勤務、残業や休憩時間が取れないなんてこともしばしば。
そんなストレスフルな職場で・・・。
「お腹の中の小さな命を守りながらきちんと仕事をこせるかな?」
「無事につわりを乗り切って産休まで働けるかな?」
と不安に思っていました。
今回は、正社員として働きながら、なんとかつわりを乗り切った体験談と回避するために行った対策について掲載しています。
目次
妊娠発覚!容赦なく始まったつわり
妊娠初期の2ヶ月半頃からつわりの症状を感じるようになりました。
仕事の妨げとなったつわりの症状をご紹介します。
つわりの初期症状は眠気とだるさ
3人目の妊娠が発覚して、喜んだのも束の間、つわりが始まりました。
妊娠する前は、短い睡眠時間でも日中に眠気を感じる事はありませんでした。
ですが、妊娠発覚後は朝も通勤中も仕事中も、家に帰ってからも、常に眠いという状態が続く「眠づわり」に陥りました。
眠気の影響もあってか、常に体がだるく、特に朝起きてから出勤するまでの時間は自分を奮い立たせるのが大変でした。
少しでも気を許せば「仕事に行きたくない」「休みたいと」泣き出してしまいそうでした。
味覚変化、コーヒーや麦茶、炭酸水が飲めなくなる
妊娠すると味覚が変わるというのはよく聞く話ですが、私も毎朝必ず出勤時に飲んでいたコーヒーが飲めなくなり、コーヒーの香りを嗅ぐのも嫌になってしまいました。
ネットで検索すると、「炭酸水なら飲めた」という書き込みがあったため試してみるも、喉の奥がぎゅっと閉まる感覚に襲われました。
さらに、胃に炭酸ガスが入ることによって嫌な飽満感があり、ゲップが止まらなくなってしまった為、つわり中は炭酸水すら飲めなくなってしまいました。
つわりによる体調不良で気分も落ち込み集中力が低下
つわりが引き起こす体調不良をまとめてみました。
- 眠気
- だるさ
- 味覚の変化
- 吐き気
- ゲップの増加
- 腹部の飽満感
- 便秘や下痢
- 腹痛
これらに加えて、ホルモンバラスの変化による情緒不安定が相まって、心も体もボロボロでした。
勤務中はアドレナリンでどうにか仕事をこなしてはいたものの、毎日限界を感じていました。
つわりが辛い、安定期前の妊娠4ヵ月で会社に報告
妊娠4ヶ月、つわりもピークに差し掛かり、体重も3キロほど減ってしまった頃、仕事を終えて帰宅した後トイレに入ると、なんと不正出血していたのです。
安定期にはなっていませんでしたが、会社の上司に報告し、働き方や産休と育休、復帰をいつにするかなどの相談をしました。
何かあってからでは遅い、安定期前に妊娠報告を望む会社もある
安定期に入るまでは、周囲への妊娠報告は控えるべきと考えていたました。
ですが、実際会社に妊娠の報告をしてみると「もっと早く報告してほしかった」と言われました。
加えて、産休・育休などの長期の休みに備えた調整や段取りも早めに報告してくれた方が対応しやすいとも。
会社によるとは思いますが、無理をして安定期を待つよりも上司には早めに報告した方が良いかもしれません。
ワーママがつわりで体調不良、前倒しで産休に入る方法
産休の取得期間は、出産予定日から6週間(42日)と、出産翌日から8週間(56日)です。
ですが、つわりがあまりに辛い、酷い場合などには、前倒しで産休に入ることも可能です。
その方法は以下です。
- 有給休暇を使用する
- 診断書を提出する
- 母性健康管理指導事項連絡カードを提出する
- 会社に前倒しを相談する
中でも母性健康管理指導事項連絡カードは、ワーママの強い味方です。
ワーママ中の私が辛いつわりを軽減するために行っていた事
つわりの症状が辛くても、そう簡単に仕事を休めないのがワーママの悩み。
吐き気がいつ襲ってくるかも分からないので、軽減する方法を自身で探り取り入れていました。
満員電車を避け、通常より早く出社
ワーママのつわりでツラいのはやはり通勤時の満員電車です。
ぎゅうぎゅう詰めの車内は気分が悪くなるのもそうですが、赤ちゃんがいる腹部を圧迫する可能性もあり危険です。
早く出社する事で、比較的混まない電車に乗るようにしていました。
すっぱいグミを食べると吐き気が軽減、いつも持ち歩いていました
コーヒーも麦茶も炭酸水もだめ。
白米もパンもだめ。
吐き気があり、食べられるものも限られていた為、どうしても空腹になりがちでしたが、空腹になると胃のむかつきが増し、さらに吐き気が強まってしまったのです。
その為、唯一美味しく食べられたすっぱいグミを常に鞄に入れて、胃が空になる前にいつでもすぐ食べるようにして吐き気を軽減させていました。
マタニティーマークをつけていると安心
出勤時、外出時には必ずマタニティーマークをつけるようにしていました。
マタニティーマークをつけていれば、もし体調が悪くなってしまった時でも、周囲の人に妊娠中であることを人目で理解してもらえます。
実際、通勤時にひどく体調が悪い中立っていると、中年の女性が「大変よねぇ」と言って席を譲ってくれました。
このカードは妊娠中および出産後の女性が、病院の指導内容を適切に事業主に伝え、指導するための公的文書です。厚生労働省HPからダウンロード可能で、 母子手帳にも様式が記載されています。
「水分取っても吐く」酷いつわりの時は、産婦人科医に相談しましょう。
つわりの症状には個人差がありますが「水分取っても吐く」ような場合には、通院している産婦人科医に相談しましょう。
また、母性健康管理指導事項連絡カードなどを活用して、前倒しで産休を取るなど無理をしない事が大切です。
ワーママにとって妊娠と仕事の両立は不安ですが、一人で抱え込まずに周囲に相談し、理解と助けを得ながら乗り切ってくださいね。