着床前検査(PGT-A)3回目にして移植可能な胚が42歳で見つかりました。

着床前検査費用保険適応

不妊治療開始から2年が経過、その間に採卵を10回以上。
そのうち移植は3回出来ても着床しない。

長い不妊治療でこのまま同じことの繰り返しなのかと考えていたころ着床前検査(PGT-A)を知り決断した時の体験談をご紹介します。

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38歳で結婚し39歳から42歳で第一子を授かるまでの不妊治療の為の病院選びから通院しながらの働き方、職場の理解や乗り越えられなかった壁、妊娠してからの現在の転職活動について少しでも参考になればと思います。

着床前検査(PGT-A)を受けるには条件がいる

着床前検査費用保険適応現在不妊治療をされている方、妊娠を望まれている方の中には着床前検査、通称PGT-Aをご存じの方もいらっしゃるかもしれません。

妊娠前可能なの着床前検査ですが、現在の日本では日本産婦人科学会が提示した条件に当てはまる方に対してだけに実施しています。

誰でも受けられる検査ではないので、ご自身が対象者であるか否かは確認する必要があります。

PGT-Aの対象者
  1. 不妊症の患者様…体外受精、肺移植(ART)を受けたことがあり、分割胚もしくは胚盤胞移植で臨床的妊娠を2回以上できなかった方。
  2. 不育症の患者様…体外受精、肺移植(ART)を受けたことがなく、妊娠を2回以上していて胎嚢確認後流産もしくは死産の経験がある方。

このどちらかに当てはまる方が検査を実施できる可能性があります。

これ以外にも夫婦の検査結果などにより条件はあり除外項目該当する方は実施できません。
また、検査実施に伴い夫婦の染色体検査が必要です。

PGT-Aの参加方法
  1. ご自身で対象者の項目に当てはまる方はPGT-A実施している医療機関の外来にPGT-A希望を伝え資料をもらう
  2. 夫婦PGT-Aの説明動画の視聴PGT-Aチェックシートに記入
  3. 染色体検査(血液検査)を実施WEB問診票に記入
  4. 検査結果次第でPGT-A実施可能かの連絡が来る
  5. 検査結果がOKの場合PGT-Aカウンセリングをし夫婦の同意が得られたらPGT-A実施

(※私の通っていた病院の参加方法のため他院では異なる可能性があります)

という流れになりますがこの染色体検査にも費用が別途で必要になります。

着床前検査は全ての不妊治療を行っている病院で実施されている訳ではありません。
ですので、興味がある方は検査が受けられるか否かを確認する、もしくは探してみてください。

次の項目では、着床前検査にかかった費用などをご紹介します。

着床前検査の費用について

着床前検査費用保険適応
まず初めに2022年4月から不妊治療が保険適用となりました。
しかし、着床前検査検査に関しては保険適用外となります。

その為、私が通っていた都内の病院では保険で採卵した胚に関しては着床前検査を行うことができないとサイトにも記載されていおり、すべての費用が保険適用外となります。

私が不妊治療を始めた年にはまだ不妊治療の保険適用がされてなかった為、都の助成金を使用していました。

検査費用その①夫婦で染色体検査

着床前検査検査の実施の前に夫婦の染色体検査が行われます。

その費用が夫婦2人で4万円でした。

検査費用②採卵~移植までの費用+5万円で着床前検査が受けられた

私が検査をしていた時期は2021年から2022年3月まで間となります。

その時は、着床前検査の費用は、採卵から移植までの費用にプラス5万円でした。

補足として、2022年11月時点で通院していた病院のサイト上では受精卵着床前検査の実施費用が11万円に変わっていました。

変更理由の記載はなく、不明ですが、着床前検査の実施に至るまでにもお金はかかります。

2022年4月から不妊治療が保険適用になったとはいえ、まだまだ改善してほしい点も多いのが現状です。

私が着床前診断(PGT-A)検査を受けた理由

着床前検査費用保険適応不妊治療開始が40歳と遅くからのスタートでした。

38歳で結婚し最初は何の考えもなくそのうち授かるだろうと考えていた為、タイミングも意識せず、まして不妊治療自体、自分の性格上無理と思っていました。

そんな私が受精卵着床前検査を受けたのには、不妊治療に至るまでと不妊治療開始から着床前検査の提案を病院からされるまでの気持ちの変化があったからです。

不妊治療にも様々な治療がありますが私たち夫婦が選んだのは「体外受精」。

その他の治療は一切受けずそこに至ったのにはまずは年齢が高い事でのんびりと出来ない。という思いも大きく、タイミング法などは早々に諦めていたので体外受精に踏み切りました。

3度目の移植結果が陰性、医師から着床前検査対象となると説明を受ける

治療を開始してからも順調に採卵→移植となったわけではなく、採卵しても移植可能な分割胚や胚盤胞まで育たないものも多く着床前診断に至るまで不妊治療開始から1年が経過していました。

3度目の移植結果が陰性と分かった時、医師から着床前検査対象となると説明を受け、後日主人と一緒に詳しい話を聞きに行きました。

専門的な用語も多く、理解するのに時間もかかりました。そして、出生前診断で多く取りあげられる命の選択についても考えさせられましたし、多くを悩みました。

着床前検査を選択するまで何度も移植し、陰性と言われ続けた瞬間の落ち込みより、染色体検査の結果、異数性を知らされるほうが私はダメージが少なかった事。そして何より、体への負担も少なく感じたため、検査を希望しました。

また、私は妊娠確定後に羊水検査をしその結果次第で悩む事のほうがつらいと思った事も、検査を受けることにした理由です。

着床前検査を選択するか否かは自由ですが、もし妊娠後に羊水検査やNIPTを検討しているのであれば、選択枠の1つとして検討されてみても良いかと思います。

着床前検査3回目で見つかった移植可能な胚

着床前検査費用保険適応着床前検査を初めて検査に回せた胚盤胞が4個。検査開始からの採卵は5回以上行いました。

私が通っていた病院では検査結果だけではなく採卵後の結果などもメールで受け取るシステム。

「移植可能な胚は見つかりませんでした。」

いつも受け取るメールに期待が薄れていた矢先…

「移植可能な胚が見つかりました。」

と確認できた時は驚きすぐに画面をスクショし主人に報告をしました。

2ヶ月後に移植、妊娠しました

着床前検査の結果が出るまで2~3ヵ月かかります。

その為、1つでも可能性を高くしたくその周期は採卵を行い、次周期で移植となりました。

移植となってもうまくいくとは限らないと言い聞かせながらも、内診台へ。
緊張したまま処置は完了しました。

移植後の結果までは約10日あたり、いつもより早いような遅いような日々を過ごしていました。結果までの数日の間に微量の出血もあり…

「このまま生理が始まるのでは?」

「1度で妊娠するはずがない?ある?」

そんな思いを巡らせながら、病院で血液検査を受けました。

今回妊娠していますね。

着床前検査を経て、妊娠確定に繋がりました。

結果、着床前検査を選択して良かった

これから不妊治療を始められる方、すでに始めていて同じように着床前検査を受けられる方もいらっしゃると思います。

42歳で初めての妊娠期間ですが着床前検査を受けたことは夫婦ともに良かったと思っています。

検査内容に対し複雑な気持ちもありましたが、着床前検査を選択をしたことに全く後悔はなく、無事生まれてきてくれることを楽しみにしています。

不妊治療は治療を始めるまでも始めてからも沢山の選択をすると思います。
悩んでいる方に今回の体験談が少しでもお役に立てれば嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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