妊娠中はノンアルコールドリンクなら問題ない!?一概にはそうとも言えません
ビールやワインにカクテルなど、食事と共に、そして軽いおつまみと共に。適量のお酒を飲む事は、ふわっと気持ちよくなり、リラックスタイムには最高ですよね。
しかし!お腹に赤ちゃんが居る妊娠状態での飲酒はNG!
なのは一般的に常識ですが、10ヶ月もの間、全くお酒を飲めないのは苦痛でしかない!という声が、筆者の耳にはよく届いています。
元々お酒が好きな方にとっては、いくら大切な赤ちゃんをお腹で育てている期間とは言え、やはり我慢するのが大変という場合もありますよね。
そんな時に強い味方なのがノンアルコールドリンク!これならいくら飲んでも大丈夫!って、ちょっと待ったー!
実はノンアルコールであれば必ずしもOKとは言えない事情があるのです。
そこで今回は、そもそもどうしてアルコール摂取が妊娠中に良くないのか、そしてノンアルコールドリンクを飲む上での注意ポイントに関するお話しです。
アルコールが妊娠中に推奨されない理由とは?特に初期は危険です
妊娠=アルコールNGとは一般的に認識されている事ですが、その詳しい理由を知らないお母さん達が実は多いようです。
妊娠中、特に初期は更に推奨されていません。
その理由は、お腹の赤ちゃんに悪影響が出る可能性が高いから。
可能性が考えられる悪影響として、胎盤を通して赤ちゃんがアルコールを摂取し、胎児性アルコール依存症になるというものが一つあります。こうなると、流産及び早産のリスクが高くなるだけでなく、無事産まれてきても、成長過程で発達障害が生じるリスクも高くなってしまいます。
また、お酒を飲んで酔ってふらついたりボーっとしてしまう事で、転倒してお腹をぶつけてしまったり、打ち所が悪ければ、それが原因で流産してしまう可能性ももちろん出てきます。想像するだけでゾッとしてしまいますね。
ノンアルコールドリンクを飲む上での注意ポイント
「じゃあアルコールが入ってなければ良いんでしょ?それならノンアルコールドリンクを飲めばよいじゃん!」って?
確かにアルコールが入っていないという意味ではその通りですが、ここで気を付けなければいけないポイントがあります。
まず、ノンアルコールドリンクに見えて実は微量のアルコールが含まれた、アルコールが弱いドリンクがあるということ。
完全にノンアルコールなのかどうか、しっかりと容器に記載されている内容物をチェックしてください。
そしてもう一つ、これがとても重要な事ですが、ノンアルコールドリンクは確かにアルコールは全く含まれていません。が、その分添加物が多く含まれている場合があります。
よく「ノンアルコールビールはどうしてもビールと違う味に感じる」という声を聞きますが、それもそのはず、ビールは自然の植物ホップを使って作られます。そしてノンアルコールビールは、それに似せた味を様々な化学物質などの添加物を使って人工的に作るわけです。故に味が自然なもので出来たビールとはどうしても同じようにはならないのです。
つまりどういう事かと言えば、まさにこの添加物が身体に良くないという考えもあるという事。
もちろん、どうしても飲みたい気分になり我慢できない!と、軽くノンアルコールドリンクを飲んで我慢するのは良いですが、毎日大量に飲むと、今度はアルコールとは違う心配を考慮しなければいけなくなります。
また、それと併せて砂糖がとても多く含まれている場合も。
アルコールが入っていなければ全てOKというわけではなさそうです。
まとめ
お酒が好きな妊婦さんには、なかなか厳しい情報になってしまったかもしれませんが、なるべく妊娠期間中、特に初期は頑張って我慢してください!
そしてどうしても我慢できない時は、完全にアルコールが入っていないドリンクを選び、適量飲んでみてください。
それもこれも、産まれてくる赤ちゃんとの幸せな対面の為です。