不妊治療は言葉で表すと、まるで「暗くて長いトンネル」
孤独に感じやすいし、この先に何が待っているのか、全く見えず、頭の中は治療のことでいっぱいに。時に追い込みすぎて、自分のことを後回しにしがちです。
不妊治療をから離れお休みし、適度に自分を甘やかすことも時にはアリだと思います。
約5年間に渡る不妊治療でメンタル崩壊寸前になった私も、治療をお休みしました。
不妊治療を前向きに再開したきっかけから、友人の妊娠報告が喜べなかった時期、リラックス方法など体験談を基に掲載しています。
目次
不妊治療でメンタル崩壊寸前、そんな時は休むのもあり
姉に３人の子どももおり、私自身も自然妊娠で授かると漠然と思っていたため、不妊であることがなかなか受け入れられませんでした。
嘆くのを辞めて早々に不妊である事実を受け入れ、すぐに治療を開始しました。
ですが、始めたからといって自分達に必要な治療方法や自分に合う病院がすぐに見つかるとは限りません。
私は最初の病院ではタイミング法と卵管造影を２回、人工授精２回を行いましたが結果につながらず、本当に精神的に辛かったです。
夫からの提案もあり、長らく続けていた毎月の治療から一旦離れてみることを決意し、約半年間お休みをしました。
そうすると、精神的にも時間的にも少し余裕が生まれ、頭の中も整理できました。
同時に、初めて私が取り組むべき不妊治療に向き合え、ステップアップと転院を決めました。
不妊治療の卒業タイミングを夫婦で話し合う
私が前向きな気持ちで次のステップに進めた理由はもう一つ、「卒業」を決めたことです。
年齢的なことなのか、治療段階で決めるのか、金銭的なことで決めるのか、それらを含めてお互いにどのように考えているかを夫と十分に話し合いました。
結婚生活は２人の人生でもあるけれど同時に私の人生でもあるし、夫の人生でもあります。２人の人生の時間を大切にしたい。だからこそお互いが納得できる“卒業”という名のゴールを決めておくことが重要だと思います。
結果はどうあれ、卒業時期を決めていればそれに向けて努力しようという気持ちになれました。
私は一人じゃない！あなたの強い味方に気付いて
不妊治療は多くの場合、どうしても女性側の負担のほうが大きいです。
それでも何とか頑張りたかったのは、私も母親になりたかったけれど、とにかく夫のパパの顔が見たかったからでした。
それでも、無情にも時だけがただ過ぎていく。
どんどん落ち込んでいきました。
原因不明の不妊だったこともあり、相手が私でなければと離婚も頭によぎり、マイナス思考に陥り１人でしょっちゅう泣いていました。
毎月リセットするたびに、トイレの中で夫にどう伝えようかと抱え込み、LINEで簡単になるべく明るく伝えていました。
でも、メンタル崩壊寸前まで追い込まれたとき、リセットしたことを夫に直接伝えたところ、夫はとても悲しい顔をしました。
戦っているのは私だけじゃないことに気付かされました。
この後幾度となくこの報告をし、何度この悲しい顔を見たか分かりませんが、辛い気持ちを夫に隠すことを辞めたらものすごく楽になりました。
唯一力になってくれるのはパートナーの存在ですが、私はこのことにもう少し早く気付いていたら良かったのかもしれません。
不妊治療で性格が悪くなる？！
気が付けば後から結婚した友人達がどんどん妊娠していきます。
テレビで芸能人の妊娠のニュースが流れるとチャンネルを替えたくなるし、妊娠マークをつけている妊婦さんを見ると暗く悲しい気持ちになりました。
とにかくこのことが一番不妊治療をしていて辛かったことです。
気が付けばどんどん大嫌いな自分になっていてとても耐えられませんでした。でも、今の気持ちを無理矢理コントロールするよりも、自分を責めることをやめ、否定せずに受け入れることで楽になりました。
不妊治療中のリラックス方法
ゴールの見えない不妊治療。
生理がくるとモヤモヤした気持ちなりメンタルも不安定になりがちです。
妊娠率をあげならがリラックスする方法をご紹介します。
美味しいごはんを食べに行く
不妊治療中は、外食やお酒を控えていました。
勿論、治療を進める中で制限される期間もあります。
夫婦で待ち合わせをし美味しいご飯とお酒を飲みに行くこともでき、治療も頑張れるようになってきました。
冷えを解消、ゆっくりお風呂につかる
お風呂では、少し高価なバスソルトでマッサージをしたり、好きな香りのアロマオイルを垂らしたり、ぬるめのお湯で長めにゆったりとつかるようにしていました。
アロマはそれぞれ作用が異なってきますので使用する際は注意が必要ですが、「ゼラニウム」や「ローズ」などは妊活中におすすめです。
多かれ少なかれ悩みを抱えて生きている
私は５年間の不妊治療を経験し、1回目の体外受精で第一子を授かりました。
今思うことは、あくまで他人は他人で自分は自分。人それぞれ悩みは少なからずあり、他人が知り得ない悩みを皆何かしら抱えて過ごしているということです。
そう思うと、今目の前にいる人にも優しい気持ちで接することが出来るようになりました。
それでも、不調を感じられる時は専門の医師に相談するを検討してみましょう。
不妊治療中は夫婦でコンディションを整えて進められると良いですね。
最後まで、お読み頂きありがとございました。
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