一人目は驚くほどすぐに授かることができた私。
二人目も同じだろうと思っていたのに、なかなかできず毎月生理がきては落ち込む日々…。
妊娠できないのには何か原因があるのかも…
と、病院に通い始めて二人目の不妊治療をはじめてから半年後。
妊活を始めてからは1年が経とうとしていた時、やっと二人目を授かった時の体験談です。
目次
一人目は驚くほどすぐに授かった私。二人目を望むが…
私は現在の夫と入籍して半年ほど経った頃、全く無理することも頑張ることもなく第一子を授かることができました。
周りには不妊で悩んでいる友人や同僚もいたので、こんなに簡単に妊娠するものかと驚きました。
幸いにも、私の場合はたまたま妊娠しやすい体質だったのかなと思っていました。
その後、無事に帝王切開にて第一子を出産し家事育児に振り回される日々を過ごしていましたが、長男が1歳を迎えた頃、そろそろ二人目を考えてもいいのかなと思うようになりました。
望めばまたすぐに第一子のように授かれるのではという期待と、むしろすぐに授かってしまって年子だったら大変だなあという余計な心配をしつつ、ゆるりと妊活を始めました。
帝王切開後は1年は妊娠しないようにと担当医に言われていたので、長男が1歳を迎えたのは、二人目の妊活を始める良いタイミングでもあったのです。
(この時不妊治療をするとは考えていませんでした。)
そんな、なんとなくの妊活を始めて3ヵ月…なかなか妊娠しません。
まあそうだよな、そんなにすぐ妊娠するわけないか、とこの頃はまだ余裕がありました。
それからさらに3ヵ月…妊娠しません。妊活を始めて6ヵ月が経っていました。
なぜ妊娠しないんだろう??
一人目はあんなにすぐに授かったのに…と少し焦ってきました。
そんな焦りが高まりつつある頃に、インターネットで不妊について調べてみると、二人目不妊の文字が目に留まったのです。
二人目不妊とは?私が不妊外来に行こうと決心した時期
一人目は特に意識しなくても妊娠したのに、二人目はなかなか授からない状態を二人目不妊といいます。
一般的に「不妊」とは、1年間タイミングを合わせて性交渉をしても赤ちゃんを授からなかった状態をいいます。
二人目不妊の場合はその期間がおよそ”半年”と考えるべきとされています。
原因としては以下のようなものが考えられています。
- 母体の加齢による卵子の老化
- 産後のからだの変化
- 子宮に関する疾患の増加
- 男性側の不妊原因の増加
- セックスレス
そして、一人目は自然に妊娠できたという安心から二人目不妊になかなか気づかず、治療の開始が遅れ余計に授かりずらくなってしまう場合もあるそうです。
まさに私が焦りだしたのは妊活を始めてから半年たった頃だったので、ここで初めて
これは不妊ということになるんだ…
と、知って少しショックでした。
しかし、幸いにも早い段階で気づくことができたと前向きに捉え、さっそく不妊外来を受診してみることにしたのです。
不妊外来に通い始めて半年。なかなか授かれず落ち込む日々。
不妊外来の先生に状況を説明すると、こんなことを言われました。
『半年間自分でよく頑張ったね。不妊治療は長くかかることもあるから、早めに来てもらって原因を調べた方がきっと気持ちも楽になって前向きに妊活に取り組めると思いますよ。』
正直、受診するのは焦りすぎたかな…と心配だったので、このような言葉をかけてもらって本当にほっとしました。
二人目不妊といっても、不妊治療の流れは一人目の不妊治療と同じ流れで行われます。
まずは血液検査をし、特に問題なければ次の月経終了後に正常に排卵しているかのチェックをするため、超音波(エコー)検査にて卵胞の大きさや卵巣に異常がないかを見ます。
それも問題なれけば、いよいよタイミング法から試していきます。
タイミング法とは、妊娠しやすいと言われる排卵日を卵胞経の大きさから推測し、排卵日の2日前から排卵日までに性交のタイミングを合わせる方法です。
先生からは『卵胞経がだいたい18mm以上になる◯月◯日頃にタイミングをとってみてください。』と指導されました。
初めてのタイミング指導は気恥ずかしいやら何やら不思議な気分でしたが、血液検査や排卵に問題がなかったことや、それまでの自己流ではなく先生から指導されたタイミングを知れたことでとても前向きになれたのを覚えています。
かなり期待した1回目のタイミング法でしたが、残念ながら妊娠しませんでした。
次こそは…と翌月に通院し、またダメ、その翌月もまたダメ…
こんなことを繰り返しているうちに半年が経っていました。
実際に、試したタイミング法は6回です。
その間、毎月生理がきてしまうたびに落ち込み、もしかしたら他に原因があるのかも…とどんどん不安になっていきました。
というのも、一人目で帝王切開をしている場合、傷口周辺で癒着を起こしてしまっていることがあります。
もし、それが卵管付近の場合、卵管がふさがって卵子が通過できなくなります。
例え、正常に排卵していたとしても着床できない状態になってしまっているというのです。
先生とも相談した結果、卵管がふさがっていないかをチェックする卵管造影検査をすることにしました。
卵管造影検査をし、これでダメなら本格的な不妊治療へ。
卵管造影検査とは、月経後(10日目頃の排卵前)に造影剤を子宮内に満たして描写する検査です。
子宮内腔の形や卵管の通過性、また卵管周囲の状態を確認するために行います。
卵管造影検査をすると卵管の通りがよくなるので、そこから約3ヵ月ほど妊娠しやすくなるそうです。
検査方法としては、バルーンカテーテルを子宮内に挿入し、レントゲン室で造影剤を注入してから撮影します。
かなり重めの生理痛のような痛みを感じる人もいれば、あまり痛みを感じない人もいるそうです。
私の場合は、『うっ』と少し唸ってしまうくらいの鈍痛がじわじわと来る感じでした。
結果、幸いにも左右とも卵管は正常に通っており、他にも異常はありませんでした。
先生からは『このあと3ヵ月はまたタイミング法を試して、それでも妊娠しなければ人工受精、体外受精や顕微受精などの本格的な不妊治療に進みましょう。』と言われました。
不妊外来への通院の決意から半年後、ついに授かった待望の二人目!
卵管造影検査後の3ヵ月は妊娠しやすくなるという言葉に、かなり期待しました。
しかし、ちょうど次のタイミングの辺りがゴールデンウィークで、病院も連休となってしまい正確な日にちを指導してもらえなかったのです。
まあ今月は難しいことは考えずに気楽にいくか。
と、開き直り、旅行に行って気持ちをリフレッシュしたりと楽しく過ごしました。
そして、翌月の生理後にまた来院しようとしていたのですが、生理が来ません。
まさか…(!)と、思い市販の検査薬で調べてみると、なんと陽性反応!
その後、病院できちんと検査してもらい妊娠が確定しました。
不妊外来へ通って半年、妊活を始めてからは約1年後に、待望の第二子を授かったのです。
卵管造影検査の後は妊娠しやすいのは本当だったんだという驚きと、タイミング法で毎回ストレスを感じながらよりもリラックスしている時の方が妊娠しやすいものなのかもしれないという発見がありました。
不妊治療でかかった費用はいくらだったのか?
みなさんが、不妊治療で気になることの一つが費用だと思います。
私の場合は、不妊専門の病院ではなく総合病院の産婦人科に通ったため比較的安くすみました。
だいたいの内訳は以下の通りです。
- 血液検査等・・・3,500円
- 排卵チェック・・・4,000円
- タイミング法・・・1,700円/1回(×6回なので計10,200円)
- 卵管造影検査・・・5,500円
もし、この次の段階に進めば、人工受精15,000〜20,000円、体外受精30万円〜、顕微受精30万円〜くらいの費用がかかることになります。
前向きな気持ちを忘れないことが私にとっては大切でした。
これが二人目不妊で悩んだ末に、不妊外来へ通院し、二人目を授かることができた私の体験談です。
不妊で悩んでいる方はたくさんいらっしゃると思いますが、不妊の状態は本当に人それぞれです。
私のようなパターンもあるのだな、と、少しでも参考になれば幸いです。
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