私は長男出産後、仕事を辞め専業主婦をしながら子育てをしていました。
そんな長男も3歳になり、4歳になる年には幼稚園に入園させたいと思うように。
調べてみると幼稚園とはいってもいろいろあり、我が子にはどんな園が合うのか迷ってしまいました。
そこで説明会や見学に行き、気になった幼稚園の※プレ幼稚園に通わせ比較してみることにしたのです。(※実際に幼稚園に通う前に体験できる制度)
目次
幼稚園といっても様々。どの幼稚園に通わせる?
入園後に後悔しないためにも、幼稚園選びは大切です。
一概に“幼稚園”といってもどんなものがあるのか、またどのようにして比較することにしたのか、我が家の場合を紹介します。
幼稚園にはどんな種類がある?
幼稚園に通わせるといっても「どの幼稚園に通わせよう?」と悩み、まずは通える範囲の近隣の幼稚園を調べてみることにしました。
すると私の住んでいる地域では、“幼稚園”といってもいろいろな形式のものがあることがわかりました。
- 区立幼稚園
- 私立幼稚園
- 認定こども園
- 幼稚園類似施設
- 無認可幼稚園
- プレスクール
それぞれの特徴を調べてみたところ、我が家には私立幼稚園が合っているのではないかということになりました。
通える範囲の私立幼稚園は4園あったので、それぞれのHPをのぞいてみたり、実際に見学に行ってみたり、在園児のママの話を聞いたりしてみました。
しかし2園まで絞ったもののなかなか決められません。
すると「プレ幼稚園に通わせてみたら?」と先輩ママからアドバイスをもらったのです。
プレ幼稚園とは?
プレ幼稚園は、正式に入園する前に幼稚園の雰囲気や環境に慣れてもらったり、子育て支援の一環として場所を提供することを目的として実施されています。
プレ幼稚園に入っていないと本入園できない場合もありますし、本入園とは全く関係なく地域のサークル的要素が強い場合など、様々です。
我が家の近隣のプレ幼稚園ではほとんどの場合母子同伴で、週1〜2日、1時間〜数時間ずつというものでしたが、中には母子分離で行ったり半日〜1日フルで通わせるというところもあるようです。
内容としては、リズム体操、工作、季節の行事など園によって様々な工夫がされています。
プレ幼稚園の入園までの流れ
プレ幼稚園に入園させることにしたものの、入園方法や費用は園によって様々でした。
入園方法や費用も選ぶポイントの1つだと思いますので、参考にしてみてください。
入園方法
だいたい2月頃に入園説明会があり、その後申し込みスタートです。
選んだ2園のうちの1つは【ネットでの申し込み】で、定員がオーバーしてしまった場合は【抽選】になるとのことでした。(しかし、家が近い順に選ばれているとの噂も・・・)
もう1つの園は、説明会の後に定員オーバーしていればその場で【くじ引き】というものでした。
書類審査や面接はなく、どちらも運次第というのは驚きでした。
ちなみに他の園では【申し込み順】で決まるというものがあり、入園希望者は受付時間のかなり前から並ぶというところもありました。
そのため、深夜からテントを用意して並ぶ親御さんもいらっしゃいます。
我が家は幸いにも、希望していた2園どちらも入れることになりました。
費用について
入園することにした2園を仮に【A幼稚園】【B幼稚園】として、それぞれにかかった費用をご紹介します。
【年会費】¥20,000(保険料・教材費他)
上記を指定口座に一括納入という形でした。なお、もし途中で退会しても納入済の費用は一切返ってきません。
クラスは隔週1回(月2回)1時間ずつの年間20回、母子同伴での開催でした。
【損害保険料】¥800
【月謝】¥3,000
(※月謝¥3,000×9ヵ月=¥27,000)
上記のうち、登録料と損害保険料を当選時にその場で支払い、月謝は月謝袋で毎月持参という形でした。5月〜2月(8月は夏休み)の実施なので9ヵ月分かかります。
途中で退会した場合、登録料と損害保険料は返ってきませんがその後の月謝は払わなくてよいということになります。
クラスは週1回1時間ずつの年間30回、母子同伴での開催でした。
プレ幼稚園での様子
いよいよプレ幼稚園スタートです。実際に行ってみると、園によってやり方や雰囲気などの違いに驚きました。
どんな様子だったのかそれぞれご紹介します。
A幼稚園
こちらの園は近隣でも有名なマンモス幼稚園です。
プレ入園の人数も多く、100名以上の幼児を6クラスに分けて受け入れていました。
プレで行われた内容は、リズム体操、工作、お店屋さんごっこ、パン作りなどです。
印象的だったのはあまり自由な雰囲気はなく、走り回ってしまう子はしっかりと椅子に座るよう促したり、みんなで同じ事をしましょうといった雰囲気だったことです。
「集団生活」というものをきちんと意識されていたように思います。
工作は、あらかじめ用意されたパーツを組み合わせて完成。子供がやるのは指定された場所にシールを貼るとか、スタンプを押すくらいなので、みんな同じような立派で綺麗なものが出来上がりました。
外で遊ぶことはなく、ホールで上履きを履いて体を動かす程度なので服や靴はほとんど汚れませんでした。
B幼稚園
こちらの園は比較的少人数の幼稚園です。
プレでは50名くらいの幼児を3クラスに分けて受け入れていました。
行われた内容はリズム体操、手遊び、工作、外遊び、季節の行事などです。
室内での工作より外やホールで体を動かして遊ぶことの方が多く、そして何より自由な雰囲気だったのが印象的でした。
リズム体操を一緒にできず走り回ってしまっても、先生は「そのうち一緒にできるといいですね〜」とあまり気にしていない様子。
工作も基本は子供にやらせる方針なので、決して綺麗とはいえませんが、それぞれの個性が出た子供らしいものが出来上がりました。
ホールでは基本裸足で、晴れていれば外でガンガン遊ばせるので、服や靴はかなり汚れました。
幼稚園の選びの決め手
プレ幼稚園に通わせる上で私が重要視していたのは「我が子に合っているか」ということです。
A幼稚園のプレに参加している時とB幼稚園のプレに参加している時では、長男の反応は全く違いました。
明らかにB幼稚園の時の方が生き生きとして楽しそうでした。
A幼稚園のように、小さい頃から集団生活を意識してきっちり教育されるのも素晴らしいと思うのですが、まだ3、4歳の子には自由にのびのびと過ごしてもらいたいという私の希望もありました。
それ意外にも以下のポイントで2園を比較した結果、B幼稚園に本入園させることに決めました。
- 自宅からの近さ
- 幼稚園の教育方針
- 延長保育があるかどうか
- 父母会などの親の負担の大きさ
- 年間行事の多さ
- ママたちの雰囲気
我が子に合った幼稚園に入園する事ができた!
各幼稚園のHPをチェックしたり、説明会に参加することで教育方針などのある程度のことはわかります。
しかし我が子に本当にあっているかどうか、子供が自ら行きたいと思える園かどうかというのは、プレ幼稚園に通わせてみて初めて実感できました。
またプレ幼稚園で出会えた先輩ママ(上の子が既にその園に通っていて下の子をプレに入れているママ)に実際の園や先生の雰囲気を聞くことができたのも大きかったです。
プレに2つ通わせるのはなかなか大変でしたが、おかげで我が子に本当に合った園に決めることができたと思います。
その後B幼稚園に無事合格し、今では毎日楽しそうに元気に通っています。
そして周りのママたちも自分と似た雰囲気の方が多く、とても仲良くさせてもらっていて、親子共々充実した幼稚園生活を送っています。
みなさんもお子さんに合った幼稚園を見つけられるといいですね。