先天性内反足?治る?遺伝?赤ちゃんの右足が曲がっていた体験談。

先天性内反足治る遺伝ギブス

赤ちゃんが健康で産まれてきてくれることは奇跡です。

三女を妊娠中「十月十日」妊娠から出産まで「無事に産まれてきてくれますように」と願いながら過ごしていました。

出産を終え、娘を腕に抱く事ができた時、助産師さんから「」の疑いがあると告げられました。

「先天性内反足って治るの?」
「どんな症状?原因はなに?」

出産という大仕事を成し遂げた直後だったので、夫婦で誕生を喜びつつも、聞きなれない病名に不安になった子供の疾患。

幸い娘は、小児科医から疑いありと診断され、専門医がいる医療センターを再受診し治療と自宅のケアを行った結果、1歳になる頃には戻り治りました。

今まさに、「先天性内反足」の疑いがある、診断を受けて不安に思っているパパとママの参考になればと思い、当時の体験を基にお話ししています。

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4年間のシングルマザーを経て再婚し、この夏、第3子を出産。「自分を好きでいられること」をモットーに日々邁進している。

産後まもなく「先天性内反足」の疑いがあると告げられました

先天性内反足治る遺伝ギブス予定超過で心配していたものの、三女は陣痛から出産まで1時間というスピード出産で無事に産まれてきました。 

夜中に陣痛が始まったため、主人も運良く立ち会うことができて大満足。

私たち夫婦は喜びに浸っていました。娘は助産師さんにタオルで拭かれたり、体重や身長などを測定してもらって、再び私と主人の元へ。

「少し右足が曲がってますね。」

「先生に見てもらわないとなんとも言えないんですけど、先天性内反足という奇形の可能性があります。」

と助産師さんから告げられました。

助産師さんが見せてくれた娘の右足は確かに内向きに大きく曲がっていました。
膝から下の骨も内側にかなり丸く反っているようにも見えました。

「そうですか。」

私の返事はやや淡白なものだったと思います。

驚き、ショック、もちろんありましたが、その時は三女の誕生が嬉しくて、足の奇形は些細なことのように感じたのです。

「先天性内反足」の病状や治療法、歩行はできる?徹底的に調べました

先天性内反足治る遺伝ギブス出産から一夜明けて冷静に娘の足のことを考えるとだんだんと不安になってきました。

「歩けるの?」
「治療が必要?」
「大丈夫なのかな?」

様々な疑問が湧き上がり、ネットで何時間も治療法や体験談などを検索しました。

足が内側に反る先天性の奇形で原因は不明

「先天性内反足」は、生まれつき足の変形がみられる疾患で、足全体が内向きで、足首が硬く、正常な位置に戻すことができません。

娘も授乳の際に、曲がった右足を正常な形へ戻そうと外側へ少しひねってみたのですが、手を離すとすぐに元の位置に戻ってしまうのです。

この症状は軽度のもの重度のものまであり、また、片足の場合もあれば両足の場合もあります。

また、原因は未だ解明されていません。

しかし、遺伝子異常などの遺伝的要素は完全には否定できないそうで、祖父母や両親が同様の疾患であるなどの家族性が見受けられます。

ただ、親が「先天性内反足」であっても必ず子供がそうなるわけではありません。

発症率は約1,000人に1人と言われており、男の子に多くみられるのが特徴だと説明をうけました。

治療法は手術とギブス固定、装具による矯正

「先天性内反足」と診断されたら、その場でギブスを装着させられ、矯正を開始します。

このギブスの処置の際、赤ちゃんが泣いて暴れてしまうため、ミルクを飲ませながら行うことが多いようです。

娘も生後10日目に専門医のいるこども医療センターを受診しました。その日は、直前にミルクは飲ませず、我慢させて病院に向かいました。

待合室に入った時に、看護師さんにも「ミルクは飲ませないでください」と言われたので、予備知識をつけミルクを飲ませずに病院に向かったのは正解だったなと思います。

治療は足の状態により人それぞれですが、主に手術とギブス、装具によって行い、足を正常な形にしていきます。

治療費や治療に必要となる装具は、オーダーメイドで作成したり、子供の成長に合わせて買い直しが必要だったりと高額ですが、健康保険が適用となります。

先天性内反足でも治療を行えば歩けるようになる

継続的かつ長期的な治療により、歩けるようになることがほとんどです。

しかし、治療をせずに放置した場合、足の甲で歩くようになったり、変形がひどい場合は歩くのが困難です。

「足の向きがおかしいな。」と少しでも感じたら相談してみましょう。

なお、「先天性内反足」により生活に著しく支障が出ている場合は、障がい者手帳を交付してもらえる可能性があります。

専門医がいる病院では「先天性内反足」と診断されませんでした

先天性内反足治る遺伝ギブス産後5日目、小児科医師による退院前診察の後で先生からお話がありました。

その内容は以下の3つです。

  1. 右足が内側に曲がっている
  2. 右足が左足よりも1.5cm程度小さい
  3. 股関節が固い

専門医ではないため、あくまで現段階での診察結果ですと念を押すように先生は言いました。しかし、先生の説明どおり、右足が小さく股関節が90度以上開かないようでした。

「先天性内反足」の場合、早期に治療を開始したほうが有効であるという情報を得て、生後10日目に専門医がいる大きな病院を受診しました。

予約した時も「先天性内反足」の疑いがあるという事情を受付の方にお話すると、予約枠いっぱいのところ、別枠で予約を受けてくれました。

結果は「先天性内反足」ではないだろうという診断でした。

子宮内での体勢が原因で右足が曲がっていた

多くの症例を見てきた専門医によると、娘はお腹にいる時に同じ姿勢で右足を圧迫していたため、右足が変形してしまったとのことでした。

確かに娘はいつもお腹の右側にいました。胎動で蹴るところもいつも一緒。まさかそれが原因で足が曲がってしまうなんて思いもよりませんでした。

また、先生に右足が左足より小さいことについて尋ねると、そこまでサイズに変わりはなく心配はいらないと言ってくださいました。

実際、娘は生後2か月頃まで左右の足にさがあったものの、半年もするとまったく同じサイズになっていました。

足の変形を改善するために行った家庭でのケア

足の変形を改善するために、先生から指示されたことは3つです。

  1. なるべく開脚させるように抱っこする
  2. 足の動きを制限してしまうようなおくるみ、抱っこ紐、抱き方はしない
  3. 足首や股関節を動かす体操マッサージをする
    アドバイスを取り入れ生活し、半年後には足はまっすぐになり、両足の長さもほぼ同じになりました。

    そして現在、1歳を迎えた娘は、上手に歩き始めています。

    専門医がいる医療センターを受診して良かった

    先天性内反足治る遺伝ギブス産まれた我が子の足が変形していたら、誰でも驚いてしまいますよね。

    しかし、私の娘のように見た目では「先天性内反足」に酷似していても、子宮内での体勢による一時的な変形の場合もあります。

    「先天性内反足」は産後や定期健診で指摘される事が多く、時にはお母さんが自宅で足の向きに異変を感じる事があるそうです。

    通われている産院や小児科には整形外科や専門医が不在の施設も多いため、セカンドオピニオンを受けておくとより安心かもしれません。

    初めて知る病名だと不安に思うかもしれませんが、「先天性内反足」の症状や治療を冷静に知る事で不安な気持ちは落ち着き治療やケアに集中できると思います。

    1人で抱え込まず、家族で医療機関によく相談してみてくださいね。

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