早産により妊娠36週で2484gで出産、低体重による未熟児部屋で一週間過ごした親子体験談。

私は第一子を流産するまで・・・

「妊娠は病気じゃないから、誰でも順調にいくものだと当たり前」こんな風に思っていました。

しかし、流産後は妊娠出産について沢山調べ、早産で低出生体重児が毎日のように誕生していることを知りました。
 
 
 
早産と聞くと、小さな赤ちゃんをイメージすることもありますが、36週で出産しても、それは早産と言います。

私はもとより体質のせいで第二子を妊娠したときから早産になる可能性を聞いていたので対策をとれていましたが、中にはいきなりの入院や、突然の破水など、イレギュラーにより早産となってしまう人も沢山います。
 
 
 
当然、早産となればNICUもしくは未熟児部屋など、保育器に入ることがほとんどです。
その時にかかる費用や、発達、その後の生活などで不安も沢山あると思います。
 
 
 
今回は、私自身が36週での出産、その後の育児を通して体験したこと。
早産になって今不安を抱えている人や、入院していてその恐れがある人に向けて少しでも役立つ情報を紹介していこうと思います。

0歳の女の子を育てている新米ママの菜波です。過去に一度、子宮頸管無力症が原因で、21週6日で男の子を流産した経験があります。そんな過去から、少しでも私と同じような思いをする人が減るように、妊娠出産に関して情報を発信していきたいです。

早産の定義について

早産は、妊娠36週6日までの出産を総じてそう呼びます。
また、22週未満は流産と言い、早産とは区別されています。
 
 
 
現在、日本は医療が発達してきているので、22週で生まれたとしても、助かる確率は上がっていますが、それでも早く生まれるほどリスクは上がります。

早産は、主に母体側に原因があることが多く、妊娠高血圧症候群や常位胎盤早期剥離、子宮頸管無力症などです。

子宮内で赤ちゃんを育てることができないと判断された場合は、ただちに帝王切開や手術などによって処置が行われます。参考文献:日本産婦人科学会HP

切迫早産で入院してから早産になるまで

私は早産になる前まで、1ヶ月の入院をしていました。

早産になってしまった経緯をお話します。

入院までの過程

私は32週頃、定期健診でお腹の張りの回数の多さと、子宮頸管が出産間近の人と同じくらい短くなってしまっていたことが原因で、即日緊急入院となりました。

張り止め薬のウテメリンは服用していましたが、それでも日常生活は難しいとのことでした。

薬の副作用が強く、点滴が続行できなかった

もともと、子宮頸管無力症と診断されていたため、子宮の入り口を糸で縛っていたのでよっぽどのことが無い限り生まれることはないと言われていました。
 
 
 
その為、入院中24時間点滴生活となり本来なら37週で抜糸の予定が先延ばしに。
点滴による副作用の肝機能障害がひどくなり、急遽36週0日で抜糸しました。

点滴をやめて出産するまで

午前9時に抜糸、1時間後に点滴をやめ、7時間後に破水してその1時間後に出産しました。

36週0日だったので、早産と診断され、出産時には小児科の先生も立ち会ってくださりました。

早産で起こった異常と早産児ならではの特徴

正期産でも異常が起こることもありますが、早産だとそのリスクが高まります。

私が娘を産んだ時も、小児科の先生から治療についての説明や、早産児の娘に起こったことを書いていきます。

早産時に起こった子供の異常

早産と言っても、私の場合は36週で生まれたため、肺機能など、最低限のことは発達した状態で生まれてきたため、NICUには入りませんでした。

しかし、「新生児無呼吸症候群」「低血糖」などの所見があり保育器に入ることとなりました。

体重が軽く(低体重)、眠りやすい

その後、血液検査やレントゲンの結果、命に関わるような症状はないと伝えられました。
やはり早産のためか、同じ日に生まれた他の赤ちゃんと比べ、一回り程小さかったです。

娘は出生体重2484gと2500g未満のため、低出生体重児と診断を受けました。
 
 
 
早産の子は、1ヶ月以上早く生まれるので、よく寝る子が多いと助産師さんから聞きました。

娘も生まれて産声を上げてから、退院まで、ほとんど泣くことがありませんでした。
寝ている事が多い為、3時間おきに未熟児回復室まで行って起こしなんとかミルクを飲ませていました。

ミルクがあまり飲めず、退院できなかった

早産の子は良く寝る子が多いと助産師さんから聞いていた通り、ミルクを飲んでいる間もすぐに寝てしまう娘。

決まった量を飲めなかったり、母乳をあげようとしても、眠たいのと吸啜力が非常に弱いことから直母ができませんでした。
 
 
 
退院時、娘の体重を基準値まで増えておらず、新生児黄疸も強く出ていたので、私だけ先に退院して、娘は入院となりました。

その後、黄疸はレーザー治療で回復し、体重もなんとか増えたので、私が退院して2日後に娘も退院できました。

早産の分娩費用と新生児の入院費用や入院日数

通常、37週0日以降の出産は全額自己負担となります。
早産の場合は、一部が保険適用となるので分娩費用も違いがありました。

 
 
 
また、早産の場合、ほとんどの子が保育器や、NICUに入ります。

私と娘、それぞれにかかった費用はあくまでも参考程度ですが、これから入院する人や、早産になって、お金に不安がある人はぜひご覧ください。

早産の分娩費用は保険適応

早産は異常分娩に分類されるため、保険が適用されます。
保険の場合は、分娩料がかからず、分娩介助料がかかりました。
 
 
 
差額ベッド代を除くと、総額42万。
分娩費用だけで見ると足が出ることはありませんでした。

差額ベッド代は、1日6,000円=5日間の使用で3万円でした。
また、第一子は21週6日の流産でしたが、分娩費用は30万ほどでした。

早産の新生児が保育器に入った場合の入院費用

うちの娘は、出生直後から4日間保育器に入り、一度出ましたが、新生児黄疸や体重の増加不良でその後2日間また保育器に戻りました。
 
 
 
総入院日数は8日間でしたが、その間にかかったお金の総額は約10万円です。

トータルでかかったお金と、返還されたお金

私は県外の病院で産んだので、子供の医療費補助が一旦全額自己負担となりました。
 
 
 
病院に自分の入院費10万(切迫早産の入院費含む)+子供の入院費の10万=合計20万を支払いました。しかし、その後自治体に申請しを行い子供の医療費のうち、おむつなどの自己負担を引いた7万円が返還されました。

また、出産した場合1人あたり10万円が支給され+切迫早産で医療保険も請求できたため、結果黒字40万~50万ほどになりました。
 
 
 
つまり、20万ほど用意しておけば、何かあっても安心です。

退院後の発達状況と健診、育児について

私は産後5日で問題なく退院。娘は退院できる状態でなかったため、期間を延長して入院していました。

退院後の成長が気がかりなお母さんもいらっしゃると思うので、ご紹介いたします。

退院から二週間健診まで

生後二週間後の母乳外来へ退院してすぐに参加しました。
この時、1日あたり10g程度しか体重が増えておらず、また来週来るように言われました。
 
 
 
なんとかミルクを飲ませようにも、寝てばかりでほとんどミルクを飲まない娘は本当に大変でした。
その後は頑張って飲むようになり、1日あたり40gの増加となったので安心しました。

1ケ月健診はクリア

問題もなく、体重の増加もよくて特に注意などは受けませんでした。

良く眠るので、病院で泣くことは1度もありませんでした。

保育園には生後5ヶ月から入園

私は、生後5ヶ月から預けました。

この時にはある程度、正期産で生まれた子に成長も追いついていました。
離乳食慣らし保育の間にできる所まで進めて通常の保育になりました。
 
 
 
園長先生いわく早産であっても、他の子と同じようにしっかり成長しているのであれば問題なく預かってくれるそうです。

保育園入園について成長が気がかりな方は、担当医と相談し入園を検討しても良いかと思います。

早産で生まれても正期産の子と同じように成長しました

早産で生まれた娘は、首座りや寝返りの時期は正期産の子と同じ時期に見られ、歯は6ヶ月の時にしたの前歯が生えました。

7ヶ月から9ヶ月の間にはつかまり立ちから伝い歩きをし、11ヶ月月には歯が上下で4本ずつ生えています。

離乳食もしっかり食べ、保育園でも他の子や先生と楽しそうに過ごしています。
早く生まれたからと言って、発達障害があったわけでもなく、特別な治療や育児をしたことはありません。
 
 
 
どうしても発達や病気が心配になるかもしれませんが、小さく生まれただけであって、ゆっくりと正期産の子の成長に追いついてきます。

1歳から3歳頃には、遅れた分も追いついてくると助産師さん、小児科の先生から伺っていたので、子供の成長ペースを焦らずゆっくり見守りながら子育て中です。

早産、低体重が気がかりなお父さん、お母さんの参考になれば幸いです、最後までお読みいただきありがとうございました。

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0歳の女の子を育てている新米ママの菜波です。過去に一度、子宮頸管無力症が原因で、21週6日で男の子を流産した経験があります。そんな過去から、少しでも私と同じような思いをする人が減るように、妊娠出産に関して情報を発信していきたいです。