【SDGsおすすめ絵本】こども向け話題の2冊をご紹介

SDGsおすすめ絵本

SDGs (エスディージーズ)このテーマに関する本や番組、イベントなども多く見られるようになりました。(Sustainable Development Goals (持続可能な開発目標)

新しい概念であり、今まさに活発な社会的動きになりつつある中、

「一体何をすれば子どももSDGsが理解できるの?」

「子ども向けにはどんな取り入れ方があるの?」

と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は親子で理解を深められるSDGs関連の絵本を2冊ご紹介します。

9歳、7歳、2歳の兄妹を育てながら、夫婦共にフルタイム勤務。 疲れない子育て、疲れない家事、疲れないパートナーシップを模索しながら ノンストップで家族と戯れています。いつもなんでも前向きに、をモットーに!

【読み聞かせにおすすめ】SDGs絵本その①

SDGsおすすめ絵本

『せかいでさいしょに ズボンをはいた 女の子』

(作者:キース ネグレー、 訳者:石井 睦美 、出版社:光村教育図書)

SDGsの5番目のゴール「ジェンダー平等を実現しよう」について学べる絵本のご紹介です。

ジェンダーという考え方は少しずつ日本に浸透してきています。その概念を子どもと一緒に知る、考える内容になっています。

女性初の軍医となった、メアリー・エドワーズ・ウォーカーという女性の子ども時代を描いた自叙伝です。当時は、女性がズボンをはくと投獄されていた時代。メアリーという女の子がズボンをはいたことは、大きな社会的変化を生み出しました。

メアリーは、自分を非難する大人に強く抵抗し「男の子のふくをきているんじゃないわ。わたしはわたしのふくをきているのよ!」と言い放ちます。

その姿は、大人の私たちにも意志を貫く勇気を与えてくれます。

表紙に見るジェンダー問題

こちらは淡い色使いと、親しみやすい挿絵、ひらがなで書かれた絵本です。

表紙には堂々とズボンをはいて歩くメアリーが中央に描かれ、その周りには怒ったり、顔をしかめたり、驚いたり目を覆ったりする人々が。

表紙のイラストから「どうしてこんな顔をしてメアリーを見ているんだろうね?」とお子さまの興味をかきたててみましょう。

想像できないお話の展開に意識を向かわせるチャンスに繋がると思います。

ズボンをはいたら笑われる?スカートをはくのは女の子だけ?

現代の子ども達は「女の子がズボンをはくのはダメ」なんて言いません。

では「男の子がスカートをはく」ことはどうでしょう?

ジェンダーに関する疑問をいくつか挙げてみましょう。自由な様でいて、抵抗があることって実は多いように思うのですが、皆さんはいかがでしょうか?

  • ピンクのランドセルを男の子が選んだらどう感じる?
  • 黒いランドセルは男の子専用?
  • 学校や会社で制服のズボンやスカートは選べる?
  • 女の子が「ぼく」って言ったらダメなの?

    この絵本は、お子さまにとって身近な「ズボン」や「スカート」が関わるストーリーが助けとなり、一見難しそうな「ジェンダー」という概念も解きほぐされていきます。

    お父さんお母さんの体験談なども交えて親子の話題にSDGsを取り入れてみてはいかがでしょうか。

    【読み聞かせにおすすめ】SDGs絵本その②

    SDGsおすすめ絵本

    『捨てないパン屋の挑戦 しあわせのレシピ』

    (著者:井出留美、出版社:あかね書房)

    2冊目はノンフィクション作品で、SDGsの12番目のゴール「つくる責任 つかう責任」について学べる絵本です。

    こちらは主に食品ロスについて考えるきっかけとなる絵本であると同時に、2022年の「青少年読書感想文全国コンクール課題図書」に選ばれた作品です。

    パン好きを魅了する表紙と読みやすい文体

    パンの素朴さがそのまま印刷されたようなシンプルな装丁で、真っ白な表紙に大きなカンパーニュの絵が描かれています。本文中に写真が掲載されているパンにそっくりで、今にも焼きたてのいい香りが漂ってきそうです。

    本作品は非常にわかりやすい文体でたくさんの章に分けて綴られています。「捨てないパン屋」としてパンを作るきっかけとなったエピソードや、パン修行に出かけたフランスでの出来事、主人公であるパン職人田村さんのお人柄など盛りだくさん。

    1~数章を何日かに分け「続きは明日」と締めれば、翌日の読み聞かせタイムも楽しみになるでしょう。

    芋づる式に現れる問題、問題、また問題!

    この本に出てくるパン職人、田村さんの悩みは1つ。それは「(愛情込めて焼いたパンを)捨てたくない」ということ。

    ところがこの1つの悩みを完全に解消するためには10も20もやるべきことがあった、という大切な気づきに、田村さんだけでなくわたしたち読者も直面します。

    捨てないためには余らせない、余らせないためには作らない、作らないならお客は増えない、お客が増えないなら儲けが少ない、儲けが少ないと職人を雇えない、雇わないなら自分だけでやるしかない、自分だけでやると時間がかかる……という調子です。

    様々な葛藤や出会いを経てたくさんの問題を1つずつ解決し、ご夫婦で「捨てないパン屋」になった田村さん。「捨てたくない」という気持ちから出発し、豊かな人生を手に入れます。

    読み聞かせをきっかけに、自分が踏み出せる第一歩を考えてみよう!

    この絵本をきっかけに、お子さまと一緒に「食べ物をすてること」について考えてみませんか?

    すてる>悪くなったから>とっといたから>多すぎて食べきれなかったから>作りすぎたから…と、疑問を掘り下げると「どうすればいいのか」を考えやすくなり「5人家族だから5人分作っていたけれど4人分作ることにする」など単純な行動に落とし込めますよね。

    それを日々積み重ねていくことで、自分の生活に変化がもたらされるはず。そしてそれを親子ともに肌で感じられるのではないでしょうか。

    絵本からSDGsへの理解を深めよう

    読み聞かせや読書は、親子のコミュニケーションの定番ともいえます。

    その中でSDGsを一緒に学び、計画し、実行していく工程はともに成長が期待できると思います。
     

    SDGsに関する絵本は幼児~小学生向けまで出版されています。

    お子さまの年齢に合わせて、興味のあるテーマを見つけ親子で共有し話し合ってみましょう。

    きっと、関心が高まり学びのチャンスに繋がると思います。

    是非、図書館や書店で一緒に探したり読んだりしてみてくださいね。

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    9歳、7歳、2歳の兄妹を育てながら、夫婦共にフルタイム勤務。 疲れない子育て、疲れない家事、疲れないパートナーシップを模索しながら ノンストップで家族と戯れています。いつもなんでも前向きに、をモットーに!