子どもと一緒に家庭菜園をしよう!食育に運動に・・・秘められたメリット
水泳や英語、習字にお絵かきなど、小さな子ども達の為のお稽古事は数多く世に溢れていますが、日々おうちで出来る家庭菜園が、実はそれらのお稽古事に負けず劣らずな教育的メリットがある事をご存知ですか?
自然が沢山の地方で、広大な畑がある!という事では無くても、東京のような都会に住んでいても、おうちのベランダなど、プランターを一つ置ける小さなスペースがあれば、大きな場所が無くても簡単に始められます。
季節の野菜を子どもと一緒に育てて美味しく食べる。この楽しい作業をするだけで、子どもの教育にはとっても良い影響を沢山秘めている家庭菜園。
種を土に植え、水や肥料をやり、育っていく過程を子どもにしっかりと見せてあげる事。
ではそこに、どんな嬉しい効果があるのでしょう。早速ご紹介します。
目次
野菜を好んで食べるようになりやすい
スーパーへ買い物に行き、綺麗に並んでいる野菜を見ると、それが野菜だという事は解っても、一体どう育っているのかまでは、子ども達にはなかなかわかりません。
子どもにとっては、「食べ物はスーパーに当たり前に自然に並ぶもの」と思っている場合も多いのです。
そうなると、子どもにとっては、野菜はお菓子のように甘いわけでもなく、美味しくなくて苦手!それなのに親は野菜を食べろと言ってくる!と、なかなか好きになれない存在になっても仕方ないものかもしれません。
食べ物が出来るまでの過程を知る事で、感謝の気持ちが高まる
家庭菜園を親がやっていても、子どもは無関心ではなく、必ず子どもにも参加させてください。
土を手で触り、そこに来る虫たちと触れ合い、時に害虫を取り除き、肥料や水をあげて日々世話をさせるのです。そういった経験をする事で、子ども達は「野菜が育つまでにはとても手間と時間がかかる」という事を知ります。
すると、野菜以外の食べ物に関しても、どうやって出来ているのだろうかと興味を持ち、それらも簡単には出来上がらない。更にはそれを調理してくれる人がいて、やっと食べ物になるだという、日常に溢れる様々な人の手間を感じ取ります。
いろんな経験から食べ物に対する感謝になります。
実際に筆者の周りでも、自分で野菜を育てるようになってから出した食べ物を残さず食べるようになったという子どもは少なくありません。
コンビニや冷凍食品ではない自然の食べ物で正しい味覚を育てる
コンビニやスーパーで売られているレトルト食品や冷凍食品など、手軽に手に入り簡単に準備が出来る食事の味のレベルがどんどん高くなっている現代ですが、防腐剤や着色料、そして人工甘味料等の化合物質が含まれているものがほとんど。
それらの物質を日頃から摂取し続けると、美味しいと感じる味覚が鈍ると言われています。と言うのも、これらの物質によって美味しいと感じるようになると、それでないと美味しいと感じられなくなるという意見もあるのです。
まとめ
大きな土地が無くても、庭に畑を作る事が出来なくても、プランター一つが置けるスペースさえあれば、家で簡単に野菜を育てる事が出来ます。
春はイチゴ、夏はトマト、秋はニンジン、そして冬は小松菜など、季節によって育てる野菜が変わる事で、野菜の旬を知る事も出来ます。
そしてそれがきっかけで、野菜以外の食材の旬にも興味が向く可能性も高いでしょう。
また、家庭菜園を通して、食べ物を育てるとは、食べ物を食べるとは、など、いつもの会話にちょっと深い、でも楽しく食育にもなるテーマを加えてみてください。
楽しく育てておいしく食べる事で、小さな子どもの感性を育ててみてはいかがでしょうか。
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