コロナ禍の今だからこそきちんと考えたい里帰り出産のメリット・デメリット

これから出産を迎えようとする方の中で「里帰り出産」について検討しているけれど・・・

「コロナ禍の今だからこそメリット・デメリットを考えて決めたい!」

と思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
 
 
 
私自身は、二人の子供どちらも里帰り出産を選びました。
この経験で、実際に感じたことを率直な意見で皆さんにお伝えできればと思います。

5歳女児と3歳男児の2歳差育児奮闘中の28歳ママです。地元を離れ、慣れない土地・知り合いもいない環境から始まった育児。現在進行形の毎日ドタバタ育児を皆さんと共感・共有できればと思っています。

コロナ禍で里帰り出産を希望、気を付けるべきポイントとは?

コロナ禍の中、里帰り出産をするということ自体ハードルが高くなりつつあります。

断念せざる負えないケースもあり、里帰りがスケジュール通り出来ないという事も念頭に置いて計画しましょう。

里帰り出産の場合、2週間の健康観察期間の後から検診を行う地域もある

新型コロナウイルス感染症対策として、里帰りを希望される妊婦さんへ2週間の健康観察期間を設けるなど病院も対応に追われています。

また、里帰り出産の受け入れを一時中止したり制限している病院もあり、実家でのサポートが受けられない可能性も考えておく必要があります。
 
 
 
里帰りを断念せざる負えない時は「ファミリーサポート」「産後ケア事業」など自治体によるサポートも利用できます。

その他にも、「家事代行サービス」や「新生児保育可能なベビーシッター」「一時預かりができる施設」なども調べておきましょう。

コロナ禍での里帰り、移動手段も慎重に選ばなければならない

「ワクチン接種を受ける」
「人の多い時期や時間を避ける」
「本来なら新幹線のところ自家用車で帰省する」
「感染リスクを抑えるため、PCR検査を実費で受ける」

など、対策も必要不可欠です。
 
 
 
帰省する前の自分や接触者の体調管理、帰省先の家族の状況などあらゆることを考えて決める必要があります。

日々変わる感染状況、里帰りから自宅に帰る時期の見通しが立たないケースに巻き込まれるといった可能性も大。
 
 
 
日本産科婦人科学会・日本産婦人科医会は可能な限りお控えていただきたいと発信しています。
しかしながら、里帰りを余儀なくされる場合は医学的安全性について、十分健診担当医や分娩医療機関とご相談し、それぞれの担当医・医療機関のご判断に従う事と掲載されていました。
参考文献:公益社団法人 日本産科婦人科学会

ウィズコロナの時代、1人で悩まず相談し里帰り出産を計画しましょう。

里帰りの出産の準備&いつから帰省がベスト?

里帰り出産の準備として必要なことは、いくつかあります。

難しいことはないので事前にしっかり準備してきましょう。

里帰り出産の準備や手続き

まず、里帰り先の病院へ里帰り出産をしたいという旨を伝え、連絡をします。何も問題がなければ、最初にかかっている病院へ里帰り出産の希望を伝え紹介状を書いてもらいます。
 
 
 
私は飛行機に乗る必要があったので、主治医にいつまでに乗るなど決まりはあるか聞きましたが本人の体調次第とのことでした。

ウィズコロナの時代、航空会社によっては条件があるかもしれないので事前に条件など確認しておきましょう。
 
 
 
また、母子手帳を発行した市町村で妊婦健診代など回数券などがあり無償で受けられると思いますが、里帰り先では利用できません。里帰り先での妊婦検診代は一旦現金で建て替え、出産後に戻って市町村に後日申請する必要があります。

高額とまでいかないですが、多少の金額は準備する必要があります。

里帰り出産は妊娠後期の帰省がベスト

出産前にお仕事をしている方や、上の子がいるなど状況によって変わるとは思いますが、正期産に当たる37週までに帰省は絶対です。

個人的には妊娠30週~35週までに帰り、気持ちに余裕を持った状態で出産を迎えるのがおすすめです。
 
 
 
とは言え、新型コロナウイルス感染症が拡大​している事もあり場合によってはベストな時期に帰省できるとは限りません。

原則帰省先で2週間待機せざる負えないケースもある為、妊娠が発覚し「里帰り出産」を希望しているのであれば早々にご家族と医師と相談しましょう。

2回の里帰りで感じたメリットとデメリット

メリットしかないと思い里帰り出産を決めましたが、実際に経験してやはりデメリットもあると感じました。

また、二人目以降は、上に子のことも考えてスケジュールを決めなければならなず、自分自身だけの問題ではないと感じました。

里帰り出産のメリット

自分の生まれ育った土地で、産前産後を過ごすのは気持ちの余裕が持てました。

なにより自分自身の親が近くにいるという最大のサポートがある事が心強かったです。
 
 
 
何かあったときのサポートを主人に頼ることも出来ましたが、仕事の関係で毎晩帰りも遅く、一人の時間が多かったので里帰りを選択しました。

里帰り出産のデメリット

デメリットを上げるとすると、やはり里帰り出産を終え自宅に戻った時の差に耐えられるかどうかだと思います。

帰宅後は、当たり前のようにいてくれた親のサポートが受けられなくなります。

大げさかもしれませんが、いざ一人で子育てを始めようと思った時、一気に孤独を感じ泣く事もありました。
 
 
 
また、上の子を連れての里帰り出産をする際には、パパとの関係性を崩さないようコミニケーションが必要になります。

「テレビ電話をする」「お手紙を書いて送る」「パパはお仕事頑張ってるからねと伝える」など子供のメンタル面のケアが必要になります。

里帰り出産後の家事育児は大変、もしもの時の預け先やサポートを確保しておこう

一番大変なのはとにかく里帰り出産後だと私は思います。
 
 
 
私の体験談ですが、産後かなり重度の乳腺炎になり三日間ほど40度以上の高熱が続いたことがありました。乳腺炎で熱が上がると思っておらずただの風邪にプラスして乳腺が詰まってしまったのだろうと思い込んでいました。

里帰りから自宅に戻ったばかりだったので、「家事も育児も頑張らなきゃ!」と追い込みすぎていた為、当時は誰にも頼らず一人で泣いていました。

里帰り出産後は、家事と育児のペースを掴むまでが大変だったように思います。
 
 
 
里帰り後は、体調不良になった際に生後まもない子供を連れて病院へ行くのも大変ですし、預け先やサポートできる施設などを調べておくと良いかもしれません。

出産後は「甘えられるうちに甘えて」過ごそう

出産後は、「思っている以上に知らないこと」「想定外なこと」が起き、想像以上に大変です。

出産は大仕事、産後は赤ちゃんのお世話に直面します。手伝って貰って申し訳ないと思い、一人で頑張りすぎてはダウンしてしまいます。

甘えられる存在やサポートが利用できる環境にあるなら、甘えることが一番大事だと思います。

 
 
 
「夜中の授乳で日中が眠い時に少しだけ赤ちゃんを見て貰う」
「ご飯の支度をお願いする」
「慣れない沐浴を手伝って貰う」

etc・・・里帰り出産をしたのなら甘えるだけ甘えていい!私はそう思います。
これをするだけで産後の体の回復も、気持ちの持ち方も変わると思います。
 
 
 
二回の里帰りで両親にたっぷりとサポートして貰った経験から、将来自分に孫が出来た時は同じように手伝ってあげようと思いました。

コロナ禍で里帰りがスケジュール通り計画できない方も多くいらっしゃるかもしれませんが、今回の体験談が参考になれば幸いです。

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5歳女児と3歳男児の2歳差育児奮闘中の28歳ママです。地元を離れ、慣れない土地・知り合いもいない環境から始まった育児。現在進行形の毎日ドタバタ育児を皆さんと共感・共有できればと思っています。