前回に引き続き、今回も便利で大人気のウォーターサーバーに関するお話しです。
前回は、子どもが誤って熱いお湯を出して怪我をしてしまった!というような事が無いよう、ウォーターサーバーの各メーカーが工夫しているチャイルドロックに関するお話しでした。
そして今回は、実際に飲むお水についてのお話しです。ウォーターサーバーと聞くと、ミネラルウォーターをお家で簡単に飲める機械というイメージを持たれる方が多いかと思われますが、実際はそれ以外にもチョイスがあります。
ではどんな種類のものがあるのか?
小さな子どもがいる家庭にはどっちがオススメなのか?
味は?安全性は?
様々な疑問に迫ります。
お水は天然のミネラルウォーターだけではない?
美味しい水の源泉から汲まれたお水には、自然の恵みである様々なミネラルが豊富に含まれており、これらが健康を保つのに役立ってくれます。
汲まれた水は、殺菌処理をされて容器に詰められ、皆さんのご家庭に届きます。
しかし、ウォーターサーバーを購入しようと様々なメーカーを調べていると、もう一つのお水の存在に気付きます。
それが“RO水”です。
RO水とは、RO膜と呼ばれる逆浸透膜を通してろ過された水の事で、不純物が限りなくゼロに近いと言われています。
元々、お水を好きなだけ使う事が出来ない宇宙船の中で使用され、これによって宇宙船内でお水を再利用する事が出来るようになりました。
また、2011年3月11日に発生した東日本大震災後、原発セシウムが飲み水に混入してしまうのではないか?と問題になりましたが、RO膜はこの原発セシウムをもろ過するという力を持っています。
これにより、赤ちゃんのミルクを作るためにお水を使う場合、不純物がほぼゼロのRO水を使えたら安心、という声があり、小さなお子さんがいる家庭では、天然水ではなくRO水を使う場合も多いようです。
天然水とRO水どちらが美味しい?どちらが安全?
味という事で言うと、天然水がリードしていると言って良いでしょう。それもそのはず、天然水に含まれているミネラルは、それぞれ特有の甘味を含んでいます。これが、美味しいお水と判断する上では大きく関わってきます。
その反面、RO水は不純物が限りなくゼロ、つまりはミネラルすらもろ過してしまいますので、味がほぼ無いと感じる人が多いようです。メーカーの中には、小さな赤ちゃんでも安心して飲めるRO水にミネラルを加えて販売しているというところもあります。
味はミネラルが左右すると言う事ですね。
しかし安全性という観点で言うと、前出の通りRO膜は原発セシウムすらもろ過するという効果がある事から、確かに安心と言えます。とは言うものの、天然水も現在販売されているものでセシウムを始めとした有害物質が検出されたというものは今の時点では無いようです。
また、天然水でも軟水であれば赤ちゃんのミルクを作るのに特に問題は無いので、購入する時には、どういった源泉の水なのか、どのような殺菌方法をしているのかを確認出来れば安心して選ぶことが出来るでしょう。
また、天然水とRO水のどちらも取り扱っているメーカーも増えていますので、しっかりと納得するまで考えて選ぶ事が出来ると言えるでしょう。
まとめ
簡単にお湯を使えたり、飲みたい時にすぐお水を飲むことが出来るウォーターサーバー。
重い水をスーパーなどで購入して家まで自分で運ぶ必要もなく、定期的に配達してくれ本当に嬉しい存在ですよね。
だからこそ、安心して安全に小さなお子さんがいても問題なく使えるように、そして自分の用途や考えに合うお水をしっかりと選んで、ぴったりのサービスを見つけてみてください。