多くの妊婦さんが経験するつわり。
1人目のつわりは自分の休みたい時に休めても、2人目、3人目妊娠中だとそうはいきません。
上の子がいる状態でのつわりがどのようなものだったのか、私の体験談をご紹介します。
1人目のつわり中の過ごし方
1人目を妊娠した時、私は働いていました。
つわりに関しては、友人から聞いた話やネット上の情報でしか知識がなく、自分はどのタイプのつわりなのかもわからず不安でした。
妊娠12週頃になってだんだんと味の好みが変わってきたり、日常のいろいろな匂いに敏感になったりすることが増えてきました。それは日に日に辛くなっていき、吐き気を感じるように…おそらく“吐きづわり”と呼ばれているタイプのつわりでした。
食事の好みは極端になり、匂いにも敏感になり、毎日ご飯を作るのが辛かったです。
仕事中は気を張っているからかなんとかなっていたのですが、帰宅時の電車の中ではグッタリする日々…吐き気をもよおして途中下車したこともあります。
家に帰ってからはすぐに横になり、夕食はゼリーのみ、という日さえありました。
中には水分さえ取るのもままならず入院を余儀なくされる方もいらっしゃるので、私のつわりはそこまで重くなかったのかもしれません。
しかしこの時は「つわりってなんて辛いんだ」と思っていました。
仕事をしていたものの、1人目のつわり期は、ある程度自分のペースで休めたり食事を抜いたり簡単なものに出来るなど恵まれています。ですが、1人目のつわり中には、そんな風には考えもしませんでした。
待望の2人目を妊娠、1人目とはタイプの違ったつわり
長男が2歳1ヵ月の時、2人目を妊娠しました。不妊治療を乗り越えての待望の2人目だったので、それはそれは嬉しく思っていました。
しかし、妊娠8週頃になり早くもつわりの症状を感じるようなりました。
1人目の時とは少しタイプの違うつわりで、吐きづわりというよりは「食べづわり+無気力づわり」とでもいうのでしょうか、とにかく何もしたくない…横になっていたい…というタイプのつわりでした。
この時も食の好みは激変し、匂いも嗅ぎたくないものもあれば、常に何か食べていないと逆に気持ち悪い状態です。
「何か」というのは何でもいいわけではなくその時によって全く違い、ジャンクなものが良い時もあればゼリーやアイスなどがいい時もあったり、おにぎりやパンがいい時もあったり…ととても厄介でした。
2歳児の子育て+つわりのWパンチだった2人目のつわり期
この時すでに仕事は辞め出産育児に専念していたので、つわりもどうにか乗り切れると思っていたのですが、それは甘い考えでした。
専業主婦となっていたため、長男は保育園には入れず私が家で見ていました。
体調不良の中、まだ言葉もほとんど出ておらず、オムツも外れていない、一人遊びは長く続かない、妊娠していることなんて到底理解できていない…という2歳1ヵ月の子の相手をするというのは予想以上に大変なものでした。
ありがたいことにママ友が家に来て相手をしてくれたり、預かってくれたりということも度々ありましたが、もちろん毎日は無理です。うちは両親、義両親ともに遠くに住んでいるので頼ることもできません。
そして、何よりも辛かったのは食事の世話です。
2歳児といえば食べ盛りです。
こちらは匂いも嗅ぎたくないし全く食べたくないものでも、ある程度栄養を考えたメニューを作って食べさせなければならないのです。マスクをしながらなんとか料理したり、作り置きしておいた常備菜をチンするだけで済ましたり、もちろん市販のお惣菜に頼る日も多々ありました。
そして家事の合間は横になっていたいのに、、、
「ママ見て」
「ママ遊ぼ」
「ねぇねぇ」
「ママ、ママ!、マーマ!!」
2歳児をほったらかして横になっているわけにもいかず、相手をするのは本当に辛かったです。
1人目のつわりで、自分のペースで休めたことがどれだけ幸せだったのか身に染みて実感しました。
3人目の妊娠発覚、辛いつわりはこうして乗り越えた
1人目よりも2人目のつわり期は大変だったものの、無事に長女を出産。その後、長男4歳7ヵ月、長女1歳10ヵ月の時になんと3人目の妊娠が発覚しました。
以前よりも直近の上の子と年齢が近くなってしまったので、きっとつわり期はしんどいぞ…と覚悟しました。
今回のつわりは妊娠12週頃からはじまり、「吐きづわり」の日もあれば「食べづわり」の日もあるような混合タイプのつわりで、頭痛も頻発しており家事の合間はやはり横になっていたい感じです。
しかし長女はまだ2歳手前。休ませてくれるわけもないか…とあきらめていたのですが、予想外のことが起きます。
なんと、4歳の長男が妹の相手をしてくれるではありませんか!?
昼間は幼稚園に通っているものの、家にいる間はなんやかんやと長男が妹の相手をしてくれます。
妹の方も初めは「ママー」とこちらにくるのですが、私が相手できずにいると諦めて兄の方へ行って楽しそうに遊んでいます。
また私が横になっていてちょっと遠くにあるものを取りたいなという時も頼めば取ってきてくれたり、「ママお腹に赤ちゃんがいるんだから横になってていいよ。」と優しい言葉を掛けてくれたりまで!
とはいってもさすがにまだ4歳なので、妹にご飯を食べさせたりお風呂に入れたりということはもちろんできませんし、まだまだ手がかかる時もあります。
しかし「自分1人で1日中1歳児の相手をしなくていいんだ」と思わせてくれる長男の存在は、とても大きかったです。
まとめ
「3人目だなんて、上の子が2人もいてつわりとか本当に辛かったでしょう」
と周りからよく言われましたが、私の場合少し違ったなと思います。
勿論、つわり期中、必ずしも兄妹が仲良く遊んでいてくれる訳ではありません。喧嘩をして大変な時や、上の子が2人いるからこそつわり中にしんどいと感じるシーンも多々あります。
しかし、私のつわり期に関して言えば、上の子が頼りになった3人目のつわりは2人目の時より楽に過ごせたように感じています。
つわりのタイプや程度は本当に個人差があります。また、上の子との年齢差や両親のサポートが受けられるかどうかなどで、乗り越えられる環境はとても変わってくると思います。
ただ、つわりは必ず終わります。
私の場合は、妊娠16〜19週頃にはつわりの症状は落ち着きました。
私の体験談が、2人目、3人目を考えているママにとって少しでも参考になれば幸いです。