仕事を休まずに不妊治療を続け両立したい、人工授精編。

不妊治療は周期の中で通う日数が多いこと、お金がかかることは漠然とわかっていました。

仕事を辞めて不妊治療に臨んだ方が精神的に楽だし、その気持ちの余裕が妊娠に繋がるかもしれないとも考えたのですが、子供が授かるまでにいくら治療費が掛かるのか全く見当がつきません。
 
 
 
それに、子供が授かるまでに貯金を使い果たしてしまったら「妊娠中の生活」「出産」「子育て」に支障が出るかもしれません。

子供が授かったことで終わりではなく、家族が増えればその分お金がかかるというのに、それでは何のために不妊治療をしたのか分からなくなってしまいます。
 
 
 
私は、精神的余裕よりも、不妊治療をする上で必ずかかる金銭面を考えて、仕事は続ける事にしました。

今回は、不妊治療と仕事の両立の悩みについてご紹介します。

由奈

34歳の時AMH0.1未満と診断される。5歳年上の主人は精子無力症。不妊治療を諦めた後、結婚13年目に自然妊娠し、40歳で元気な男児を出産。スポーツ好きの歯科衛生士。

不妊治療中、仕事は急に休めない

私の勤めていた歯科医院はスタッフの数に余裕がありませんでした。
そして、パートで働く私たちも配偶者控除を受けられるギリギリの金額までシフトを組んでいるので、勤務時間を増やすことはできません。
 
 
 
インフルエンザなどの感染症でない限り、熱があっても休まないのは当たり前。

小さな子供がいるスタッフは保育園から「お迎えに来て下さい」と連絡があると迎えには行きますが、子供を連れて職場に戻ってきて勤務時間まで働きます。

私は歯科衛生士の仕事を始めてから約20年間、親戚の葬儀でさえも出席したことがありませんでした。
 
 
 
職場である歯科医院は予約制なので、出勤するスタッフの数で患者の数も調整します。
患者30人を歯科衛生士3人で診るのと、2人で診るのとでは全く忙しさが違います。
そこを理解しているので、お互いに急に休むことはしないし、どうしてもという場合でも必要最低限しか穴を開けないのです。
 
 
 
もし不妊治療の日と重なってしまった場合、勤務日を交代してもらうことも考えましたが・・・。
みんな子供の習い事や自分の予定を考えてシフトを組んでいるし、急に変更することは嫌がられるのでは?と、思いました。
 
 
 
私にとっては1日も早く子供が欲しいところですが・・・。
他の人からしてみたらきっと「いつまで待てば良いかわからない事」

あまりに仕事を休んだり、シフトの変更をすれば仕事を辞めなければならなくなってしまうかも知れないとも考えました。

不妊治療を始めたことを黙っていたい

不妊治療を開始するにあたり、「いつまで続けるのか?」ということを考えました。

1回や2回で子供が授かると分かっていれば職場に伝えたかも知れませんが、治療をいつまで続けるのかは私にも分かりません。

伝えればきっとスタッフは心配してくれたり、気を遣ってくれたりするだろうし、なかなか子供が授からなければ干渉されることにストレスを感じるようになるかもしれません。

話したところで結局自分自身も職場に気を使うことになるだろうと考え、不妊治療を始めたことを黙っていました。
 
 
 
しかしながら、職場に不妊治療を打ち明けていなかった事で、貴重な人工授精のタイミングを逃してしまう事もありました。

その理由は、人工授精を行う日が仕事のシフトと重なるからです。
仕事は急に休めないので、仕方なく人工授精をキャンセルする事も。
 
 
 
この日のために卵胞チェックに通っていたのですから、人工授精をキャンセルしたことを主人に伝えると怒られました。
その時は、今の職場のままで不妊治療を続けるためには仕方がないと理解して貰いました。

人工授精をしない周期は、タイミングをとる日を教えて貰い妊活を行いました。

不妊治療と仕事を両立する為に行った事

結論から言ってしまうと、特別何かしたということはありませんでした。
パートで働いていたので有給もありません。
 
 
 
不妊治療のために職場を変えたわけではないのですが、クリニックまでの距離の近さは仕事を続けながら通える理由の一つだったかも知れません。
 
 
 
家からも、職場からも、原付で15分程のところでしたので、仕事が少しくらい押してしまっても、急げばなんとか間に合うと思える距離でした。
 
 
 
もう一つ、終日勤務が週に一度だけだったことも仕事との両立ができたポイントだと思います。
 
 
 
午後から仕事の日は午前の早い時間に予約をとり、人工授精を行いました。

人工授精の日は特に拘束時間が長いので、朝一番で予約をしても終わるとお昼近くなってしまいます。

コンビニでパンを買って、クリニックからそのまま職場に向かうこともありました。

人工授精の流れ

人工授精を行うには卵管が通っていることが条件です。

生理が終わり、卵胞が大きくなってきた頃エコーにて卵胞チェックをして人工授精の日を決め、排卵日前に人工授精を行います。
高温期は黄体ホルモンを補充する薬を飲みました。
 
 
 
人工授精を当日にエコーを行うと、既に排卵していた事もありました。

「排卵をして間もないので人工授精が行えないことはありませんが、確率は下がります。キャンセルすることもできますがどうしますか?」と説明を受けましたが、少しでも妊娠する見込みがあれば・・・と、予定通り人工授精を行いました。

人工授精の方法

まずは精液をクリニックに持ち込むのですが、採精してから時間がかからない方が良いと言われたので、予約時間に合わせて採精してもらっていました。
 
 
 
人工授精では、予約時間の1時間前に精液をクリニックに届けます。
培養士に「精子調整」という作業を行ってもらう為です。
これは、未熟精子や死滅精子、不純物などを取り除き、成熟精子を準備する作業です。
 
 
 
精子の準備ができたら内診台にあがりエコーにて卵胞の大きさを確認した後、細い管を子宮に入れて、精子を注入します。
少し冷たい感覚はありましたが、特に痛みなどはありませんでした。
5分ほど時間を置いて内診台から降り、終了です。

人工授精の費用について

精子調整、エコー、人工授精、黄体ホルモン補充薬を含み、費用は21,600円でした。

当然、妊娠しなくてもかかる金額です。

私たちは不妊治療を行わなければ子供は授からないと言われたので出費は仕方がないのですが、普通の人はお金をかけずに子供ができると思うと、とても大きい金額だと思いました。

人工授精の日が決まるまで続くエコー検査

人工授精を行う日の決定は、卵胞の大きさが目安になります。
私の通っていたクリニックでは、卵胞の大きさの目安は20mmでした。

つまり、卵胞が20mmにならなければ人工授精の日が決まらないため、エコー検査に通わなければなりません。
生理周期から判断し、20mmになる頃にエコーの予約をとるのですが予想よりも育っていなかった為「また2~3日後、エコーに来て下さい」と、言われることもありました。

卵胞がなかなか大きくならない時はだいたい「前の周期で仕事が忙しくイライラした」「嫌なことがあって落ち込んだ」など思い当たる節があり、女性の体というのはとても繊細だなと思いました。

精液検査の結果が悪く、人工授精キャンセル

精子調整後、子宮に入れるだけの量が確保できなければなりません。
精子運動率が20%ということがあり、子宮に入れるだけの量が確保できないため、人工授精がキャンセルになってしまったことがありました。

この時は、精液検査の代金のみ支払いました。

助成金について

市のホームページに助成金の請求について必要な書類が記載してあったので、それを揃えて市役所に申請をしに行きました。

市の助成金は治療費の7割、上限63,000円まで受けられたので、今まで行った人工授精分を全て請求し、上限まで助成金を受けとりました。

(一般不妊治療(人工授精)費助成は自治体によって異なります。)

人工授精6回リセット。ステップアップすれば、妊娠できるのかな?

5回の人工授精が終わった頃、季節が変わり冬になっていました。
 
 
 
主人の精液検査の結果も、寒さで悪くなったのかも知れないと思いました。
私の体の冷えが不妊に関係することも危惧していました。
 
 
 
これ以上同じ方法を試しても意味がないのかもしれないと考え、体外受精にステップアップしたいことをクリニックに伝えた上で、6回目の人工授精を行いました。
 
 
 
体外受精であれば卵の状態を見ることができるし、受精卵の状態も見ることができます。
どこでつまずいているのかが分かれば、改善策がみつかり、妊娠できるかも知れません。
 
 
 
まさか自分が体外受精をすることになるなんて…。
 
 
 
年齢を重ねるほど妊娠しにくくなる事は、クリニックの勉強会にて教わりました。
初診から1年が過ぎ、この頃だんだんと焦りが出てきました。

次回は「排卵誘発剤の反応やAMHの検査」についての体験談をご紹介したいと思います。

(AMH(アンチミューラリアンホルモン): 抗ミュラー管ホルモンともいい、発育過程にある卵胞から分泌されるホルモンの事です。)

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