1人目出産の時、予定日から遅れる事1週間。
50時間の陣痛に耐え3625gのビッグベイビーを出産しました。
2人目の妊娠が分かってからというもの、ただただ陣痛の痛みに怯えながら過ごしていました。
2人目の分娩時間は1人目の半分程度とよく言われていますが、
「半分でも1日以上かかるじゃないか。」
と、陣痛が怖くて泣いた日もありました。
今回は、陣痛に怯えて過ごした妊娠期間中の気持ちや土壇場で無痛分娩にて出産を行った体験談を掲載しています。
目次
予定日までの1週間はひたすら出産レポを読み漁り
1人目の時も出産レポは読んでいましたが、2人目以降の出産レポを1週間前くらいから暇さえあれば読む日が続きました。
どの出産レポを読んでもやはり1人目よりは2人目の方が分娩所要時間が短いと書いてあるものばかりでした。
私は出産レポを読むことで陣痛中のイメージを持ち、怖いながらにも読み終わるとどこか少し気が楽になっていました。
何の陣痛前兆もないまま予定日前日に
1人目の時と違い、上の子のお散歩などで運動量は多めに取り、「産院では子宮口は柔らかくなってるね〜。予定日より前に産まれるかも〜。」と、正期産に入ってから検診のたびに言われていました。
本当に自分でも「本当に産まれるのか?!」と、思うくらい前駆陣痛があるだけで、その他は何もなく予定日前日まで過ごしました。
しかし、予定日前日の早朝にトイレに行くとおしるしが!
1人目の時はおしるしがないままの出産だったので、少し動揺しましたが、出産レポートを読んでいたお陰でおしるしだと気が付けました。
前屈陣痛が始まるとお産のトラウマが蘇る
おしるしが来てから数時間後にいつものような前駆陣痛で目が覚め、おしるしもあったため念のために陣痛間隔を測りました。
しかしながら、5〜15分を行ったり来たりだったので産院から言われていた10分に安定するまで頑張ろうと思い、耐えていました。
間隔はバラバラなものの、少しづつ痛みは増していきました。
しかし間隔はこの時点でも、5〜10分と安定はしていなかったので前駆陣痛かと思い更に耐えました。
前駆陣痛だと感じてから2時間が経った頃には痛みに耐えられないと言うよりは、1人目の出産での痛みを思い出し、恐怖で泣いてしまう程でした。
それを見た母が産院に電話してくれ、病院に行く事に。
前駆陣痛だと思っていたらまさかの本陣痛だった!
産院に着いて受付している間に陣痛が来て耐えていると、「えっ。2分間隔で陣痛来てるよ!すぐ※LDR行くよ!」と。
まさかの産院に着くまでの15分であれよあれよとお産は進んでいました。LDR室に入って内診してもらうと既に子宮口は5センチ開いていました。
しかし私はそれでも「この痛みよりもっと痛くなるのか。」と、その恐怖で号泣し、精神が乱れていました。
そして陣痛中に先生が「1人目も時間かかってたし無痛分娩のモニター今日なら麻酔科の先生来てるから出来るんだけどどうする?」と、提案してくださり即答で無痛分娩する!という事になりました。
※(LDR:陣痛(Labor)、分娩(Delivery)、回復(Recovery)の頭文字で、陣痛から産後までを同じ部屋で過ごすお産のシステム)
無痛分娩開始
無痛分娩の麻酔投与方法は、痛みが出て来たら自分でボタンを押して薬を追加するというものでした。
しかし、私はお産が半分以上進んでからの麻酔投与だったため、痛みは軽減されたものの無痛ということではありませんでした。
無痛分娩を開始する前と比べると7割減くらいの痛みでした。
なので、しっかりいきみたいタイミングも分かり、無痛分娩開始から出産までは3時間程度でした。
無痛分娩を経験してみて
無痛分娩に対してのはじめのイメージは私自身は良くないと感じていましたが、実際に経験してみてどんな方法でもお産は命がけだと感じました。
無痛分娩には麻酔投与のリスクもあります。
しかし、恐怖でどうしようもなかった状態のまま出産をするより、少しでも痛みを軽減させて少しでも落ち着いた気持ちで赤ちゃんを迎えられた事はとても良かったと思います。
恐怖で泣いて呼吸も乱れながらの出産だと赤ちゃんも苦しかったのではないかと思うので、無痛分娩を経験出来て本当に良かったです。