男性も育休改め育業を取得した方がいい。育休取得までの流れと過ごし方について。

男性育休いつから

最近、東京都では、育児休業を取得しやすくするために「育休」にかわる名称を募集し「育業」と改められ、ニュースで話題になりましたね。

ですが、まだ男性の育休については「えっ?取得できるの?」という印象が残ります。

子どもを授かった時、出産が近づいて来た時、出産後の育児が始まった時など、夫婦で「男性の育休」について考える機会はたくさんあると思います。

では、実際に取得する際には、どんな心づもりや段取りが必要なのでしょうか?

ここでは夫婦で育休を取得した体験談を掲載しています。

主に、「申請するタイミング」「職場での段取り」「復職前の職場とのコミニケーション」「育休中の過ごし方」をご紹介しています。

また、あまり知られていない「パパ・ママ育休プラス」制度についても掲載しています。

これから新しい家族を迎える方に、育休を考える材料になれば嬉しいです。

9歳、7歳、2歳の兄妹を育てながら、夫婦共にフルタイム勤務。 疲れない子育て、疲れない家事、疲れないパートナーシップを模索しながら ノンストップで家族と戯れています。いつもなんでも前向きに、をモットーに!

男性の育休の申請は、出産予定日の約4~5ヵ月前から準備が◎

男性育休いつから
今回、夫婦で育休を申請した背景には主に3つの理由がありました。

  1. 第3子の出産であること
  2. 夫が単身赴任中であること
  3. 両親のサポートが難しいこと
第3子の妊娠から出産まで単身赴任中であった夫は、週末しか家族と過ごせませんでした。
その為、夫婦で育休を取得するにはどうしたら良いか話し合いを行いました。

まず帝王切開を行う予定日の前日から2ヵ月間は夫も家に居られるように、職場の休暇制度を調査しました。

その結果、「配偶者出産休暇」という、出産をしない男性労働者でも取得できる「産休」があると分かり、育児休暇と合わせて申請しました。

出産予定日より約4~5ヵ月前には会社に希望を伝え、周囲の了解も得て、引継ぎなどの業務も進めました。

男性の育休は、会社の実績に繋がる

育休を申請するにあたり、夫は人事課と上司に「男性が育休を取得する」という事は「会社の実績にもなる」と伝えていました。

「男性が育休を取得した実績がないから」

「育休を申請する男性が少ないから」

と・・・最初から諦めている方もいらっしゃると思います。

ですが、会社の利益に繋がり、職場環境が良くなるという事をアピールすれば理解を得られるかもしれません。

結果として、上司と同僚に「育休を取得する」事を快く受け取ってもらえたようです。

男性の育休は、本人の意思がないと進まない

男性の育休取得で重要なポイントは、本人の意思です。

周囲がどれだけ育休の必要性を説いても、申請する本人に迷いがあるとスムーズに進まない事もあるかと思います。

私の夫は、第3子出産を迎え育休の必要性を感じ、会社に申請する事に抵抗も感じず積極的に動いてくれました。

いくら国が推奨しても、「本人のためらい」があれば男性の育休取得には繋がりにくいでしょう。

男性も女性もためらわず「育休」を取得できる日本でありたいですね。

「パパ・ママ育休プラス」か「通常の育休延長」どちらを選ぶ?

「パパ・ママ育休プラスという制度について、聞いたことはありますか?

パパとママが同時に育休を取得すると、それを条件に育休期間を延長することが可能になる2010年からスタートした制度です。

通常の育休を延長するのと、パパ・ママ育休プラスの内容は似ているようで異なり、それぞれにメリットとデメリットがあります。

その為、どちらを選択し活用すべきかは、夫婦でよく話し合い検討しておきましょう。

職場で利用したことがある方がいらっしゃれば、教えてもらうのもおすすめです。

条件等は厚生労働省のHPに掲載されているので是非チェックしてみてくださいね。

参考:厚生労働省「両親で育児休業を取得しましょう!」

育休後の初出勤日について事前に連絡を行う

復職面談の有無にかかわらず、遅くても初出勤日の1ヵ月前までには、会社に連絡をしておきましょう。

予定通り育休を終えられるのか、延長の必要があるのかなど、正確に上司や人事課と共有しておく事が大切です。

その方が、変更への理解も得られやすく、また職場での段取りもスムーズです。

育休が明け、職場復帰する際は、手土産などを持参し感謝の気持ちをしっかりと伝える事も大切です。

育休中の夫の過ごし方

男性育休いつから
夫が育休を取得することで妻の負担が増えては本末転倒ですよね。

育休中に夫にお願いしたい家事や育児は明確にしておくと「こんなはずじゃなかった!」という事は回避できますよ。

我が家では下記、3つの育児と家事が夫の担当でした。

  1. 上の子たちの送迎
  2. 食事の準備(献立考案~買い物、料理、片付け)
  3. 洗濯・掃除・トイレ・お風呂掃除(家を衛生的&清潔に保つこと)

2年弱単身赴任でマイペースに暮らしていた夫ですが、目まぐるしい家事と育児をなんとかこなしていました。

趣味の時間を割くのも難しくなり、子供達が寝静まった明け方や夜中にひっそりと、読書や勉強、ピアノなどを弾いて楽しむ日を設けていました。

家事と育児を同時進行する工夫を取り入れる

育休中の夫は、毎日のルーティン生活にプラスして「ながら家事」「ながら掃除」を意識し過ごしていました。

「洗濯しながら掃除機をかける」

「保育園のお見送りの後に買い物を済ませて帰る」

「食洗器を回しながら調理をする」

など、2つ3つの家事と育児を同時進行する工夫を取り入れて貰いました。

また、保育園の送迎と併せて買い物が出来れば効率化を図れると、朝9時から空いているスーパーも調べて利用していました。

家事掃除では、時間を長く確保する必要がない「ながら」がおすすめです。

こまめに少しづつ取り掛かれる為、苦手な人でもストレスなく続けられますよ。

育休中、張り切りすぎると続かないので要注意

「よし、育休中は妻と子供達の為に張り切って頑張るぞ!」と思っていても長続きしないのもの。

特に、家事が苦手な方ほどアレもコレも空回りしがちです。

その結果、数日経過した頃には、色んな事が億劫になりやらなくなってしまう・・・なんて事も。

不慣れな家事と育児、全てを最初から完璧にこなすの大変難しいです。

では、要領よく過ごすにはどうすれば良いのでしょうか?

育休中「使ってよかった!」サービスやグッズ、家電をご紹介します。

時間的にも精神的余裕にも繋げることが出来るので是非、参考にしてみてください。

  • お掃除ロボット:他の家事をしている間に掃除が進みます。
  • 食器洗浄機:お湯で洗うので楽にきれいに仕上がります。
  • トイレスタンプ:流すたびに便器内を掃除してくれる優れモノ。
  • 洗濯機やお風呂場の乾燥機能:干す時間を短縮してくれます。
  • ほうきとちりとり:音がほとんど立たないので、いつでも気軽に掃除できます。
  • 家事代行サービス:買い物代行や作り置きなどが依頼できます。
  • シルバー人材サービス:一般的な家事代行サービスよりコスパが良いです。

    その他、ベビーシッターや産後ケアのサービスなども必要な方は利用を検討してみると良いかと思いますよ。

    育休中の夫婦の過ごし方

    男性育休いつから
    2ヶ月間の育休を振り返り、有意義に感じた夫婦の過ごし方についてご紹介します。

    【産後すぐの1~2ヵ月は、母体の回復にも寄り添う】
    普通分娩と帝王切開による出産では、産後の状態が大きく異なります。

    私は帝王切開だったため、痛みがひどい時は赤ちゃんのお世話を夫にお願いし、ゆっくり休む事ができました。

    出産を終えたママの身体について、情報を集めておくことも大切な「準備」や「寄り添い」に繋がりると思います。

    【初めの一歩から、夫婦でともに育児を学んでいく】
    授乳、おむつ交換、抱っこの仕方など、初めてのことにパパだけでなく、ママもドキドキしますよね。

    夫婦で同じ目線に立ち、同じことに驚いたり喜んだりする中で、今までの育児からさらにレベルアップ出来たように思います。

    【家事育児の分担についてたくさん話し合う】
    いつまでも「頼まれたからやる」「頼まれていないからやらない」という姿勢ではいられません。

    お互いが自ら気が付いて行動する為には、たくさんの話し合いが必要になります。

    夫婦で意見がぶつかる事もありましたが、家族への思いやりを忘れず、ベストな方法を育休中は話し合うよいきっかけになりました。

    【相談窓口をもっておく】
    かかりつけ候補となる小児科を始め、婦人科医や、一般開放している保育園や児童館、家事サービスなど、住まいからアクセスの良い範囲にあるものを積極的に探してリストアップしておくと、安心です。

    「こんなことに悩んだらここへ聞く」という相談窓口の目星をつけておくのです。

    実際使うことがなくても、育休中に夫婦で共有しておくだけでも心の保険になります。

    ぜひ、男性も育休を取得しよう

    ご夫婦で相談するだけで答えがでないのが「男性の育休」だと思います。

    法律の制定が進んだとしても、職場の理解が得られない、本人は前向きではないなど、一朝一夕で取得率が高まるものではありません。

    それでも、男性も女性も「育休」を気兼ねなく取得できる社会に変わっていくことを願うばかりです。

    なぜなら、家族に関わる時間は多ければ多いほど一体感が高まり、チームのようにお互いを支えあう意識が芽生えたからです。

    また、産休や育休中は孤独を感じることも多いですが、側に認めてくれる夫が居てくれた事でとても心強いと感じ過ごす事ができました。

    これからご出産、育児が控えている男性には育休を取得して欲しいと思います。

    今回の記事が参考になれば嬉しいです。
    最後までお読み頂きありがとうございました。

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