「比べちゃいけないと思いつつ…ほかの子との成長を比較してしまう。」
言葉の遅れ・学習面や集中力・運動神経やコミニケーション能力など3歳頃の子供は特に、他の子との成長の差が明確に分かる年頃だと思います。
「うちの子は、お友達と比べて出来ない事が多いかも。」
そう気がかりに思っている親御さんもいらっしゃると思います。
私も3歳の息子の発達に関して気がかりに思う事があり、悩んだ結果「発達検査」を行いました。
今回は、息子が受けた発達検査を受けるにいたった経緯、そして内容、検査結果後の母親としての関わり方を体験談を基にご紹介しています。
目次
3歳の息子に発達検査を受けさせた理由【癇癪・噛みつき・長泣き・寝つきの悪さ】
3歳の息子は新生児の頃から反り返りがひどく、一度泣くと1時間以上泣くのが普通の男の子でした。寝るのも下手で寝かしつけに抱っこで2時間かかるのは普通。癇癪もひどく私も常に疲弊していました。
そんな息子は幸い言葉を話すのが早く1歳になったころからポツポツと話すことができました。
しかし、話すことができるようになった頃からひとり言が多く、目が合うこともなくずっと気になっていたのです。
保育園でもお友達に噛みつくことが多々あり、思い切って市の保健士さんに相談することにしました。
発達検査の予約は数か月待ちが基本
発達検査は予約はとっても取りにくいと言われています。
私の場合は、前々から保健士さんへ息子が育てにくいことを相談していたためスムーズに発達検査をしましょうという話になりました。
発達検査の話を聞いた時には「まさかわが子が?」という気持ちと「やはり発達になにかあるんだろうな。」という気持ちでした。
発達検査を検討中の方は、今予約してどのくらい先のスケジュールを押えられるのかを確認しておく事をおすすめします。
発達検査の費用は自治体で受けると無料です
発達検査は自治体で受けたので、費用はかかりませんでした。
検査日までは、普段通りに過ごすだけで特に準備する事はありません。
当日は癇癪防止のためにお菓子も持って行ったのですが出番はありませんでした。
また検査日はありがたいことに0歳の妹も一緒に同行する事ができました。
娘と息子と一緒に受付を済ますと、私だけ席につくように促され問診がスタート。
- 【片足立ちできますか?】という身体的な内容
- 【たら れるという言語を繰り返し言えますか?】という言語的な内容
- 【お友達と一緒に遊ぶことができますか?】という対人関係を聞く内容
その場で私が答えられない問診内容に関しては、息子の側にいき実践。
息子と娘は保育士さんや先生が遊び方を見守りながら、アットホームな感じで検査が進みました。
発達検査の結果は【年齢相応】
すべての問診が終わると診断結果を先生から伝えられます。
息子の結果は、「発達自体年齢相応」との事。
噛みつきも理由があることが多いので気にする事はないけれど、あくまで3歳前なので正確なものではないとの回答です。
中でも今後注意すべきは、母である私の言葉かけ(声かけ)だとアドバイスを頂きました。
息子の自己肯定感を高める接し方
先生にアドバイスを頂いた「息子への接し方」をご紹介します。
ついつい、癇癪や噛みつきなどの落ち着きがない息子を見ていると・・・
「だめ。そんなことしないで。」
という否定形の言葉で注意していました。
発達検査後は、否定形ではなく肯定して育児を進めていくというアドバイスを頂きました。
「その遊び楽しそう。だけど危ないよ。」
という受け入れてやめさせるパターンや・・・。
「こっちの遊びも楽しいよ。」
という注意をそらすパターンなど。
できるだけ、息子に否定の言葉を使わないようにしました。
自己肯定感を高める事を日常で意識し、子育てに取り入れる努力を行いました。
発達検査と同時にねんねサポーターにも相談
夜泣きや、寝つきの悪さにも悩んでいたので、「ねんねサポーター」さんにも相談を行いました。
現在は、寝つきの悪さに関しては、保育園でのお昼寝がなくなった事で解消。
ねんねルーティーンとして「おやすみのハグ」のち、「電気を消す」と10分程で眠るようになりました。
夜驚症※のように30分程全力で長泣きをする事も。
(※睡眠中に突然、恐怖、興奮した表情で悲鳴のような声を上げて覚醒してしまう病気)
夜驚症の時は、こちらの声が聞こえていない様子なので、ハグしたり、抱っこしたり、起こしたり、泣き止むのを待つ形です。
翌日、息子に泣いていた理由を訪ねても覚えていない事が多く、ねんねサポーターさんに相談。
鉄不足が原因かもしれないという事だったので、鉄分を接種して様子を見ているところです。
夜泣きや寝つきに関して悩みがある方は、ねんねサポーターさんに相談してみると改善されるかもしれません。
発達検査を終えて約半年、言葉かけで癇癪や噛みつきが落ち着いてきた
検査を終えて積極的に息子にプラス思考の言葉かけ(声かけ)をかけていくようになりました。
検査を受けて約半年、私が育てにくいと感じていた息子ですが、私の言葉かけと態度で少しづつ変わっていきました。
現在は、だいぶ噛みつきも癇癪も収まってきました。
育児は人を育てるという責任重大なこと。
責任とともに愛情をも伝えないと人との関係もうまくいかず、癇癪を起す事もあるのではないかと思うようになりました。
私自身も睡眠時間を存分にとり息子の癇癪にも冷静に対処している結果、随分と息子も私も精神的に落ち着いてきました。
10人に1人は発達に問題の抱える子どもがいるという時代
みんな育児には大なり小なり悩みがあります。
自分の子どもが発達に問題を抱えていてもおかしくありません。
私自身、わが子も発達の問題をクリアできた訳ではないでし、現在進行形で悩みはつきません。
特に発達に問題を抱えるお子さんを持つ親御さん自身も悩みすぎる事で、睡眠不足や食欲不振になり、コンディションが低下するケースもあります。
余裕がなくなると子育てにも影響しくるので、親子で睡眠と食事はしっかりと摂ってくださいね。