「仕事をしていると子供がパソコンを触ったりして邪魔をしてくる」
「テレビの音や子供の声でWEB会議に集中できない」
実際にテレワークと育児の両立を経験した人の声ですが、あなたも同じような悩みを抱えた経験があるのではないでしょうか?
2020年の初め、突如世界中に広がった新型コロナウィルスの猛威。
感染を拡大させないための措置として緊急事態宣言が発令され、私たちの生活様式は大きく変わりました。
それは勤務スタイルにも影響を及ぼし、国の主導でテレワーク勤務への切り替えが急速に進むこととなりました。
更には保育園の登園自粛や休校もあいまって、育児とテレワークの両立を強いられることとなり、いきなりのことであなたもだいぶ困惑した事でしょう。
では、テレワークは子育て世代には向かない、デメリットだらけの勤務スタイルなのでしょうか?
今回はテレワークと育児の両立について、以下の3つのテーマに沿って考えていきたいと思います。
- 育児とテレワークの両立は可能か?
- 育児とテレワークを両立させるための工夫
- どっちを選ぶ?メリットデメリットから考える出社orテレワーク
新型コロナウイルスの感染者数が日々増えている現状もあり、今後テレワークを導入する企業が増えてくる事が予測されます。
このページを読んで、テレワークについての悩みや不安が少しでも解消してもらえれば幸いです。
テレワーク経験者にアンケートを実施
プリママーズでは、実際にテレワーク勤務を経験したことがある子育て世代のママさんを対象に、”テレワークと子供に関するアンケート調査”を行いました。
テレワーク歴が長い人や、新型コロナの影響で急遽テレワークになった人など、様々なママさんに回答していただきました。
経験者が感じるメリット・デメリットや、テレワーク時の悩み、両立させるための工夫を交えて子育て世代のテレワークについて考えていきます。
それではさっそく、アンケート結果を元に育児とテレワークの両立は可能かどうかみんながどう感じているのか、どのようにすればうまくいくのかを紐解いていきたいと思います。
目次
育児とテレワークの両立は可能?
実はテレワークによる働き方が適しているとされる人たちの中に【妊娠・育児中の人】も含まれ、育児世代が積極的に利用することが推奨されています。※日本テレワーク協会による
昨今まで様々な理由により、テレワークの普及は広く進んできませんでしたが、新型コロナの感染拡大防止のために多くの人がテレワーク勤務に移行することになりました。
そしてそれは育児世代にも同様に波及しました。
では実際に育児とテレワークの両立を経験した人たちは、この二つの両立に対してどう感じたのでしょうか?
本当に育児とテレワークの両立は可能かどうか、アンケート結果を見ながら考えてみましょう。
7割の人がテレワークと育児の両立は難しいと感じている
育児とテレワークの両立を経験した人たちに「子育てをしながらテレワーク(在宅勤務)の両立は難しいと感じますか?」と質問したところ、約7割の人が「難しい」と回答しました。
この結果により、多くの人が育児をしながらのテレワークは難しいと感じていることがわかります。
では、具体的にどのような点で難しいと感じたのか、下記の表をご覧ください。
「子育てをしながらテレワーク(在宅勤務)をしていて一番悩んでいることはなんですか?」と言う質問に対しての回答です。
1番多かった回答が「まとまった作業時間を確保できない」で、続いて多かったのが「仕事も子育ても家事も非効率で中途半端になる」「子供が仕事中に阻止(邪魔)してくる」と言うものでした。
仕事は集中力を要することなのでできるだけ継続して行いたいものですが、子供の邪魔が入ったり合間に家事を行ったりしてしまうとどうしても集中力は途切れてしまいます。
途切れ途切れの集中力ではやはり効率性は落ちてしまうものです。
こうしてアンケート結果を見てみると、育児をしながらのテレワークには様々な困難が生じることがわかります。
これだけ多くの人が育児とテレワークの両立は難しいと感じているのに、子育て世代にテレワークが推奨されているのは何故なのでしょうか?
これには社会的にあまり知られていないテレワークの利用環境の条件が関係しています。
両立ができないのは当たり前!必要以上に落ち込まないことが重要
テレワークは出勤しなくても良いことから、”家で子供を見ながら仕事ができる”と思われがちですが、実のところそれは大きな間違いなのです。
厚生労働省委託事業であるテレワーク総合ポータルサイトによると、テレワークの利用環境については”育児や介護と仕事を同時に行うことは事実上できない”とし、実際に在宅勤務を導入している企業をみても、テレワークでの勤務時間中は子供を保育園などに預けるということを原則としている例が多く見られます。
多くの人が認識している「テレワークだから家で子供を見られる」と言う考えはそもそも間違いで、テレワークであっても保育園や学童に子供を預けなければ仕事をすることは難しいことなのです。
つまり育児とテレワークが両立できないのは当たり前のことなのです。
テレワーク経験者の半分以上の方も「テレワーク中は、保育園・学童に子供を預けないと仕事が出来ないと感じた」と回答されています。
育児世代にテレワークが推奨されている理由は、あくまでもワークライフバランスの調整や子供の急な病気や行事に対応するためであり、決して子供を見ながら仕事をするためではありません。
コロナ禍のようなイレギュラーにより育児とテレワークを両立することになっても、できないことに自分を責める必要はないのです。
そのような状況は一時的なものだと諦め、仕事の達成度や期待値を下げて対応していく他ありません。
子供の年齢や人数によっても仕事のしやすさは変わってくる
子供を見ながらテレワークをすることは不可能とされつつも、「自分の周りのママたちは育児とテレワークを両立している・・」と感じて落ち込むこともあるかもしれません。
一概に子供と言っても、年齢によって対応は様々です。
未就園児くらいだと、長時間1人で遊ぶことができません。
長く遊べるおもちゃを与えたとしても、親と一緒に遊びたい、遊んでる様子や遊びの中で達成できた事を見ていてほしいと思う気持ちが強く、頻繁に親の気を引こうとします。
ですから小さい子を見ながら昼間に長く集中して仕事をすることは難しいと言えます。
少しお兄さんお姉さんになると、昼寝をしなくなるので昼間はかなり活動的になりますが、親の言うこともわかる様になるので、少しずつ仕事の時間を確保できる様になるでしょう。
アンケートにおいても、「子供が3歳以上ならテレワークはしやすいと思う」と回答された方もいらっしゃいました。
小学生以上となれば更に仕事の時間は確保しやすくなります。
しかし先ほどの「子育てをしながらテレワークをしていて一番悩んでいることはなんですか?」という質問の回答の6番目にあるように、「子供の家庭学習や宿題も見なければならない」と言う問題が新たにプラスされてきます。
子供とスケジュール調整の話し合いをし、「この時間で宿題に一緒に取り組もう」とあらかじめ時間を確保しておくと良いでしょう。
また子供が複数いる場合、子供同士で遊んだり宿題を教えあったりと言うプラスの作用も期待できます。
家族が多いと騒がしくなったり家事が多かったりとテレワークにおいて大変な部分もありますが、家族間で協力しあえる体制が築きやすいとも言えます。
このように家庭環境によってもテレワークと育児の両立の難易度は変わってきます。
「他の人はできているのに私にはできない」
と誰かと自分を比べて落ち込む必要は無いのです。
意外にも同僚や上司は育児をしながらのテレワークに寛容
育児をしながらのテレワークで一番困る状況はWEB会議の時なのでは無いでしょうか。
アンケートにおいても、
「WEB会議中に子供が邪魔をしてくるので困った」
「子供のオンライン授業の声や動画の音とWEB会議の声が被ってしまった」
と言う声が多く見られました。
仕事の邪魔はしてほしくないけど、子供の様子が気になるので子供と付かず離れずの距離でテレワークする方も多いはず。
そのため子供がWEB会議に乱入したり、声が入ったりと言うハプニングが度々起きてしまい、ヒヤヒヤしながら仕事をする羽目になってしまいます。
あなたも子供を見ながらの仕事で効率性が落ちたり邪魔が入ったり、周りに迷惑をかけているのではないかと不安に思ってはいませんか?
しかし意外にもあなたの周りの方たちは、暖かな目で見守っていますので気にやむ必要はありません。
アンケートでも職場の方達から優しい対応をしてもらったと言う声が多数ありましたので、一部を紹介いたします。
「事前に子どもが在宅であることを伝え、WEB会議中に子どもの声や姿が入っても受け入れてもらえました。」
「会議中に時々抜け出して子供の様子をみに行くことに嫌な顔せずに対応していただきました。」
「効率よく仕事をすすめられなくても大丈夫だと理解を示してくれました。」
このように子供を見ながらのテレワークに理解を示してくれる人は一定数以上いますので、もし心ないことを言われたり理不尽な扱いを受けたとしても、それが世間一般的な反応ではないのだと理解しておいてください。
また、育児とテレワークの両立で周りに迷惑をかけてしまっていると感じることがあるなら、何か別の機会で仕事を肩代わりしたり手助けをしたりなど、相互に支え合うことが望ましいかもしれません。
育児世代も大変な思いをしていますが、そうでない方も不自由を強いられていたりと誰もがそれぞれに不満を抱えていますから、私たち全員で力を合わせて乗り越えていくことが重要です。
育児とテレワークの両立は環境しだい
お伝えした通り、子供を見ながらテレワークで仕事を効率的に行うことは難しいので、基本的にはテレワークであっても子供は保育園に預ける方が仕事に支障が出ません。
育児とテレワークの両立がうまくできないからと言って落ち込む必要はないと考えます。
しかし子供の年齢や人数などの家庭環境や、職場の就業規則などによってテレワークのしやすさには差が出てきます。
家族や会社に協力してもらえる体制が整っていれば、育児とテレワークの両立は可能になるかもしれません。
そこで次のテーマでは、子供を見ながらテレワークを両立させるための工夫を、アンケート調査の結果をもとにして様々な点から考えていこうと思います。
育児とテレワークを両立させるための工夫
育児とテレワークの両立は難しく、テレワークであっても子供は保育園や学童に預けたほうが良いと言うことがわかりました。
しかし子供を保育園や学童に預けることを基本としていても、子供を見ながらテレワークをしなければならない状況は今後も起こりうることです。
ではそのような状況になった場合、うまく育児とテレワークを両立させていくためにはどのような工夫をすれば良いのでしょうか?
アンケートに答えていただいたテレワーク経験者のおよそ9割の方も子供を見ながらのテレワーク中、何かしらの工夫をしていると考えています。
具体的にどのような工夫を行なっているのかも見てみましょう。
「テイクアウトや宅配を利用し家事を軽減」することや、「通勤時間がなくなり空いた時間を有効に活用」したりして育児とテレワークの両立を乗り切った方が多くいらっしゃいます。
そしてあなたも一番気になるところであろう、テレワーク中の子供の過ごし方に工夫を取り入れた方もやはり多いですね。
具体的にどのような子供の遊びを取り入れていたのかは後ほどご紹介します。
ではこのアンケートの結果を元に、どのように工夫を取り入れていけば育児とテレワークの両立がしやすくなるか、順番に考えていきましょう。
- テレワーク中の子供の対応について(子供の遊び/テレビゲームとの付き合い方/心のケア)
- 会社と仕事量・勤務時間の調整を
- 家事や育児の負担を軽減しよう
- ストレスとうまく付き合うコツ
- 意外な対策が功を奏す(防音対策/ゾーニング)
育児とテレワークを両立させるための工夫について、以上5つのテーマに沿ってそれぞれ細かく見ていきたいと思います。
1-1 みんなが取り入れた子供の遊び
子供を見ながらテレワークをするには、仕事中に子供だけで遊ばせておく必要があります。
おもちゃで遊ばせたり、ドリルをさせたりなど子供を飽きさせないようにあの手この手を打つ必要がありますが、毎日のことだと考えるのも大変ですよね。
育児とテレワークの両立を経験したことのあるママたちはどのような遊びを取り入れているのでしょうか?
アンケート結果を見てみましょう。
一番多かった回答は「ゲーム」、次いで「レゴ・ブロック」「塗り絵・お絵かき」でした。
以下にアンケート結果を元にした各遊びの詳細を紹介していますので、参考になる遊びがあればぜひ試してみてください。
ゲーム
一口にゲームと言ってもテレビゲームからボードゲームまで様々です。
子供はゲームが大好きですよね。
勝手に集中してくれるので、親としては仕事がしやすいのではないでしょうか。
最近では知育にもなるボードゲームもたくさん出ているので、子供同士でやらせると遊びながら学ぶこともできます。
また、ゲーム機で遊ばせる時には前もって時間を決めておくなど、ルール決めしておきましょう。
ゲームとは少し違いますが、ゲーム感覚で学べるものに「プログラミング」があります。
2020年から小学生の必修科目になるプログラミング。
プログラミングと聞くと難しそうと感じてしまうかもしれませんが、子供向けに開発された簡単にプログラミングができるソフトがあることを知っていますか?
それが「Scratch」です。
【Scratchとは?】
アメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボのライフロング・キンダーガーテンというグループが作った、小学生でもかん単にプログラミングができるソフト。ウェブで自由に使うことができて、自分だけのゲームやアニメーションをだれでも作ることができるんだ!作った作品はほかの人に公開することができる。また、ほかの人が作ったゲームを見たり、遊んだりすることもできるよ。(ワイワイプログラミング NHK for schoolより引用)
上記のように、自分のオリジナルのゲームを作ることができるので、ゲーム好きの子はハマるのではないでしょうか。
家のPCに余裕があるようでしたら、ぜひ試してみてくださいね。
Scratch HP
https://scratch.mit.edu/
レゴ・ブロック
子供が大好きなおもちゃと言えばレゴやブロックですね。
大人では発想できないような形を次々に作っていく様子を見るのはとても面白いです。
子供に自由に遊ばせても構いませんし、「〇〇を作って」とお題を出して作らせてみるのもいいかもしれません。
どんなものが出来上がるのか楽しみですよね。
塗り絵・お絵かき
塗り絵やお絵かきも長時間子供が熱中してくれる遊びです。
家の中で絵の具を使うのは気がひけると思いますが、たまに絵の具で絵を描かせてあげると子供も喜ぶこと間違いなしです。(その際汚れ対策を万全に!!)
筆で描くのも楽しいですが、ハンドペインティングなども一層楽しめそうです。
塗り絵のネタが尽きて困っている・・という方には、幼児の知育教材プリントを無料でダウンロード・印刷ができる「ちびむすドリル」のサイトがおすすめです。
本当にたくさんの種類があるので塗り絵好きのお子さんでも網羅するには時間がかかることでしょう。
塗る部分が大きい簡単なものから、細かいものまであるので年齢に合わせてイラストを選べるのも嬉しいところです。
ちびむすドリル ぬりえ HP
https://happylilac.net/nurie-h.html
クッキング
クッキングはどうしても親の補助が必要になってくるので、中々仕事に集中するには難しいかもしれませんが、例えば生地をこねたり、形を作ったり、時間がかかる部分の工程を子供に任せてその間に仕事をする、ということもできるかと思います。
また、高学年の子供であればレシピや料理動画をみながら1人でクッキングにチャレンジも可能です。
その際、必要な材料や道具はあらかじめ用意しといてあげると、子供から声をかけられることも減るでしょう。
絵本・読書
文字が読める子なら静かに読書をしてもらえます。
読み終わったら子供に本の内容や感想を聞いてみましょう。
文字が書ける子ならちょっとした感想文を書くのもいいですね。
インプットとアウトプットをセットにすると本の内容などが子供の記憶にも定着しやすいです。
工作(粘土/スライム)
手指を動かす工作も子供の遊びにオススメです。
手は第二の脳と呼ばれており、知能の発達と密接に結びついているそうですよ。
最近では100均で良質な工作セットや実験セットが売られていますから、子供が興味を示すかどうか試しに買ってみるのもありですね。
先ほどご紹介した「ちびむすドリル」には切ったり貼ったりができる工作プリントもありますので、ぜひ活用してみてください。
無料オンライン学習などのサービス
休校が長引いたり、学校が始まっても週に何度か短時間だけ・・と子供の勉強の遅れが気になる方も多いと思います。
ずっと自習というのは子供にとってかなり大変なことです。
それに分からないことがあるたび子供に質問されたりすると仕事の手も止まってしまいます。
そんな時子供の勉強を手助けしてくれるオンライン学習サービスがあればとても助かりますよね。
文部科学省のHPに【子供の学び応援コンテンツリンク集】というサイトがあり、学習に役立つコンテンツが紹介されています。
一部有料のものもあるようですが、ほとんどが無料で学べるものになっていますので、気になる分野があればのぞいてみてください。
文部科学省HP 子供の学び応援コンテンツリンク集
https://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/gakusyushien/mext_00460.html#book
室内遊具
自粛期間中にもっとも売れた室内遊具と言えば、そう「トランポリン」です。
ただジャンプしているだけでもかなり疲れるので、子供は楽しみながら有り余った体力を消耗してくれます。
外出できないストレスを解消してくれたり、運動不足を解消してくれたりと、かなり重宝するようです。
また元手0円でできる室内遊具としてダンボールトンネルもオススメします。
大きめのダンボールを二つ繋げると長めのトンネルができ、小さな子供はかなり喜びます。
使わない時は折りたたんでおけば置き場所に困らないですし、ダンボールなのでクレヨンでお絵描きをしたりすることもできます。
ダンボールは工作にも使えますし、子供の遊び道具としてはかなり秀逸ですね。
各種ドリル
無料オンライン学習などのサービスと共にオススメなのがドリルです。
小さい子にはオンラインサービスはハードルが高いかもしれませんが、ドリルであれば未就学児向けの遊びながらできるものもあり、取り入れやすいでしょう。
先ほど紹介したちびむすドリルの他にも、「ぷりんときっず」や「学習プリント.com」など無料でダウンロードできるサイトが色々ありますので、必要に応じて利用してみましょう。
ぷりんときっず HP
https://print-kids.net/
学習プリント.com HP
https://xn--fdk3a7ctb5192box5b.com/
パズル
パズルも色々ありますが、ジグゾーパズルは小さい子供でも楽しむことができるのでオススメです。
ジグソーパズルは形や色を認識しながら、手指を使って組み立てていく工程を楽しめます。
幼稚園児でも20〜30ピースくらいのジグソーパズルに四苦八苦しますので、長い時間集中して遊んでいてくれることでしょう。
慣れてくると完成させるまでの時間がだんだんと早くなってきますので、徐々にピース数を増やしたりして難易度をあげていきます。
子供用のジグソーパズルは一つ500円〜1000円ほどで購入できますので、やり尽くして飽きてきたころに新しいものを追加購入すると良いかもしれません。
知育アプリ
子供が大好きなものと言えばスマホやタブレット。
親が使っていると取られてしまうこともしばしばですよね。
そんなスマホやタブレットが知育玩具に様変わりしたら助かると思いませんか?
それを叶えてくれるのが【知育アプリ】です。
今回は幼児向けと少しお兄さんお姉さん向けの2種類を紹介したいと思います。
その他
おもちゃを新しく買いたいけど子供が興味を示すかどうか分からない、大型の遊具を収納しておく場所がないなど、おもちゃを買うのに躊躇してしまう場面もあるかと思います。
そんな時はおもちゃのレンタルサービスやサブスクを活用してみましょう。
お子さんが飽きてしまったり必要なくなってしまった時には返却することができるので、お家の中はスッキリを保てます。
一時的なテレワークであればなおさらオススメです。
いくつかオススメのサービスを下記に紹介します。
- TOYBOX(サブスク) https://toybox-mnr.com/
- KIDS LABORATORY(サブサク) https://kids-laboratory.co.jp/
- Babyrenta(レンタル) https://babyrenta.com/
子供の興味や年齢に合わせて選びましょう
以上、テレワーク中に取り入れてみてほしい子供の遊びをご紹介してみましたが、気になるものはあったでしょうか?
遊びの中にも知育が含まれていると親としても安心しますよね。
子供の学びで大切なことは無理強いしないことです。
子供の年齢や興味に合わせて、長時間集中できるものを一緒に見つけてあげましょう。
1-2 テレビやゲームに頼る人は多いが同時に罪悪感を感じている人も多い
テレワーク中様々な遊びを取り入れても、親の手助けが必要な遊びだったり、遊んでいても子供が話しかけてきたりと、なかなか仕事だけに集中していられることは少ないはず。
ではどうしても集中して仕事をしたい時にはどうすれば良いのでしょうか。
そんな時、実はかなり多くの方がある方法に頼っています。
アンケートにおいて、「テレワーク中に子供が邪魔をしてこないように大人しく過ごしてもらうための工夫」で圧倒的に多かった回答は「テレビやYouTubeを見せる」「ゲームをさせる」と言うものでした。
やっぱりと言うべきか子供が一番長い間集中力を発揮してくれる方法は、動画を見たりゲームをしている時だと言わざるを得ません。
子供の好きなアニメなどを見せている時に、集中して仕事を進める人が多いようです。
しかしテレビやゲームの長時間の視聴は子供へ悪影響を及ぼすと言う話をあなたも聞いたことがあるのではないでしょうか。
仕事に集中しやすい方法であるのと同時に、付き合い方に注意をしなければならない方法であると言えるでしょう。
アンケートでも「休園・休校中のテレビやゲームとの付き合い方に悩みましたか?」と言う質問には約7割の方が「はい」と回答されています。
この結果から多くの人が葛藤しながらテレビやYouTubeを見せたり、ゲームをさせていたことがわかります。
では実際、どのくらいの時間を動画視聴やゲームに頼っていたのでしょうか。
アンケートによるとテレビ視聴とゲームの平均時間は以下の通りです。
このグラフを見てみると、動画の視聴時間は2〜3時間、ゲームのプレイ時間は1〜3時間が回答の約半分を占めています。
多くの方はどうしても集中して仕事をしたい時や邪魔をして欲しくないWEB会議時などのポイントでの利用に留めているのではないのでしょうか。
少しくらいの利用であれば害になるわけではありませんし、全く学びが無いかと言うとそうでもありません。
子供に動画を見せたりゲームをさせること自体はあまり悩まないようにし、どちらかと言うとそれ以外の時間に体を動かしたり会話をしたりと、メリハリのある過ごし方をさせることが大切です。
動画を見せたりゲームをさせる前に子供とルール決め、「1時間だけだよ」「タイマーが鳴ったら終わりだよ」という風に声かけをし、約束を守らせるようにしてみましょう。
1-3 子供の心のケアをしっかりと
緊急事態宣言中、休園・休校により長い期間家で過ごすことを余儀なくされた子供たち。
友達にも会えませんし、一部では公園の遊具が使用禁止になっているところもありました。
また親が仕事をしている日中は子供は家の中で大人しく過ごしているしかありません。
大人が仕事中気分転換がしたくなるように、子供も遊んでいても気分転換をしたいと思うものです。
「子供達は外出できないストレスを感じていましたか?」と言うアンケートにおいて、約7割のママたちが「はい」と回答しています。
親の目から見ても、自粛生活は子供にかなりのストレスを与えるものだったと言うことがわかります。
子供はモヤモヤをうまく伝えられませんし、上手に自己解決することもできません。
なので時にワガママを言ったりしてあなたを困らせることも多いはず。
しかも仕事中はそう言った子供の要望にも答えることができず、子供はさらにストレスが溜まってワガママに拍車がかかることもしばしば・・・。
子供にとって1番のストレスは親が近くにいるのに自由に話しかけたり遊んでもらったりができないことかもしれません。
小さい子供に仕事と言うものを理解してもらうのは難しいことですが、子供のストレスを軽減するためにも、辛抱強く何度も繰り返して説明してあげることが大事です。
段々と理解する力が進み、子供の中で「今は話しかけちゃいけない時」と自制することができるようになるまで頑張ってみましょう。
特に集中したい仕事がある時には、その前に子供とたっぷり遊んであげることも重要です。
子供の満足度を十分に満たしてあげると、その後しばらくは一人遊びをしてくれる確率が高くなります。
また、生活リズムの乱れや運動不足も夜の寝つきが悪くなったり睡眠不足に繋がったりと、子供の心身の成長に悪影響を及ぼします。
なるべく登園・登校時と同じような生活リズムで過ごせるように心がけましょう。
独自の時間割を作成したり、学校のチャイムがなるアプリなどを活用すると効果的です。
運動不足については、通勤がなくなり家にいる時間が増えたあなた自身も気になるところなのではないでしょうか。
運動不足に関する質問をしたところ、仕事がない早朝や夕方またはお昼休憩の時に子供と一緒にお散歩をしたり、室内でできる運動や体操をしていると回答された方が多かったです。
子供と一緒に運動することにより、コミュニケーションをたくさんとることができますし、あなた自身の運動不足の解消にも繋がるので一石二鳥です。
特に早朝のお散歩は日光を浴びることにより体内時計のリセットができますし、精神の安定にも良いのでオススメです。
以下に、子供の心のケアに関する事項をまとめました。
- 子供の仕事への理解力を深めるために何度も説明する
- 子供とのコミュニケーションを増やす(特に始業前)
- 生活リズムを整える
- 子供と一緒に体を動かす
子供がストレスなく過ごせることは、あなたのテレワーク環境の改善にも繋がります。
仕事以外の時間は子供とのコミュニケーションを最優先に心がけ、子供の心のケアをしっかりとしていきましょう。
2 育児とテレワークの両立には会社側の柔軟な対応が必要
子供が仕事の邪魔をしないようにあの手この手を試して何とか仕事の時間を確保しても、昼間にフルタイムでの勤務時間を確保するのは流石に難しいかもしれません。
昼間は子供を見つつちょこちょこ仕事をして、夜子供が寝てからがっつり仕事をすると言う方もいらっしゃいました。
しかし職種によっては昼間の勤務が必須であったり、企業側がテレワークでもフレックス勤務を認めていないなど、夜に仕事を回せないと言うこともあります。
またWEB会議なども昼間に時間を確保するしかありません。
そうなるとやはり工夫をこらしながら昼間に子供をみながら仕事をしなければなりません。
とは言え家庭だけの努力では限界があるので、会社側も業務改善や柔軟な対応をすることが育児とテレワークを両立させるためにも必要不可欠です。
「子育てをしながらテレワーク(在宅勤務)をする上で、企業側と話し合いをしましたか?」と言う質問には半分以上の方が「いいえ」と回答しています。
新型コロナの影響でいきなりテレワークが始まったことにより、会社と話し合いをすることができなかった人も多いようです。
この記事の中で、”意外にも同僚や上司は育児をしながらのテレワークに寛容である”と言うお話をしました。
子供がいる環境を受け止めて柔軟に対応してくれることも多いようですから、一度会社に掛け合ってみてはどうでしょうか?
社員が効率よく働ける環境が整えば会社にとっても悪いことではありませんから、お互いがWin-Winになれる働き方ができればベストなはずです。
3 いろいろな外部サービスに頼る
保育園や学童に預けられない状況は一時的であっても大変なことです。
家で子供と過ごす時間が増えるという事は、ただ単に子供を見てればいいというわけではなく、付随していろいろな家事も倍増します。
ご飯支度の回数も増え、それに対する洗い物も増えますし、家の中が汚れるスピードも早く感じるはずです。
テレワーク中は子供のお世話と家事に追われたと言う経験をあなたもお持ちではないですか?
そういった様々な負担を少しでも軽減できればテレワークの時間をもっと確保できるのではないかと考えたこともあることでしょう。
テレワーク中に使ってみたいと思うサービスについてのアンケートでは約4分の1の方が「家事代行サービス」と回答されていました。
「宅配サービス」や「テイクアウト・デリバリー」と回答された方の割合も高く、テレワーク中は料理や家事の負担を軽減したいと考えていることがわかります。
世の中には便利なサービスが色々ありますから、そういったサービスの力に頼るのも育児とテレワークを両立させるための工夫の一つです。
小さなお子さんがいらっしゃるなら思い切ってベビーシッターなどの外部サービスに頼るのも手です。
週に1〜2回程度の利用でも仕事の効率はだいぶ変わるはずです。
出費は増えるかもしれませんが、助成金などの制度もありますから各自治体に問い合わせてみてくださいね。
家事代行サービスやデリバリーなどのサービスに頼ると”怠けてる・楽している”と思われるかもしれないと躊躇してしまいがちですが、これらのサービスを利用する事は決して怠けていることにはなりません。
代行サービスで浮いた時間は、家族と過ごす時間を増やしてもいいですし、もちろん自分の為に費やしても構いませんが、とにかく有意義に過ごすと良いでしょう。
ほんの少し時間の余裕があるだけで、心にもゆとりが生まれます。
子供も親が常にイライラしているよりはニコニコしている方が安心しますし、一緒に過ごす時間が増える方が嬉しいですよね。
家族の笑顔を守るためにも、育児や家事の負担を減らすサービスは積極的に活用していきましょう。
4 自身のストレスケアも忘れずに
子供のお世話に、家事の倍増・・・出勤がなくなり家でゆっくり仕事ができるかと思いきや、意外にストレス満載なテレワーク。
アンケート結果でも約7割の方が「テレワーク中はストレスを感じた」と回答されています。
その理由の多くは「子供が邪魔をしてきて仕事が思うように進まない」、「3食の準備や家事の負担が増えた」と言ったものでした。
その他にも「家事・育児・仕事がごちゃ混ぜになってバランスが取れない」「メリハリがつかない」と言った悩みや、「外出できない」「手洗い・消毒が面倒くさい」など、コロナによる精神的なストレスを感じている方も多くいらっしゃいました。
そして”子供”や”家事”によるストレスと同様に目立っていたのが、”夫”に関するストレスでした。
「夫が家事を手伝ってくれないうえに、文句ばかり言ってくる」
「私は家事育児仕事全部こなしているのに、夫はマイペースに仕事してるだけ」
「夫が私が働いていると思ってくれない」
以上は一部の回答例ですが、仕事への理解が無いことや家事に非協力的なところにストレスを感じているようです。
子供を見ながらのテレワークはただでさえストレスがたまるのに、パートナーの協力が得られないのはしんどい事この上ありません。
さらなる摩擦が生まれるのが嫌で夫婦間の話し合いを避ける方もいらっしゃいますが、育児や家事に関して察することが不得意とする人もいますから、なるべくなら言葉にして伝えてあげてください。
ストレスは溜め込まず、吐き出せるものは吐き出してしまいましょう。
そしてストレスを感じないようにするための工夫も大切です。
一般的に理想とするものと現実の差が大きければ大きいほど人は強くストレスを感じるようになります。
もしうまくテレワークが捗らないのであれば、1日のタスクを減らしたり完成度を低くするなど、仕事や家事への期待値をグッと下げてみてはどうでしょうか。
理想が低ければ現実との差は少なくなりますし、もしかしたら理想以上の達成ができるかもしれません。
あれができなかった、これを終わらせられなかったと悲観的に思うより、今日はここまでできた!と一つでもできたことがあれば、ポジティブに捉えることでその日のストレスはかなり減ると思います。
後回しにできたり休日に回せる家事などは無視して、できるだけストレスを生まない状態をキープしていきましょう!
みんなのストレス解消法
テレワークでたまったストレスを、あなたはどのように解消していますか?
外出自粛が長引き、旅行やショッピングに気軽に行けなくなったことで、自宅でできるストレス解消法が注目されています。
では実際にテレワークでたまったストレスをみんながどのように解消していたか、アンケート結果をもとに見ていきましょう。
- クッキング・・・特にパン作りにハマった人多数!
- 自宅カラオケ・・・好きな歌を歌ったりロックバンドのモノマネをする人も
- 運動・・・ヨガや散歩、YouTubeを見ながらダンスなど
- アウトドア・・・家の中や庭にテントをはったり、できる範囲でのアウトドアを楽しむ
- オンライン飲み会・・・会えないお友達と会話やゲームを楽しむ
- おやつを食べる・・・スイーツを取り寄せたり、夜に1人でこっそりと・・
- ゲームをする・・・普段ならしないという方も
- 美味しいご飯を食べる・・・テイクアウトなども利用
- ショッピング・・・ネットショッピングで好きなものを買いまくる
- ドラマ視聴・・・好きな俳優さんが出てる作品など
- 楽器を弾く・・・ピアノやギターなどを思いっきり弾く
- ひとり時間を作る・・・家族それぞれ1人の時間を作ってゆっくり過ごす
- リラックス療法・・・深呼吸したり瞑想をする
- 入浴・・・夜に1人でゆっくりと入る
- 飲酒する・・・夜中にこっそり
- 音楽をきく・・・ヒーリング音楽を聞くという方も
- 趣味に没頭する・・・マスクなどをハンドメイド
- 子供と遊ぶ・・・子供と思いっきり遊ぶことでストレスを発散する
- 睡眠・・・子供と昼寝したり、夜長めに寝たり
他にも読書やガーデニングでストレス発散をしていたという回答もありました。
あなたも取り入れてみたいと思ったストレス発散法はありましたか?
ストレスがたまりがちなテレワークですが、育児と両立させていくためにはこのストレスとの付き合い方も重要です。
少しでもいいので自分時間を作り、ストレスはこまめに発散していきましょう。
体は資本!大事に労ってあげましょう
自宅での仕事は会社のデスク環境に比べると、長時間勤務に適した環境にはなっていませんので、いつも以上に疲れやすくなると言うデメリットがあります。
特によく聞くのが腰痛です。
長時間座っていても疲れにくい椅子を使ってみたり、必要に応じて体の負担を軽減するアイテムを取り入れて仕事がしやすい環境作りをしていきましょう。
精神的にも体力的にも疲れるテレワークですが、時には自分を甘やかすことも大切です。
しっかり労ってあげましょうね。
5-1 ご近所への配慮も忘れずに(防音対策)
テレワークによって家にいる時間が増えたのは、子育て世代だけではありません。
様々な人が日中に在宅する機会が格段に増えました。
そこで気をつけなければいけないのが、ご近所への配慮です。
隣人のちょっとした生活音などが普段は我慢できていても、仕事中となるとことさら気になってしまうこともあるでしょう。
特に子供の足音はよく響きますから要注意です。
WEB会議での声も自分が思っているより大きい声で話してしまっているかもしれません。
防音マットを敷いたり、音声がクリアに聞こえるヘッドセットなどを用いてなるべく騒音とならないように対策をしましょう。
ご近所さんとのトラブルはなるべくなら避けたいものですよね。
子供の声や足音が周りの迷惑になっていないかと気になっていると、仕事にも集中ができませんし、ストレスが溜まっていく一方です。
あらゆる不安要素を無くしていくことも、育児とテレワークを両立させる環境を整えることに繋がっていきます。
5-2 家庭内でのゾーニングが必要
テレワーク中になるべく子供の邪魔が入らないように、家庭内で仕事部屋を確保できれば一番ベストですが、住宅環境によっては難しいこともあるでしょう。
大半の方は子供の様子が見えるように子供のすぐ近くで仕事をされてるのではないでしょうか。
しかし近くにいることによって、子供から声をかけられたり邪魔が入ったりと思うように仕事が捗らないことが多いですよね。
ですからテレワーク中は子供と同じ場所にいるとしても、なるべく子供ゾーンと仕事ゾーンで分かりやすいようにゾーニングをしてみましょう。
ダンボールでもなんでも良いので囲ったり仕切ったりして、目に見える仕事場を作ると子供の仕事への理解が進むでしょう。
また、ダンボールには防音効果もありますので、WEB会議中に子供の声やオンライン授業の声が被ってしまうことを防ぐ役割も果たしてくれます。
家にあるものでお金がかからずできる対策なのでぜひ試していただきたいのですが、そこで重要な点は、子供の居場所を囲わないであげることです。
できるだけ子供の遊び場所を自由に広々と取り、自分の仕事ゾーンを少なめに取ります。
そうすることで子供の抑圧感が抑えられて、不安な気持ちも軽減されます。
そして夫婦揃ってテレワークとなっている場合、仕事場の確保の他に場所の取り合いといった問題も出てくることでしょう。
普段お互いの仕事について話し合うことは少ないかもしれませんが、これを機にお互いのスケジュールを共有し、仕事に集中したい時間帯をずらすなどの工夫を取り入れてみてはどうでしょうか。
どちらの仕事の方が重要という事はありませんから、家庭内の貴重な仕事場所を協力して譲り合って使用できれば良いですね。
あらゆる面から工夫を取り入れよう
育児とテレワークを両立させるためには、子供の遊びを取り入れればいいと言った単純な話ではなく、あらゆる面から工夫を取り入れた方が効果的です。
日常には様々なストレスが存在し、一つ一つは少なくても、混在していれば過大なストレスとなります。
育児とテレワークを両立させる上で、ストレスは大きな弊害となります。
あらゆる面で対策を講じ、なるべくストレスがたまらない環境でテレワークができるように心がけましょう。
出社か?テレワークか?メリット・デメリットから考えてみよう
いきなり始まったテレワークと育児の両立に困惑しつつも、この2〜3ヶ月の間に様々な工夫を取り入れ乗り切った方も多いようです。
そして新型コロナウィルスによる緊急事態宣言が解除され、登園・登校も徐々に始まり、以前の出社スタイルに戻った方、未だテレワークを継続されている方など様々なことでしょう。
では今後、もし通常勤務とテレワークを選べるとしたら、あなたはどちらを選びますか?
育児とテレワークの両立を経験した人が感じたメリット・デメリットも交えながら今後の働き方について考えてみましょう。
テレワーク経験者の7割以上が今後もテレワークで働きたいと回答
テレワークの経験がある方へのアンケートで、「今後もテレワークを続けたいですか?」と言う質問をしたところ、7割以上の方が「続けたい」と回答されています。
育児をしながらのテレワークにストレスを感じながらも、テレワークのメリットを強く感じた方が多かったと言えます。
逆に、いいえと答えた方のうち半数以上は「業務上出社しないといけない仕事がある」「職場の方が仕事の効率が上がる」との理由からでした。
全ての職種でテレワークを導入することは難しいですが、今後会社側による業務改善や勤務体制の見直しなどが行われテレワークの効率性が改善されれば、テレワーク勤務にシフトしたいと考える人も増えるかもしれません。
また、いいえと答えた方の理由で次いで多かったのが「家での仕事だとオンオフの切り替えが難しい」と言うものでした。
あなたも無意識のうちに通勤時間で気持ちの切り替えを行っているのではないでしょうか?
テレワークでは通勤時間がなく、家の中でいきなり勤務開始となるので、うまく気持ちの切り替えができないことがデメリットとなるようです。
通勤時間がなくなるのが一番のメリット
とは言え、通勤時間がなくなることによりメリットを感じている人が多いのも事実です。
アンケート結果を見てみると、テレワークの勤務開始前に子供と散歩したり遊んだりしている方が多くいらっしゃいました。
テレワークにより「家族と過ごす時間が増える」ことはかなりのメリットと言えるでしょう。
他にも休憩中にちょっとした家事ができたり、夕食の準備がゆっくりできるなど時間の有効活用ができることはワーキングママにとってはかなり助かりますよね。
そして通勤自体にストレスを感じている方はそのストレスから解放されることもかなりのメリットと言えるでしょう。
一度テレワークを経験してしまうと通勤が無駄に感じる人もいるようです。
通勤時間がなくなることはテレワークの最大のメリットと言っても過言ではありません。
大事なのはオンオフの切り替え
先ほどのアンケートでテレワークを継続したくないと回答された方の理由として「オンオフの切り替えが難しいから」が一つの理由としてあげられましたが、この理由はテレワークで勤務したい・継続したいと考えているあなたにも共通の悩みになるのではないでしょうか。
たとえ子供を保育園に預けたとしても、家の中で仕事をしているとちょっとした家事が気になったり、通勤がない分気持ちの切り替えができず集中力にかけてしまい、仕事の効率性が下がってしまうこともあるでしょう。
テレワークで仕事の効率性を持続するには、この”オンオフの切り替え”が重要になってくると言えます。
通勤に変わる独自の切り替えスイッチや、テレワーク中のマイルールなどをあらかじめ設定しておくと良いでしょう。
例えば・・
- 出勤時と同様に身なりを整える
- 勤務開始前のルーティンを決める(部屋を片付ける・コーヒーを入れる・体操する等)
- アラームを鳴らす(勤務開始時/終了時・休憩時間)
など、あなた自身にあった切り替え設定を考えてましょう。
どうしても家だと集中できないと言う場合は、少し出費は増えますが、個人スペースが確保されたコワーキングスペースを利用するのも手です。
どうしても集中力を持続させたい仕事がある時におすすめです。
マイルールにも慣れ、テレワークでのオンオフの切り替えがうまくできるようになれば、その快適さに抜け出せなくなるかもしれませんね。
テレワークは出費が増える?
メリットが多いと感じるテレワークですが、意外なデメリットもあります。
それは出費が増えること。
アンケートでも75%の方が出費が増えたと回答されています。
まず一番は水道光熱費が増えます。
特に夏場や冬場は1日中エアコンをつけている人も多いですから、毎日家にいることになれば電気代は倍増します。
食費は人によるかと思いますが、あまり外出できない分テレワーク時は食事を贅沢にする傾向があります。
また一時的にですが、WEB会議用にカメラを新調したりデスクや椅子を購入したりと、テレワーク環境を整えるのにも費用がかかります。
職場の飲み会が無くなったことにより出費が減ったと感じる方もいるかもしれませんが、育児世代は出費が増えたと感じる方が多いようです。
テレワークは状況次第で子育て世代にはとっても有益な働き方
これまで育児とテレワークを両立するための工夫、メリット・デメリットなどを見てきましたが、あなたは今後も会社勤務を希望しますか?それともテレワーク勤務を選ぶでしょうか?
テレワークは環境次第では子育て世代にとってワークライフバランスが取りやすい働き方だと言えます。
子供との時間や家事の時間も確保しやすいですし、子供の急な用事にも対応しやすくなります。
とは言え、出社した方が効率が良い仕事もあるので、”基本は会社勤務で週に何度かテレワークで働く”と言った選択ができるとかなり効率的な働き方ができるのではないかと思います。
今は会社にそう言ったフレキシブルな勤務制度がないところもあるかもしれませんが、今後もっと導入する企業が増えれば子育て世代が働きやすい社会になっていくのではないでしょうか。
メリット・デメリットを見極めてうまくテレワークを活用してほしいと思います。
それでは最後にテレワークで悩んでいるあなたのために、テレワーク経験者のリアルな声を厳選してお届けします。
「仕事の面では家事や育児が気になって集中できない、などのデメリットもありますが、学校行事に参加しやすいこと、子供の帰宅時に家で出迎えられること、体調不良の時の対応がしやすいことなど、子育て世代には在宅勤務ならではのメリットがたくさんあると思います。」
「子育て中に自宅で仕事ができることはとてもメリットがあります。職場の方と良いコミュニケーションをとって仕事を進めることが大切かと思います。」
「日中に仕事以外の用事ができるのと、通勤時間がゼロというのが最大の魅力です。ただ、本来プライベート空間である場所が職場になるので、オンオフを切り替えるための工夫が必要だと思います。可能なら仕事専用部屋を作るとか、それが無理なら色んなものが目に入らないように作業場所を綺麗にすることや、とりあえずの家事は済ませてから仕事に取り掛かるなどです。」
「休日や空いた時間にできる家事をこなしておくと、仕事の日の余裕ができます。あと、お母さんのストレスをためないのが家庭円満の秘訣と思うので、カラダを動かしたり、たまにはご褒美に好きなおやつを食べるなどまめにストレス発散をする方が良いと思います。」
「子持ちの母親がテレワークをするには、夫の協力が必要不可欠です。日ごろから家事育児を分担する習慣をつけ、互いに自立することが大切だと思います。」
他にも素敵な回答を頂きましたが、全て紹介しきれないのが残念です。
育児とテレワークの両立を経験した方からの言葉には励まされますよね。
みなさん色々と葛藤しながら最終的にはテレワーク勤務を楽しんでいるように感じました。
それだけ、子育てをしながらのテレワークにはメリットを感じていると言うことなのでしょう。
まとめ
長文お読み頂きありがとうございました。
子育てしながらのテレワーク、参考になりそうな情報はありましたでしょうか?
保育園や外部サービスなど頼れるものは大いに頼って、ストレスを溜めないように頑張ってみましょう。
今後テレワークがもっと広まれば、働きやすいサービスも増えていくかもしれません。
家族との時間が増やせるテレワークは困難も少なくないですが、上手に付き合えばワークライフバランスの向上にも繋がります。
育児と両立するための工夫もぜひ取り入れてみてくださいね。