産婦人科の選び方:選ぶ上で押さえたい重要なポイント

産婦人科の選び方:選ぶ上で押さえたい重要なポイント

前回、出産を出来る産院とはどんな種類があり、それぞれどんな特徴があるのかというお話しをしました。
(※出産を出来る産院の種類・特徴をクリックすると過去の記事がご覧頂けます。)

病床の数が多い総合病院や大学病院から助産院まで、出産を支える産院と一言で言っても、様々な種類があります。また、それぞれにメリットとデメリットがあり、どんな出産をしたいのかというそれぞれの希望に合わせて選ぶ事が出来ます。

今回は、そこから更に少し詳しく、自分にとってピッタリの産院を選ぶ時に押さえておきたいポイントに関するお話しです。

前回お話しした内容と共通する点もありますが、併せて考えたいポイントがあります。それでは早速いってみましょう。

産院の方針と関連するポイント

その1.分娩方法

陣痛から分娩、そして回復までの全ての工程を同じ部屋で行うLDRという出産方法や、麻酔を使用して痛みを抑える無痛分娩、更にはぬるま湯のプールに浸かって分娩を行う水中出産など、出産と一言で言ってもその種類も複数。

それらの分娩法は、産院毎に決まっている事が多く、自分が希望する分娩方法を実施している産院を調べてみると良いでしょう。

その2.立ち合い出産の可否

前回の産院の種類に関するお話しでも触れましたが、産院によって、家族の出産立ち合いが可能かどうかは違います。大学病院などは研究機関でもあるため、家族であっても立ち合い出産はNGである場合がとても多いのです。

また、他の種類の産院でも、立ち合いを出来る人数や年齢に制限がある場合もあり、また、ビデオ撮影などはNGなど、それぞれ色々な規定があります。立ち合いを希望する場合は、分娩方法と併せて調べておきましょう。

その3.母子同室?別室?

どの病院でも母子同室のチョイスがあるだろう。と言うのは間違い!産院によって、必ず母子別室の場合もあるのです。出産直後から母乳育児をしたい場合や、ずっと赤ちゃんと一緒に居たいと考える方には同室がオススメですが、出産という物凄いエネルギーを消費する大イベントの後、しっかりと身体を休める事が出来るのは、別室と考える人も少なくありません。

ずっと別室なのか、すぐに同室のチョイスがあるのか、もしくは途中からなのかなど、産院によって方針はそれぞれ。これも、調べておきたいポイントです。

その4.出産費用

出産一時金の42万円が健康保険組合から支払われるし、問題ない!と思ってはいけません。産院によっては、出産費用がこの42万円よりも多くかかる場合があります。そう、出産費用は産院によって大きく違ってくるものなのです。

例えば入院の際に個室を希望する場合は、この個室利用費用がかかるもの。更に、最近では食事やそれ以外にも様々なアメニティやサービスが充実しているところもあり、この場合は42万円よりも大幅に費用がかかります。

出産費用に幾らまで費やす事が出来るのかを踏まえ、自分にあった産院を選ぶ基準の一つにしましょう。

実は物凄く重要なポイントはこれ!

産院までの移動時間は絶対に1時間以内に!

時々、電車の中で産気付いてそのまま出産してしまった!というような驚きニュースをメディアで見かける事がありますが、これは他人事ではありません。家から産院が遠いと、このような緊急ハプニングも起こり得ます。

家と産院までの移動時間は、出来れば30分以内、長くても1時間以内にしましょう。

また、この移動時間は車での移動時間と考えた方が良いでしょう。電車だと、遅延をしたり途中止まってしまったりという事も考えられます。

また、妊婦タクシーを実施しているタクシー会社もありますので、登録しておくと便利です。万が一車内で産気付いても、出産のお手伝いが出来るようにトレーニングをされた運転手さんが担当しているので、安心です。

また、移動時間が短いのは出産当日の為だけでなく、妊娠期間中の通院の為にも重要です。

日を追うごとに大きくなるお腹で、動くのが大変になってきます。移動時間は、物凄く大切なおさえたいポイントと言えるでしょう。

まとめ

前回の産院の種類から、今回の産院選びで押さえたいポイント。いかがだったでしょうか!?

どちらも出産をする本人、そしてその家族の希望をしっかりとまとめ、そしてそれらに一番近い産院はどこなのかを確認して選びたいですね。

是非、参考にしてみてください。

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ABOUTこの記事をかいた人

ロサンゼルスで幼児教育を学び、帰国後は都内のインターナショナルプリスクールに勤務。現在はインターナショナルスクール生徒専門の家庭教師、大人向け英会話そして外国人向け料理教室を主宰。現代社会における働き方の変化、そしてコミュニケーションに関する情報を発信している。