不妊治療のツライところは先行きが見えず、必ずしも我が子を腕に抱けない可能性があること。
不妊治療に行き詰まったとき、これまでの「労力」「費用」「時間」を考えると諦められず、不妊治療を辞めるのが怖い方も多いと思います。
結論からいうと、今のわたしは心穏やかでです。
二人目を不妊治療中を続けるか否かで悩んでいる方のお役に立てればと思い体験談を基に掲載しています。
目次
二人目不妊で妊娠できた!その後2回の後期流産を経験
当時34歳のわたしは二人目不妊から体外受精にステップアップし、初めての採卵でできた胚は5つ。
採卵の結果がよかったため「5回もチャンスがあれば二人目は授かれるだろ!」と思っていました。
はじめの2回は着床せず、3回目にしてようやく妊娠。心拍確認の壁、8週の壁をなんとか乗り越え順調に妊娠4ヶ月に入りました。
ところが初めての腹部エコーで心拍が確認できず、稽留流産の診断に。妊娠12週以降の後期流産だったため死産分娩となり、我が子との悲しい対面とお別れを経験しました。
その後、4回目の移植でも妊娠できたものの、またしても妊娠4ヶ月で流産になってしまいました。
つらい二人目不妊の諦めどきは?一人っ子決定?
不妊治療の諦めどきはカップルの考え方で異なるため、誰一人として同じ人はいないと思います。また、簡単に決められるものでもなく、ハッキリと決めずに休むことも一つの選択肢です。
私の場合は自分と夫の年齢や経済的なリミットなどを考えた結果、二人目不妊の辞め時は以下を目安にしていました。
- 妻である私が35歳、夫が40歳の年で不妊治療を卒業
- 胚移植は6回までにする
あくまでも治療開始前の諦めどきの目安として考えていましたが、心の奥底では最終的には授かれるだろうと期待していました。
次でだめなら本当に諦められるのかモヤモヤしつつ、 最後の5回目の移植結果は残念ながら陰性でした。
36歳目前で二人目不妊を諦めた理由は?
5回目の体外受精の陰性判定を受けたときはすでに36歳目前。私はそこで、二人目不妊の治療を諦めました。
「ここで辞めて後悔しない?」
「まだ諦めなくてもよいんでは?」
「息子のお兄ちゃんになるところは見れないのかあ。」
など、自問自答を繰り返し、後ろ髪を引かれる思いは正直ありました。
ただ、二人目不妊をまた1から続ける気力もなく、また妊娠できても出産まで気がかりを抱えながらの生活を繰り返したくない気持ちが強くありました。
また、不妊治療を辞める事で「一児の母に戻れる。」とも思いました。
このまま二人目不妊の治療を続けるよりも、今目の前にいる我が子の成長や家族の時間、自分の趣味や仕事を優先したいという気持ちが強くなったのが二人目不妊を諦めた理由です。
二人目不妊を諦めてよかったこと3選!
二人目不妊を諦めるか悩んでいた頃は「本当に諦めるのかな?」という気持ちでいっぱいでした。
ただ、実際二人目不妊を諦めて3ヶ月が経過。
一人っ子を選択して良かったなと思った3選をご紹介します。
人生計画が立てやすくなった
やめて一番よかったことは、今後の働き方を含めた人生計画が立てやすくなった点です。
また、二人目用にとっておいたベビー服やおもちゃもスッキリ断捨離!
自分の性格上、先の計画を早く決めたい性分だったため、二人目を考えるとハッキリ決められないことも多くモヤモヤしていましたが、スッキリとした気持ちになってよかったと思いました。
時間とお金に余裕がでる
一人っ子のままだと時間とお金に余裕がでると思います。
二人いると教育費、食費など家計費の負担、育児の負担も当然かかってきます。
寂しいと思う反面、いつの間にか出産前の趣味や仕事に打ち込む時間や友達と遊べる時間が増えるようにもなっていました。
もともと、お一人タイムも好きでしたし、また1からの育児を考えると自分の時間に余裕がある生活も悪くないと思いました。
不妊治療の通院ストレスがなくなった
通院中は先行きが見えず精神的な落ち込みはもちろん、仕事との両立、高額な治療費などさまざまなストレスがありました。
不妊治療を辞めたことで、これらの通院ストレスがなくなったことは大きかったです。
今では家族旅行を好きに計画したり、予算もかけられるため、普段の生活の楽しみも増えました。
二人目の不妊治療を終えてみて
妊活からはじまり不妊治療の足掛け5年は本当に辛かったです。
不妊治療の諦めどきは誰一人として同じ人はいなく、本当に悩むことだと思います。
ただ、どんな選択肢でも自分とパートナーが考えて話し合った結果であれば受け入れられると思います。なので、とことん納得いくまで話し合ってみてください。
今回のお話が二人目不妊の諦めどきに悩んでる方の一つの体験談として参考になれば幸いです。