子供を保育園に入園させるための活動を指す「保活」。
「初めての保活は何からしたらいいの?」
「保活は妊娠中?産後?いつから始めるべき?」
「保活の申し込みや施設選びはどこで相談するべき?」
など、初めての保活は何から手を付けていいのか分からないもの。
今回は複数の保活を通して得られた経験をもとに、入園までの見学や申し込みなどの進め方やコツをご紹介します。
目次
いつ入園をするか決める
まずは子供をいつ入園させたいか決めます。
0歳で預けたい場合は授乳中であることも多いので、母乳をあげたいのか、市販の粉ミルクでもいいのか決めておくといいでしょう。
ママが搾乳した母乳を預かっていない園もあるので、確認が必要です。
育児休暇を取っている人は、休める期間が決まっているので、計画的に取り組みたいものです。
入園希望月の最低3か月前には準備が必要
私が保活をした地域の役所では、入園希望月の前々月末に申し込みを締め切っていました。
希望する月に入園させたいと思っていても、すでに締め切っている可能性があります。
役所の申し込み締め切り時期を前もって確認しておくようにしましょう。
4月入所希望の場合は前年12月までに準備
4月の入所は、1年間で一番入りやすいです。
なぜなら4月に入所を希望する子供の数によって、保育士の配置が調整されるからです。
希望通りに入園できる可能性が高くなります。
ただ注意したいのが申し込みの締め切りです。
提出書類を確認、事前に用意
提出書類に不足がないかなど、申し込みに必要なものを事前に用意しておきましょう。
入園申し込みに必要な書類は、たいていの役所で一式が入手できます。
その他、役所の公式サイトから書類データをダウンロードすることができます。
企業に雇用されている人は、職場の担当者に「就労証明書」を書いてもらう必要があります。
個人事業主やフリーランスとして働いている方は、自分で書くことができます。ただ、働いていることの証明として、確定申告に関する資料を追加で提出しなければならない場合があります。
会社の方にお願いしたり、追加資料が必要になることがあるので、時間に余裕をもって準備をしましょう。
通園可能な保育園を見学
次は実際に通えそうな保育園を検討します。
食育に力を入れていたり、大好きなお友達が通っていたりと、魅力的な園があっても、実際に通えそうになければ候補に入れることは難しいでしょう。
毎日通園することになるので、私は徒歩圏内の園をまずは3つほど考えました。
候補をしぼり見学を電話で予約
候補を決めたら、実際に見学させてもらえないか園に電話をします。
そのためできれば午前中に見学をお願いするといいでしょう。
見学では子供が園での活動や雰囲気になじめそうか、伺ってみました。
保育園に確認すべきことをリストアップ
見学の際に保育士さんに直接質問ができます。
気になっていることは事前にメモなどにまとめておくことをおすすめします。
私は以下の質問を中心に聞いていました。
- 給食はアレルギー対応しているか、おやつは手作り?
- 行事内容、頻度
- 園の教育方針など
最近では、保護者の選択で習い事保育を受けられる園などもあるそうです。
ワーママは習い事の送り迎えが難しいので、取り入れているかなども質問してみると良いかもしれません。
見学の際はカジュアルすぎない洋服が◎
保育園のカラーにもよりますが、ラフすぎない洋服が無難です。
園内を見学するので、素足は避け、スリッパも持参しておくと良いかと思います。
合わせて筆記用具やメモが取れるものも見学時には用意しておきましょう。
第一希望は総合的に判断し順位を決める
園の見学を終えたら、自宅から園までの距離、アレルギー対応の有無、子供がなじめそうかなどを踏まえて順位付けしました。
第一希望が決まったら申し込みに進みます。
園の空き状況を確認
地域によっては、園の空き状況を毎月公開している役所があります。
園に空きがなければ、たとえ申し込んでも入ることはできないので、優先順位をつける際の参考にするといいでしょう。
受付窓口また郵送にて申し込み
申込書類の提出は、原則受付窓口で受理されます。
ただ最近はコロナの影響もあり、郵送での対応を推進しているところもあります。
郵送の場合は締切日に注意
郵送で書類を提出する場合は、締切日に注意しましょう。
締切日までに「必着」なのか、「消印有効」なのか、間違えると受理してもらえません。
締め切り間近に提出する場合は、速達にするなど確実な方法で申し込むのがおすすめです。
保活にまつわる疑問のあれこれ
保活について、こんなことを一度は耳にしたことがありませんか?
実際に保活をした経験を通して、私の感想をご紹介します。
早生まれは入園に不利?
我が家の長男は早生まれでした。入園したのは希望通りの翌年4月です。
特に入園の申し込みで不利な印象は受けませんでした。
ただ他の子と比べると月齢が低かったので、園での生活になじめるのかなぁと気がかりに思う事はありました。
入園した頃はそんな懸念がありましたが、保育士さんのサポートもあり、長男はすくすくと毎日楽しく通ってくれたので安心して通えています。
選考で有利になるよう「離婚」する?
「待機児童でなかなか入園できず仕事復帰ができない・・・」
離婚をしてひとり親になると、選考に有利なポイントが上がり、入園できる可能性は確かに高くなります。
入園のために離婚する夫婦は、私の周りにはいませんでした。離婚をすること自体も非常に手間がかかり、デメリットも多いため単なる都市伝説だと思っています。
とはいえ、待機児童が長引き、職場復帰がなかなかできないとなると・・・苦肉の策として「離婚」というワードも頭をよぎるかもしれませんね。
保活はスケジュールに余裕をもって
ママは妊娠中や子供が赤ちゃんの頃から保活を始める方がほとんどだと思います。
体調が不安定であったり、慣れない育児をしながら進める保活は、疲れて思い通りにいかないこともあるでしょう。
だからこそスケジュールや、心に余裕をもって活動するのがおすすめです。
今回ご紹介した保活の体験談やコツが、快適に通える園を見つける一助になれば幸いです。