こんにちは、ボヌール ママンです。
妊娠中に乳がんが発覚し安定期に乳房温存手術を行い無事、第1子を出産。
産後は放射線治療を行い、数年後に第2子を妊娠し出産しました。
さらに、PET検診で詳しく検査する事、悪性と判明しました。
今回Vol.6では、乳がん治療後に肺にステージ1の癌が見つかった経緯について体験談を基に掲載しています。
目次
乳がん治療から約5年後にステージ1の肺がんが見つかる
定期的に乳腺外科に通い、約5年の月日が経ちました。
主治医の指示で受けた、遺伝子検査も陰性、転移も見られなかったこの数年。
そろそろフォローアップも卒業だと思っていた矢先に、新たな癌が見つかりました。
CT検査で肺に影が見つかる
定期的にCT検査を受けていました。
その際に経過観察だった肺の影が大きくなっている事が判明。
乳腺外科で説明を受け、呼吸器内科へ移動し詳しい説明を受ける事となりました。
【PET検診】肺がんが見つかる
「確かに大きくなっているね。」そう説明を受け、PET検診の予約を取る事に。
通常、医師の指導の元でなければ約10万円前後の費用がかかる検診ですが、今回は保険対象となり3万円で検査を受けました。
前日から絶食、当日は被ばくがある
PET検査員が検査開始6時間前から絶食とされています。
(※ 私が検査した施設は前日の夕食後から絶食と指定がありました。)
検査当日、お水はOKですが、糖分を含む飲み物はNGと指定があります。
特に薬を投与後の2時間が強く被ばくしていると説明がありました。
子供が2人いる為、検査後は1人で数時間過ごし、この日は添い寝も控えました。
【内視鏡検査】2泊3日の検査入院
PET検診の翌日、肺に悪性の反応があると説明を受けました。
詳しい病気を診断するため、肺カメラの検査のため入院となりました。
しかし、がん細胞が取れませんでした。
この時の治療と入院費は約7万円。
がん細胞が取れなかったのでとても残念でした。
さらに、MRI検査を受ける
病気の有無や程度を診断するため、MRI検査も受診するよう医師から指示されました。
造影剤を使い、30分程撮影時間があります。
この日から翌日までは、副作用なのかお腹が少し緩くなりました。
【経皮肺生検】2泊3日の検査入院
放射線科を受診し、皮膚の上から針を刺して肺の細胞をとる経皮肺生検を行う「経皮肺生検」のため2泊3日の入院が決まりました。
ステージ1の疑いがあるため、手術前に細胞を検出するのがスタンダートという事で受ける事に。
主な合併症は、出血、気胸(肺に穴があいてしぼんでしまう状態のこと)と説明があり、スケジュール通りに退院できない事も視野にいる必要がありました。
この時の治療と入院費は約7万円。
術後は得に異常がなく、予定通り退院する事ができました。
経皮肺生検後は無理せず退院しても安静に
入院中は気が付かなかったのですが、退院後に子供達と笑っていると息苦しく少し鈍痛を感じました。
その為、無理はせず息苦しい時は横になり休み。
子供達と過ごす時間も焦らず、ゆっくりと活動していました。
女性の肺がんは、非喫煙者の割合が多い
「肺がん?タバコを吸った事がないのに?」
「喫煙していない日本人女性の肺がんが増加してる。」
と私の質問に先生が答えてくれました。
「今回の癌は、乳がんからの転移ではないよ。」
と告げられました。
再発や転移癌ではないとはいえ、新に癌が見つかった事はとてもショックでした。
早期で見つかって良かったと前向きに
「母は強し。」
妊娠中に乳がんが見つかった時に、落ち込むより先にできる事をしよう。
これ以上、大変な事はこの先なかなかないのだから・・・。
そう思い乗り越えた妊娠から産後の乳がん治療。
でも、色んな検査を受け、早期である事、部分切除が可能な事、骨など他の転移がない事が分かり、少しずつ平常心を取り戻す事ができました。
後回しにせずママになっても定期健診を受診
「定期健診や人間ドックを受けていますか?」
「落ち着いたら行こうと思って、数年たっていませんか?」
しかし、ママが病気になると周りも不安で大変な思いをします。
今回は、お世話になっている先生方のおかげで早期で見つけて頂く事が出来たんだと思います。
肺がんは見過ごされやすいとされています。
定期的に検査を行い、悪くなる前に見つけましょう。