【保育園の年間行事】コロナ禍で時短&参加者は各家庭で1~2名。制限が増えても成長を見守る方法。

「コロナ禍で、保育園の行事参加に変わりはあるのかな?」

「そもそも、保育園の年間行事ってどんなものがあるの?」

「保育園の行事と仕事の両立は可能かな?」

保育園に初めて入園したお子様を持つお母さんは、年間で行われている各行事の日程は把握しているけれど、詳しい内容を知らないという方も多いのではないでしょうか?

さらに、コロナ禍が続いている現在、利用施設によっては感染予防の観念から各行事を行う際、変更を余儀なくされる事も多々あります。

今回は我が家が利用している保育園を例として保育園の行事の「年間スケジュール」と、コロナ禍で変わった「行事内容」についてご紹介します。

9歳、7歳、2歳の兄妹を育てながら、夫婦共にフルタイム勤務。 疲れない子育て、疲れない家事、疲れないパートナーシップを模索しながら ノンストップで家族と戯れています。いつもなんでも前向きに、をモットーに!

保育園にはどんな行事があるの?

保育園の代表的な年間行事とコロナ禍で変わった点も合わせて、1つずつご紹介します。

「入園式~慣らし保育」

入園式と慣らし保育は、4月に行われる、年度で最初の行事です。

行事と言っても式典や宣誓を行うものではなく、年度のはじめに入園するおうちを対象に設けられる説明会のようなもので、親子で保育施設の使い方や送迎時の流れなどについてガイダンスを受ける機会です。

入園式や慣らし保育はコロナ禍でどう変わった?

通常入園式は、家族で参加も可能だったのですが、コロナ禍では、入園する子どもご本人と保護者1名の参加が基本的なスタイルです。

ママでもパパでもおばあちゃんでもおじいちゃんでも構いませんが、メインで送り迎えをする方優先で行ってほしいこの入園式、平時も含め基本的には普段着で◎です。

しかし、園によってカラーは異なるので確認しておくのがベターです。

我が家が利用している保育園はアットホームな雰囲気なのでカジュアルな服装でも問題なく参加できました。

さて、この入園式の翌日から、慣らし保育が始まります。
(※慣らし保育の時期は、復職時期、入園日、転園などによってスケジュールは各施設で異なる可能性もございます。)

あくまで目安ですが、通常の保育時間を過ごせるようになるのは乳児さんで2週間、幼児さんでも1週間くらい。

慣らし保育は、約10日前後はかかると思って挑みましょう。

勤務の都合がつけにくいなどの傾向があれば、上司や人事課だけでなく、保育園にもあらかじめ相談しておくと良いですね。そしてパパも大切な戦力です、ママだけで頑張らず、ぜひ積極的に送迎できるようお仕事の調整を夫婦で相談しましょう。

「保育園の参観日」


普段子どもさんたちが過ごしている「保育園の日常」を参観したり、一緒にお遊戯をしたりする日です。半休を取れる方には両立がしやすい時間設定で、上半期と下半期に1回ずつ行われています。

1時間ほどで参観できる時間は終了し、お昼ごはんの時間に流れていきます。

保育園によっては参観者向けに給食の試食会を同時開催し、子どもが食べ終わるのを待つ、なども。

参観日当日は、ここで子どもさんと別れお仕事へ行く方もいれば、お休みにして一緒に帰宅する方もいらっしゃいます。

他の行事も同じですが、保育園には学校のように午前と午後をまたぐような長い行事はありません。

基本的には、子どもの体力がある午前中ですべて終わり、午後は帰宅かいつも通りの保育時間を経てお迎えとなります。

保育園の参観日はコロナ禍でどう変わった?

コロナ禍ではやはり人数制限があり、各ご家庭から1名は参観出来るものの教室には入れず、廊下や園庭とつながる窓から見ているスタイルに変わりました。

子どもたちと戯れることは出来なくなりましたが、カメラを構えるチャンスは増えましたし、同じ場所から子ども達を眺めるので同じ時間に参観す親御さんたちと連帯感が生まれ、少人数で話もしやすくお近づきになるチャンスも生まれました。

「コロナ禍で生まれた新しいサービス」を取り入れている保育園も増えています。

感染状況が悪い時には行事問わず観覧や参観を無しとし、保育時間のお遊戯を撮影したDVDを作成し、数日間ずつレンタルしてくれるようになっています。

コロナ禍だけではなく、様々な事情で参加できないご家庭もあるため、良いサービスだと思います。

「動画配信して下さい」というリクエストはハードルが高いですが、「DVDのレンタルや購入」のリクエストであれば、無理なく検討して貰えるかもしれませんね。

「懇談会」


上半期にクラスで1回、下半期に希望者対象の個人懇談が1回、行われます。

入園あるいはクラスが上がって1~2ヵ月のタイミングでクラスの保護者と担任が集まって、自己紹介や子育ての悩みを話し合ったり、また個人懇談では担任の先生と対面型で、おうちの様子と保育園の様子をシェアします。

保育園の懇談会はコロナ禍でどう変わった?

いずれも個人対応になりましたが、平時のように開催されなくなって「助かった」と正直なところ感じています。

実はクラス懇談会はお仕事の後、お迎えに行ってさらに夕飯を食べさせた後に、場合によっては子どもも連れてもう一度保育園へ行って参加するもの・・・でした。

核家族の私たちには仕事の調整も含めて、とてもとても覚悟のいる行事に思っていたのが、この「懇談会」です。

けれど同時に交流の機会が全くなくなってしまい「寂しいと」感じるのも本音。

昨今の流れに乗って各自の自宅から「ZOOM等を使って開催が出来れば、平時に戻ってもだいぶ助かるしいいのにな」と思っています。

「運動会」

秋に行われる運動会は、年齢ごとにダンスやかけっこを披露したり、異年齢で組んで障害物競争をしたりと、とても賑やかです。

何よりも、春に入園してから家族以外の仲間たちと出会い、ふれあい、たくましく成長した子どもたちから目が離せません。

保育園の運動会はコロナ禍でどう変わった?

観客も競技者(子ども達)も屋外にいる行事なので、中止にはせずソーシャルディスタンスを取って行われている保育園も多いかもしれません。

我が家の保育園では通常、地域の公園を借りて行っていました。

しかし「近隣の方が見物しに来る」「平日しか借りられない」といったコロナ禍では何かと都合の悪いことが重なり、色々なことが変更されました。

せっかく取ったお休みが活きるよう、せめて雨天でも開催予定を変更しなくても済むように、との配慮から市営のホールにて開催。

参加者の変更は、全年齢の子どもたちが参加して行っていたのを年長組だけに。観客は、年長さんの保護者の方1名までとし、座席も決められていました。

運動会の応援に行きたいのはママもパパも、おじいちゃんもおばあちゃんも、みんな同じです。

ですが「家族から1人」を決めなくてはならいので、「誰に来てほしい?」と本人に訪ねて選抜して貰いました。

「生活発表会」


年度末に行われる、お遊戯の発表会。

年齢ごとにテーマを決めて、幼児さんは歌ったり劇をしたり、乳児さんは名前を呼んでもらって元気にお返事を披露したり。

年度末の集大成ですから、平時はそれぞれの家族一同が所狭しと集結し、スマホカメラを構えるのも大変な状況でした。

保育園の生活発表会はコロナ禍でどう変わった?

コロナ禍で同様の様式は完全にNGになり、「観客はご家庭から1人」と、苦渋の決断が下されました。

ですが、我が家が利用している園では、普段ご法度の三脚付きカメラが許可されました。

撮影がNGの利用施設もあるかと思いますが、そういう場合は専属のカメラマン方がいらしていて、後日写真や動画を購入する事もできるそうです。

コロナ禍で直接参加できないお母さんやお父さんも保育園側が用意してくれたサービスを利用し発表会を鑑賞する事ができると思います。

「卒園式」


長年通った保育園に別れを告げる卒園式。

入園式が式典感ゼロな一方で、卒園式はややフォーマルな雰囲気が漂いますが着るものはフォーマルじゃない場合も多数あり、保育園のカラーに左右されると思います。

卒園証書授与、記念品の贈呈、歌に、園長先生からのご挨拶などの他、ハイライトは親子それぞれからの感謝とお祝いの言葉の交換。

ママもパパも涙なしにはいられません。
式が1時間ほどで終わると記念撮影です。

親子で1枚、クラス全員で1枚撮った後は、それぞれに仲良しさんや先生とパチリ。卒園児さんたちは他の年齢の子ども達に見送られながら帰路につきます。

卒園式後の1~2週間は、それまで通りに保育園へ通い、小学校の入学式を待ちます。

保育園の卒園式はコロナ禍でどう変わった?

実は、卒園式はコロナ禍でもあまり大きく変わっていません。

もともと平日に行われることもあり保護者2名というのはあまり厳しくない制限でした。
(※他の保育園では1名というところもあったそうです。)

変わったのは、他の年齢の園児たちが式には参列しなくなった事。

他の園児たちは式の間、それぞれの教室で普段の保育時間を過ごすようになりましたが、式が終わって卒園児たちがお庭に出てきたタイミングで、教室の中から手を振って見送ってくれました。

保育園の年間行事は夫婦で順番に参加するのがおすすめ

以上が我が家で利用する公立保育園の各行事のご紹介と、コロナ禍での変化についてでした。

保育園の各行事は、短時間化と共に参観は家庭から1名ないし2名までが基本的なルールとなりました。

ですが、保育園側も「どうしたら開催が可能か」「お仕事に差し支えなく開催できるか」を検討し努力して下さっています。

その上で、保護者に協力を求めて下さっているので、お互いに柔軟性が求められているように思います。

お仕事でどうしても参加できない場合は「オンライン開催」や「DVD作成」などのリクエストを先生に伝えてみるのも良いかもしれません。

また、子どもの進級ごとに保育園の年間行事は行われていますので次の機会もちゃんとあります。

スケジュールを確認し、運動会はお母さん、発表会はお父さんなど工夫する事で、お子様の成長を垣間見れる行事にバランス良く参加できると思いますよ。

今回の記事が、入園後の仕事と子育ての両立に悩むお母さんの参考になれば嬉しいです。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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9歳、7歳、2歳の兄妹を育てながら、夫婦共にフルタイム勤務。 疲れない子育て、疲れない家事、疲れないパートナーシップを模索しながら ノンストップで家族と戯れています。いつもなんでも前向きに、をモットーに!