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超アナログなのに加えイライラするネタ満載の保活
子どものオムツやオモチャを、オンラインショッピングでポチっとクリックして購入。子どもと一緒に行ける舞台の予約も、オンラインでポチっ。
そんな行動が当たり前となっているデジタルな現代に、超アナログなスタイルを全く変えようとしないものがあります。それが、保育園の申し込み。そう、つまりは保活です。
日々の子育てに、家事に、中にはお仕事をしていたり、これから復職したいお母さんなど、それぞれの様々な理由で忙しいお母さん達にとって、この超アナログスタイルが、ただでさえ大変な保活により生まれるストレスを何倍にも増加させています。
更にはそれ以外にも、子どもが産まれる時期に応じて保育園に入れるチャンスが大きく変化したり、お母さん達がイライラしてしまう理由は幾つもあります。一体どういうことなのでしょうか。
今時WEB対応すらしていない保育園が多すぎるという事実
買い物にお店やホテルの予約など、様々なシーンでWEB対応がされている現代において、保育園の入学申し込みはそれとは真逆。
もちろん、100%全ての保育園がそうというわけではありませんが、認可保育園、認証保育園、そして無認可保育園でも、その多くがWEB対応をしていません。
申込書は全て紙ベースで、忙しい中一文字一文字ペンでお母さん自ら書き込まなければなりません。授乳中でいつも寝不足だったり、複数小さなお子さんを育てたりしている場合は更に大変です。
しかし、多くの保育園が超アナログ主義。
これには困ってしまうお母さんも多いようです。その上、この申込書を取り寄せるのにも、WEBではなく直接保育園に電話をして送ってもらう必要がある所がほとんど。更には、実際に見学で足を運ばない限り、申込書をくれない!なんて保育園も少なくはありません。
申込書を郵送してもらって書き込んだら、また郵送によって送り返すもしくは実際に持ち込む事になり、どこまでもアナログです。
忙しい人にとって便利なサービスやシステムが豊富にある現代において、この事実はとてもストレスフルと言えるでしょう。
子どもが産まれるタイミングによって保育園に入れるチャンスは違う?
保育園に預ける事が出来る子どもの月齢を考えてみましょう。そう、生後57日以上ですね。これは、特例を除き労働基準法で産後8週間まではお母さんが仕事に復職出来ない事が定められている為です。
となると、4月入園が基本的である保育園の制度を考えると、早生まれの子どもは保育園に入りずらいという事になるのです。
ここで言う早生まれの子どもとは、1月1日から4月1日の間に生まれた子どもの事を指し、つまり4月1日時点で生後57日に達していない子どもは、4月スタートの0歳児クラスに申し込む事すら許されないのです。
また、もし早生まれでも1月の始め頃に産まれ生後57日の壁を乗り越えたとしても、妊娠中では申し込めない場合がとても多いというのも残念ながら事実で、これもまた、保育園探しが難航し、保活を終える事が出来ずにイライラしてしまう原因にもなっています。
保活が上手くいかなくて復職できないお母さん続出
超アナログで申し込みをする事自体にも時間がかかり大変で、その上子どもの産まれるタイミングではそもそも申し込む事すら出来ない。
一体いつ保活から卒業出来るのか、出口の見えない活動に、ストレスが募るのはもちろん、妊娠して仕事を育休で休んでいる方にとっては、仕事に復帰できるかどうか解らないという不安感も出てきてしまうでしょう。
事実、育休中に子どもを預かってもらえる保育園を見つける事が出来ず、復職のタイミングが遅れてしまうというお母さんも多くいます。
まとめ
国は出産を終えた女性も働きやすいように、と産休や育休の制度を整え、またマタハラやパタハラ対策も考えているというのに、そもそも子どもを預ける保育園が無いから働くのが難しい!というこの現状を目の前にすると、とても辛いものです。
筆者の周りのお母さん達もその悩みを抱える方は少なくありません。
国にこの声がもっと届くよう、今増えているお母さん政治家の皆さんを始め、頑張ってもらいたいものですね。