授乳っていつ止めるのが正解なの?卒乳と断乳を考える

授乳っていつ止めるのが正解なの?卒乳と断乳を考える

母乳で赤ちゃんを育てる事は、赤ちゃんが成長した時にアトピーが発症するリスクを減らしたり、他にも様々な利点がある為、出来れば生後6ヶ月、早くても4ヶ月までは母乳のみで育てる事が推奨されています。

とは言え、生後間もなく開始する授乳生活は、毎晩寝ていたい時間や、疲れている事など構わず、3~4時間おきに行われるという体力勝負。また、赤ちゃんの吸引力の為や、吸い方が上手じゃない場合など、乳首が痛くなってしまうケースも多々発生します。

そこで、授乳は一体いつ終わるものなのかを考えてみましょう。特に「卒乳」と「断乳」というこの二つの言葉について考えます。

卒乳と断乳の違いって?

卒乳とは、その文字の通り、授乳を卒業する事。これは、赤ちゃんが自然とおっぱいを欲しがらなくなり、赤ちゃんの方から授乳を卒業していく事を言います。

そして断乳とは、お母さん側の意志で「よし!授乳は止めよう!」と決めて授乳をストップする事を言います。

赤ちゃんの方から、だんだんと自然に授乳を必要としなくなってくれる場合は、スムーズに授乳が必要無くなってくれるので良いという意見が多いようです。

しかし、お母さん側の事情で授乳を止めたい場合は、赤ちゃんとしてはおっぱいを欲しがっているのに、授乳が出来ないというパターンもあるようですね。

授乳を止めるタイミングってどんな時?

多くのお母さん達が、生後6ヶ月以内に授乳を止めようかと考えるタイミングを迎えているようです。

中には赤ちゃんが自然とおっぱいを欲しがらなくなるタイミングが、この期間に発生する、卒乳現象がある事もあります。

また、離乳食が始まるのが5~6ヶ月頃であるという事も大いに関係しているようです。

しかし、実際に授乳が無くても大丈夫な状況が完了したのは、1歳から一歳半までという結果が多いのが事実。

お母さんとしては、仕事に復帰したり、毎晩の授乳から起こる乳首の痛さに我慢できなくなってしまったりと、様々な理由から授乳を止めたいと思っても、赤ちゃん側はまだその準備は出来ていなかったりと、双方の意向が食い違う事は多くあります。

授乳はいつまでに止めるべきなのか

多くのお母さん達が気になっている事。

それが、授乳をやめるべきタイミングです。

多くのお母さんが卒乳もしくは断乳を、生後1歳半頃までに成功していると知れば、つまりはそれが授乳を止めなければいけない時期なのではないか!?と不安になるでしょう。

しかし、実際のところは授乳に止めるべき時期というのはありません。

離乳食が始まったのに!仕事に復帰したのに帰宅するとおっぱいを欲しがるなんておかしいんじゃないか!?保育園のお友だちは1歳になる前に授乳が終了したと聞いたのに!など、他の家庭と比べてしまう気持ちもわかりますが、安心しください。

皆、それぞれ。というのが実際の所。

事実、世界保健機構(WHO)は2歳くらいまでの授乳は好ましいと推奨しているほどです。

他人との比較だけで焦る必要は全くありません。

断乳が思うように上手くいかないときは

2~4日の断乳をしてみて、そのままおっぱいをあげなくても大丈夫、という状態が続いたら断乳成功!と言われています。

しかし、どうしてもお子さんがおっぱいを我慢出来なくて泣くのが止まらないなど、スムーズに断乳する事が難しいと感じた時は、諦めて授乳するのも手です。

数週間あけてからまたトライしても良いのです。焦らなくても大丈夫。

また、授乳の時間を赤ちゃんとの触れ合いの時間と捉え、楽しむのも重要です。だって、授乳はいつか必ず終わり、子どもは成長していきます。

授乳の時間はその時期のみの特別な物なのです。だから、焦らず大切な時間として過ごしてください。

まとめ

いかがだったでしょうか。

お母さんの仕事や環境など、様々な事に影響される授乳という大切な時間。

しかしそれはかけがえのない、その時だけの貴重な時間でもあります。他の家族と比べず、ゆっくり行ってみてください。

また、お母さんの復職などで、赤ちゃんがどんなにおっぱいを求めても物理的に授乳が出来ない場合などは、その分スキンシップを多くしてあげてみてください。

赤ちゃんとお母さんとの絆はちゃんと深められます。

そして、授乳が終了したら、母乳外来に行かれる事をお勧めします。乳腺炎を予防したり、その後の妊娠時の授乳がスムーズに行えるでしょう。

皆さん、上手に授乳とお付き合いください。

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ABOUTこの記事をかいた人

ロサンゼルスで幼児教育を学び、帰国後は都内のインターナショナルプリスクールに勤務。現在はインターナショナルスクール生徒専門の家庭教師、大人向け英会話そして外国人向け料理教室を主宰。現代社会における働き方の変化、そしてコミュニケーションに関する情報を発信している。