母乳で育てる事の利点と授乳中に積極的に摂取したい食品

母乳で育てる事の利点と授乳中に積極的に摂取したい食品

赤ちゃんが産まれたら母乳で育てる!と決めていても、実際に授乳が始まると、赤ちゃんの吸引力のため乳首が擦れたり切れて血が出たりと、痛い思いをする事を実感します。

また、胸の形が崩れるのでは?という思いも重なり、すぐに授乳を諦めてしまう方も少なく無いようです。

しかし、授乳には大きなメリットが幾つもあります。

しかもそれは、赤ちゃんにとってだけではなく、授乳しているお母さん自身にとってもある故、推奨されている事なのです。

そこで今回は、授乳をする事で得られる利点と、その授乳を助ける食品に関するお話をしたいと思います。

授乳で得られる利点:赤ちゃんにもお母さんにも

まず、母乳には赤ちゃんにとって様々な栄養素が含まれており、それは赤ちゃんが食事を摂れるようになるまでの一番の栄養源となります。お母さんの体内で生成される母乳を摂る事により、赤ちゃんにとっては大きなメリットがあります。

その一つが、アトピー性皮膚炎に始まり、喘息、更には急性中耳炎など、様々な疾患の予防効果です。

更に、とても恐れられている乳幼児突然死症候群のリスク低下にも繋がるという研究結果が出ており、栄養源である以外の利点も多々含まれています。

そして次に、お母さんにとって嬉しい利点が。それは、出産後の身体をしっかりと元の状態へ回復させる大きなヘルプになるという事。母乳を分泌させる事により、妊娠期間中に大きく伸びた子宮を収縮させ、元の状態に回復させてくれる働きがあるのです。

出産直後、お母さんの身体は数か月かけてゆっくりと元の状態へ戻ろうとします。その助けになるという理由故、世界保健機関(WHO)では、生後6ヶ月頃(少なくとも4ヶ月)までは母乳のみで赤ちゃんを育てる事を推奨しているのです。

赤ちゃんにもお母さんにも、どちらにとっても得られる授乳によるメリット。これはとても重要なポイントです。

授乳を支える良い食事方法はどんなものなの?

そもそも母乳はどのように生成されるのでしょう。

お母さんの体内では、出産後にプロラクチンとオキシトーシンという2種類のホルモンが活発に活動します。これらホルモンの働きにより、乳房に血液が送られます。

そしてその事により母乳が生成されます。つまり、母乳は血液の動きによって生成されているのです。という事で、この血液の流れを高めてくれる食事が、授乳には良いと考えられています。

質の良い授乳生活を送る為には、バランスの良い食事に加え、しっかりと水分を摂取する事がとても大切です。

厚生労働省は、授乳中には一日2,300kcal程のエネルギー摂取が必要であると発表していますが、そのカロリーをバランスの良い食品で摂っていきましょう。

また、母乳は液体、つまり生成にはかなりの水分を必要とします。つまり、しっかりと水分補給をしていないと、脱水症状を招きやすくなります。

バランスよくしっかりと食事をし、水分をしっかりと摂る。この二つを念頭に置いておいてください。

授乳に良い食品は?

では、具体的に授乳を助けてくれる効果を期待できる食品のお話しです。

白米(炭水化物)

エネルギーとなる炭水化物。抵糖質ダイエットは絶対に授乳中には避けてください!何故なら、通常以上にエネルギーを必要とする授乳生活。

炭水化物を避けてしまうと、低血糖になり授乳どころではなくなってしまいます。

かと言って食べ過ぎる必要もありません。

毎食軽く1膳くらいを目安にしましょう。苦手な方でも、一日に1膳はオススメします。

野菜

野菜には多くの水分が含まれていますので、摂取するだけで水分補給効果もあります。

また、その中でもオススメなのが根菜類。

土の中で栄養をしっかりと蓄えて育った根菜には、良質な糖分に身体を暖める効果、更にはミネラルも豊富に含まれています。

授乳中は積極的に摂るようにしてみてください。

肉と魚(タンパク質)

母乳生成のもとになる血液を作る上で欠かせないのが、そう、タンパク質です。

詳しい関係性は解っていないのですが、あまり脂肪分が多い食品は授乳には良くないようですので、低脂肪の肉や魚を選んでください。

魚からはカルシウムも摂取できるので、更にオススメです。

スープメニュー(水分)

水分はとにかく、授乳中には大切なポイント。スープ、またお鍋なども良いですね。

水分を自然に摂る事が出来、暖かいものは身体を暖めてくれ、血液循環を高めてくれます。

低脂肪の豚肉の薄切り、そしてたっぷり根菜を使った豚汁は、授乳を助ける最高の一品となるでしょう。

是非作ってみてください。

まとめ

赤ちゃんにもお母さんにも嬉しい事が多い授乳。

その授乳をより質の高いものにするには、日頃何をどう食べるかが重要。

是非今回の内容を参考にして頂けたら幸いです。

また、そうは言っても乳首や胸が痛くて辛い!という声もあるでしょう。そんな時は、以前もご紹介した乳首を労わる授乳時にぴったりのクリーム、そして授乳専用ブラを利用してみてください。

身体の内側からも外側からも、良い授乳をする工夫を是非取り入れてみてください。

前回の記事:授乳が終了した後気付いたら胸がしぼんで垂れていた!?防ぐカギは授乳専用ブラ!!
前回の記事:待望の赤ちゃん誕生!ところで授乳の間隔ってどの位が正解なの?
(※前回の記事をクリックすると過去の記事がご覧頂けます。)

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ABOUTこの記事をかいた人

ロサンゼルスで幼児教育を学び、帰国後は都内のインターナショナルプリスクールに勤務。現在はインターナショナルスクール生徒専門の家庭教師、大人向け英会話そして外国人向け料理教室を主宰。現代社会における働き方の変化、そしてコミュニケーションに関する情報を発信している。