子供を叱るからエスカレートして怒る、手を上げた後、母親は自己嫌悪を感じている
「怒るような事でもないのに、怒ってばかりで自己嫌悪」
「イライラして感情的に八つ当たりしてしまって自己嫌悪」
「子供を叩いてしまって自己嫌悪」
独身の頃や子供が生まれる前の生活では自分のペースで物事が進みストレスも少なかったはず。
赤ちゃんが生まれ、子供と一緒に過ごす24時間の生活はいろんな事がスムーズには進まなくなります。
「子供を叱る、怒ることは悪い事なのか!?」
「叩くことは体罰になるのか!?」
「毎日怒ってばかりいる母親は失格なのか!?」
etc…
時間や心に余裕がない時はコントロールが効かなくなり口調がきつくなる事も。
子供のしつけ方法に悩んでいる方や感情的に怒ってしまった後に自己嫌悪に陥ってネガティブな気持ちになっている方に読んで貰いたい内容になっています!!
目次
しつけに悩むのは当たり前!!
ママになった全ての方が悩む「しつけ」について。
男の子、女の子、年齢や産まれ持った気質、子供の個性など伝え方などが変わってくるようです。
アナログ派の私は使った事がありませんが、「鬼さんくるよ!?」などアプリで言う事を聞かせたい時につかう「脅ししつけ」をご存知ですか?
一時ブームでしたが「叱られている本当の理由を理解しにくい」などと問題視されてから利用している方を見かけなくなりました。
又、「お風呂入ったらアイスあげるよ」などの「ご褒美によるしつけ」もNGです。
ご褒美が癖になってしまい自主性が伸びなくなるそうです。
子供の成長や心に響くしつけの方法や子供に伝わる伝え方など調べてみました。
叱ると怒るの違いは!?
似ているようで違う!?
「叱る」と「怒る」は何が違うか理解していますか?
自分では叱っているつもりでも、実は怒っているという事もあるようです。
違いを知る事で子供達への伝え方も変わってくるかもしれません。
- 叱る:悪い事や危険な事をしていたら、分かるように伝える事
子供の危険がある、他の子の危険になる場合など普段より大きな声で叱る事があります。
「子供の為を思って」注意した事が叱るという事。
子供を叱る時は「その場で手短に理由も話した上で注意」するのがポイントのようですね。
子供が同じ間違いを繰り返す場合は、イライラしてしまいますが感情的になり理由も話さず頭ごなしに怒ると、しつけも水の泡になってしまうようです。
- 怒る:悪い事や危険な事をしている子供に対して感情的に伝える事。
最初は叱っていたはずなのに、気がついたらコントロール出来ず怒りすぎでしまったなどの経験をお持ちのお母さんもいらっしゃるようです。
「親の都合で感情的に大きな声で」注意した事を怒るという事。
子供は理由を聞かされず、何に対して怒られているのは理解が出来ず親の顔色を伺うようになったりもするようです。
また、お友達に怒るなど親の真似をしてしまう事もあるようです。
子供を怒りすぎてしまった日は自己嫌悪になります。
怒りすぎてしまったと反省した時は「ごめんね」と冷静になった時に子供に謝るのが良いそうです。
虐待と体罰の違いは!?
子供の虐待や体罰が社会問題になっています。
「親の体罰禁止」法改正案が決定、「しつけに際して体罰を加えてはならいない」と明記。
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【手をあげるのは厳禁】東京都の全国初の条例案保護者の体罰暴言を禁止について
賛否両論あり「どこからどこまでが体罰?虐待になるのか?」しつけの程度にも疑問が湧いています。
世界50ヶ国以上において、子どもを怒鳴ったり叩いたりすることが法で禁じられるようなっているそうです。
虐待と体罰について「Wikipedia」では下記のように掲載されていました。
- 体罰:私的に罰を科す目的で行われる身体への暴力行為(家庭・学校・施設)
- 児童虐待:繰り返しあるいは習慣的に、暴力をふるったり、冷酷・冷淡な接し方をすること(家庭・施設)
体罰は家庭と施設以外に学校で児童に向けられ、児童虐待は家庭と施設で児童に向けられる違いがあるようです。
身体への暴力という共通点はありますが、児童虐待はその他にも心理的・性的・ネグレストなども含まれるようです。
しつけによって「叩く」という行為は体罰・児童虐待に含まれるのか?
感情的に怒った上、ヒートアップして親の都合で叩く場合は含まれるのかなぁと個人的に思います。「叩かないと分からない」「口で言っても分からない」と耳にする事もあります。
手を上げると簡単に子供が親の言う事を受け入れるので効果があるように感じるようですが、怒られた理由を理解していません。
怒ると同様にお友達を叩くなど親の真似をしてしまう事もあります。
私は一度だけ、毛虫を触ろうとした子供の手を叩いた事があります。とってもびっくりして、それはそれは悲しい顔をして大泣きしました。
「急に手を叩いてごめんね、毛虫を触るとイタイよぉ」と説明しぎゅ~とハグしました。
子供を守ろうとして「叩く」「大きな声が出る」などの非常時では体罰や児童虐待にはならないのではないでしょうか?
しつけのポイントとは!?
言葉が上手に話せなくても、話を理解している2歳~3歳頃から叱るシーンは増えてきます。
子供が三人いると兄弟喧嘩も日常茶飯事です。
心に余裕がない時は「やめなさい~!!」と見守る事が出来ず大きな声を出して叱ってしまい自己嫌悪を感じる事も。
突拍子もない子供の行動に心臓が止まりそうになる事があります。
- 命や怪我に繋がる行動をしている時
例)道路に飛び出す
- お友達や他人を傷つけている時
例)お友達を叩く・玩具を投げつける
- 自分自身を傷つけている時
例)自分を噛む
上記のような時は叱る必要があります。
では、どのように叱れば良いのでしょうか?
- Point1.感情的にならず冷静に
※命や怪我にかかわる緊急の時は例外
- Point2.理由を具体的に伝えて叱る
- Point3.時間を置かずに叱る
- Point4.大勢の場所ではなく静かな場所で叱る
- Point5.手短に叱る
- Point6.夫婦で共有・協力する
- Point7.ルールを守れたら褒める
- Point8.一貫性を保つ
失敗した時は子供の気持ちを聞いてあげる、話せない子供の気持ちは代弁する事で子供は親が自分の事を理解してくれていると思い安心するようです。
「どういう気持ちでいたのか?」という事を聞くと「そんな理由だったんだ!?」と驚かされる事も。良かれと思って行動し、失敗する子供も居ます。
しっかりと理由を聞いた上で冷静にルールを伝える事で子供の心に響き、子供も次にやるべき事に気づくようになるようです。
叱り方のポイントを実践「早く支度して!!」ではなく「このお洋服とっても似合うよね」と伝えてみるとササっと着て鏡の前へ。
「1人でお着替え出来たね!」と褒めていると下の子達も同じように着替えて鏡の前へ。
伝え方1つで子供のやる気や気分が上がるんだなぁと実感、それと同時に朝のイライラは子供達にも伝染していたんだなぁと反省しました。
なぜ!?子供を叱ったり、感情的に怒ったりしてしまうのか!?
私が子供を感情的に叱ったり、怒ったりする時はキャパシティが超えてしまった時です。
キャパシティは個人差があるかと思いますが、几帳面な性格から「あれもこれも」終わらせないと達成感を得られずスッキリしない。
そんな日々を過ごしている中で寝不足になり、ストレスを感じ、感情的に子供を叱ったり怒ったりしては自己嫌悪に陥る。
素直な子と比べてしまい自分の理想を子供に求めすぎたりする事なども原因の1つ。
生理前や体調不良の時などは疲れがピークに達して八つ当たりしてしまう事もありました。
三人のかわいい寝顔を見ては自己嫌悪と反省を繰り返していました。
イライラしない、怒らない為にはやっぱりリラックスした時間が必要。パートナーである夫にも理解して貰い、しつけに関する予習を夫婦で共有。
まだまだ、子供へ伝え方は完璧ではありませんが「こういう時はこう伝えるべき!!」という知識を得た事でイライラする事も少なくなってきたように感じます。
自己嫌悪に陥っても自分自身を責め続けてはいけない
きつい口調で感情的に大きな声で怒ってしまった時は、「申し訳ない事をした」と猛烈に反省。
「些細な事だったのに」とクールダウンしてから気がつき…1日中自己嫌悪に陥ります。
同じような事で毎日叱る事が繰り替えされるとネガティブな気持ちになり、不安を感じる事も。
感情的に叱ったり、怒ってしまった時は「子供に素直に謝る」事が大切。
「ママ、大きな声だしてびっくりしたよねごめんね」と失敗を認めてぎゅ~とハグ。
ストレスや疲れを感じてきたら、パパに家事をまかせて「ぐっすり寝る」ようにしました。
それでも、イライラが爆発しそうな時は「深呼吸」or「お水を飲む」など気持が落ち着くように工夫もしています。
また、「育児が辛く、育児ノイローゼかも!?」と1人で悩みを抱え込んでいる方などは親子の為の子育てカウンセリングや心療内科などの医師との相談が必要なケースもあります。
絵本を読み聞かせすると騒がなくなった
3人子供が居るとお家の中や外出先で騒ぐ事も。
同時に騒ぎだすと収拾がつかなくなる事があります。
冷静に伝えても子供達が騒ぐのを止めてくれない時は絵本を取出します。
私が声も出さずに一人で絵本を眺めている姿に上の子が気がつき横に座ります。
絵本の読み聞かせを始めると下の子2人も騒ぐのをやめて絵本の前にちょこんと座ります。
叱るポイントを押さえて伝えても子供に響かない時や繰り返し注意する事でイライラが爆発しそうな時は絵本を通してスキンシップ。
「どんなきもち?」は喜怒哀楽などたくさんの気持ちがお魚のイラストで伝わる絵本。
「ぎょ」とびっくりした表情のお魚のページを開いて「大きな声で騒いだり、走ったりするとびっくりするよね?」と「歩こうね、座ろうね」と伝える事もあります。
上の子には「お手本になったね」と褒めます。
下の子にも「上手に真似っ子できたね」と褒めます。
子供に対して感謝の気持ちと褒める事を忘れないようにしています。
まとめ
昭和生まれの私は頑固親父や熱血教師からゲンコツや、教科書を忘れたら廊下に立たされる事などが当たり前でした。
給食に関しても完食指導があり、帰りの会まで食べている子も居たような記憶があり食が細い子にとってはキツかったんじゃないかと思います。
今じゃありえない事ですが竹刀や木刀を持った体育教師が普通の光景でした。
大人になり親になってみると、愛情があっても「コラ!!」とゲンコツを食らうだけではしつけにならないという事が理解できます。
おっかないくらい怒られていたのですが、親も先生も大好きでした。
ですが、やはり嫌な感情は残っていたので子供ながらに「こうはなりたくない」と反面教師としての対象でもありました。
親や先生と同じ年齢になり、自分もストレスやプレシャー、キャパオーバーな毎日にイライラし感情的になるシーンもあります。
我が子達も私が思っていたように「こうはなりたくない」と思わせてしまっているのかなぁと思うと落ち込み、またまた自己嫌悪に陥りそうになります。
しつけは親も子供も根気が必要。
失敗を繰り返しながら社会のルールを学び、子供は成長していきます。
「あの時はこう思ったんだけど、もっと上手に伝えるべきだったね次から気をつけるね。」とちゃんと誤るようにしています。
最初から完璧にしつけがスムーズに進む訳でありません。
ドラゴンボールでいえば戦闘力が高まり、コントロールできるようになると感じています。
「修行すっぞ!」という気持ちでこれからもしつけに関する育児方法や知識も勉強していきたいと思います。
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