無痛分娩の費用やリスクとは? 第一子、第二子のリアル無痛分娩体験談。

私は経腟分娩であれば、1人目の妊娠時から「無痛分娩」と心に決めていました。

その理由は、「出産という未知の世界に対する不安」「壮絶な痛み」というイメージが怖くて、痛みだけでも軽減できないかと思ったからです。
 
 
 
妊娠発覚後は、普通分娩に比べてどんな無痛分娩にはどんなリスクがあるのかなど調べました。

気がかりな事は主治医に確認したり、インターネット検索で調べたり、納得して出産方法を選択することが出来ました。
 
 
 
無痛分娩が行えるかどうかは、出産する病院によって異なります。
無痛分娩が行えたとしても、計画分娩かなど産院の方針も様々あり、費用も一律ではありません。
 
 
 
私が初めて、無痛分娩で出産した年齢が33歳の時。
一人目も二人目の無痛分娩を選択しました。

今回は、「二度経験した無痛分娩の違い」「無痛分娩中の予期せぬトラブル」「産後の回復」「家族の反応」についてまとめています。

3歳と2歳の男の子のママです。外遊び大好きな子供たちと共に日焼けや虫と戦いながら、毎日過ごしています。

無痛分娩とは

無痛分娩はその他の分娩方法とどのような違いがあるのでしょうか?
私が行った痛みを和らげる和痛分娩(無痛分娩)について、紹介します。
 
 
 
無痛分娩とは、硬膜外麻酔を使用し出産の痛みを減らして行う方法です。

無痛と聞くと、全く痛みがないようなイメージですが、私の通っていたクリニックでは、痛みの度合いをおよそ10分の1程度にして行うと説明されました。

個人差はありますが多少の痛みを感じることで、いきみの時にタイミングが掴みやすいのです。
 
 
 
陣痛が始まり、本人の感覚で「もう我慢できなくなるかも」というタイミングで、硬膜外麻酔を入れて頂きました。

実際の分娩時に、助産師さんとのやりとり
助産師:「痛みの度合いは麻酔のない時が10とすると今の痛みはどのくらいですか?」

:「今は4ぐらいです、、、。」

助産師:「今は痛みの度合いはどうですか?」

:「今は1程度です。」

と、病院側も探りながら行って下さっていました。

また、硬膜外麻酔を挿入する時の痛みについては、局所麻酔を打ってから挿入するため、チクッとする程度の痛みがありました。

無痛分娩のリスクについて

無痛分娩は麻酔を使用しない経腟分娩と比べてどのようなリスクがあるのでしょうか?

麻酔による副作用

副作用として、足の感覚が鈍くなる、低血圧、吐き気、体温上昇などがあります。
 
私の場合は2回とも、無痛分娩でのお産直後に嘔吐しました。

赤ちゃんとの初対面の時には常に洗面器を抱いていて、数時間横になってようやく気持ち悪さは落ち着いていきました。

ただし、普通のお産でも吐き気をもよおす方もいるため、硬膜外麻酔による副作用であったかどうかはわかりません。

促進剤を使用する可能性が増える

無痛分娩では、陣痛が微弱になる傾向があり、促進剤を使用するケースが多いです。

私の場合も促進剤を使用しましたが、痛みが少ないため、促進剤を使用したからといって、急激に陣痛が激しくなるような感覚はありませんでした。
 
 
 
費用面では、促進剤使用による加算も必要になりました。
予め、無痛分娩を検討されている方は加算される予算も病院に確認しておくと安心かと思います。

吸引分娩、分娩の可能性が増える

無痛分娩を行うと、痛みとともに「いきむ」勢いが普通分娩に比べ弱くなりがちなため、吸引分娩や鉗子分娩になる率があがります。

分娩時間が長くなる

陣痛が微弱に、いきみの力が弱まるなどの傾向があるためか、普通分娩より若干分娩時間が長くなることが多いとされます。

無痛分娩の費用

ネットで調べたところ、無痛分娩の相場は10万円前後のようです。

これは病院によってかなり幅があるようで、私のクリニックは一人目の時はプラス4万円、二人目の時はプラス5万円と、比較的低価格でした。

前述のとおり、促進剤の使用などの可能性が増えるため、別途料金が加算されるといったことも考えられます。

私の場合は、促進剤、分娩時間が2日にまたがりかつ深夜料金などで、加算は大きくなってしまいました。

無痛分娩を選択した際の家族の反応や世代間ギャップ

無痛分娩を早くから希望していたため、家族への相談は度々しておりました。

家族に反対されたらと不安もありました。

その理由は、無痛分娩は一世代前にはあまり聞いたことがないため、世代間での考え方の違いがあるようです。
 
 
 
親世代にとっては「出産が痛いのは当たり前」という考えや、
「そもそも無痛分娩の存在を知らない」
「本当に痛くないの?」と疑心暗鬼な反応を示されてしまったり・・・。

日本では少数派なことから「危険ではないか」と、理解してもらいづらいことがあります。
 
 
 
男性にとっても、想像しづらい事のようで、旦那とは一緒になって無痛分娩とはどのようなものかと調べて、お互いが納得するようにしていました。

最終的に、家族からは「出産する本人が決めることが一番良い」と言われたので迷わず無痛分娩に決めることができました。

無痛分娩の痛みは?産後の回復について

一人目の反省点と、それを踏まえて挑んだ二人目で二回目の無痛分娩の感想です。
どのような違いがあったか紹介します。

一人目の無痛分娩

私の出産したクリニックでは麻酔を入れるタイミング、量は、無痛分娩中、ある程度希望通りに状況に応じて変えることができました。

ただ初めてなので要領がわからず、助産師さんの「麻酔が効くまでに時間がかかるから、早めに入れたほうがいいよ」というアドバイス通り、陣痛が始まって間もなく硬膜外麻酔をしてもらいました。
 
 
 
ところが体質によりますが私は、麻酔が効きすぎてしまったような感覚があり、初産ということもあって陣痛が進まず、分娩時間が長くなりました。

子宮口が10センチになりいざ、いきむというタイミングでも痛みを感じないためいきみ切れず、お産が進みません。

副作用なのか嘔吐や意識朦朧もあり、継続して入れていた麻酔をやむを得ず切ってもらうようにしました。

結局、麻酔が切れ、一番痛いであろう時に痛みを感じながらの出産を体験しました。

二人目の無痛分娩

一人目の時に早い段階から麻酔を入れた反省点を活かして、陣痛が出来るだけ耐えられる所までがまんしてから硬膜外麻酔を入れてもらうことにしました。
 
 
 
一人目の時よりもお産の進みが早く、3時間半のお産でしたが、陣痛から出産の瞬間まで麻酔が効いた状態でできました。

二人目の無痛分娩は産後のダメージが少ないお産となり回復も早く感じました。

まとめ

「無痛分娩の満足度は?」「どのような人におすすめ?」「次回があればまた無痛分娩を選択する?」その理由について、お伝えします。

私自身、2回の無痛分娩はとても満足しています。

私は体力に自信がないのですが、次回もし出産があれば、産後の回復も早いことから、出産直後から始まる育児に備えて無痛分娩を選択したいと思います。
 
 
 
無痛分娩は、痛みに敏感、不安が大きい人は、少しでも気持ちを楽にして出産に臨めるようになるのではないでしょうか?

出産を控えているママは、通っている産婦人科の専門医に無痛分娩のリスクや費用に関して気がかりな事を訪ねてみるのも良いかと思います。

私の無痛分娩の体験談が、バースプランの参考になれば幸いです。

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