しないほうがよかったの?葛藤した里帰り出産の現実

~妊娠が分かってから里帰り出産を決定するまで~

妊娠が分かった時、病院から
「里帰り出産にするかここで産むか早めに考えて下さい。」
と最初に言われました。

その時の私は初めての妊娠に浮かれ気味で、
当然の事のように軽く里帰り出産を選択しました。

何故なら、私の周りのママになった友人達は皆里帰り出産だったからです。

それに、旦那さんは仕事が忙しく、緊急の際は実家の母親の方が頼れると思ったのです。

母親に妊娠報告後、里帰りしたい旨を伝えると、すぐに「もちろん大歓迎!」との返事を頂きました。

もう迷いは無く里帰り出産決定!

しかし、この簡単な選択が後に自分の妊娠生活で最大のストレスになるとは思ってもみませんでした。。。

~里帰り出産へむけて実家へ帰省。そこで気づいたこと。~

妊娠34週に実家へ帰省。

待っていたのは、祖父母との生活でした。

すっかり忘れていたのですが、私の祖父母はどちらも90歳近くで耳が遠く、毎日大きな声で会話し、祖父は日常的に介護が必要な状態。祖母は少し痴呆がかかっているために何度も同じ事を聞いてきます。

両親が共に現役で働きに出ている為に、日中私はこの二人との生活になったのです。

最初の頃は久しぶりの祖父母との会話を楽しむ余裕があったのですが、1日、2日と過ごしているうちに、だんだん気持ちが落ち込んでくるようになりました。

祖父の大きな声や祖母の聞き返しにイライラするようになり、思わず冷たい言葉を言ってしまうようになりました。

私自身、妊娠後期で自分自身も身体が思うように動かなくなり、身体が重くて夜中に何度も起きてしまい、不眠のような状態になっていた時でした。

私の脳内は、『身体の事を祖父母が理解してくれない=赤ちゃんの事を考えてくれていない。』になっていったのです。

~里帰り出産で感じるストレスとマタニティブルーの解消策!~

母親に相談しました。

すると母は、

「あなたが妊娠分かった時は二人とも元気で、介護必要なんて考えたこともなかったぐらいだったのにね。でもここがあなたの実家だし、しょうがないのよ。」

との事。

その時、私は神経が過敏になっていたのでしょうか。

「みんなあたしの気持ちなんか分かってくれない!」と思い、夜中にこっそり泣きました。

旦那さんにも電話で泣きつきました。

思えばマタニティブルーになっていたのかもしれません。

さらに実家の場所が私のマタニティブルーに拍車をかけました。

実家はコンビニどころか店もない。

近くのスーパーまでは車で15分もかかる田舎の中の田舎です。

妊娠前からウィンドウショッピングがストレス発散だった私は、実家での発散方法が分からず、途方にくれました。

このままでは負のスパイラルに陥ってしまう!

赤ちゃんの為にもストレス発散方法を考えなければ!と思った私は、手始めにインターネットで同じような状況の方がいないか検索。

【実家 里帰り イライラ】ですぐにたくさんの記事が出てきました。

その中でも心に残った投稿者の言葉が、私の心を癒してくれました。

「妊娠中家族にイライラするのはホルモンのせいです。出産すれば自然に戻ります。どうか優しい心を忘れないで下さい。」

心がすっとしました。

~冷静に多様な視点を持つことが里帰りストレス軽減への近道~

そして、冷静に考えてみました。

私は大学生の時から親元を離れて生活しています。

実家で生活するのは10年以上ぶり。

生活リズムと生活環境が違うのは当たり前。

それなのに自分は家族の事を考えず、自分の理想ばかりを実家におしつけていたのです。

出産の事で頭がいっぱいになる時期です。

「赤ちゃんの事も私の事も家族は考えてくれない!」という自分の考え方も反省しました。

里帰りしてから、母親は忙しい中でも夕飯を一人分多く用意してくれます。

そして、祖父母は小言を言いながらも「赤ちゃんいつ産まれるの?」と何度も待ち遠しそうに聞いてくれていました。

小さな家族の気遣いを私は自分の事で精一杯で見逃していたのも事実です。

考え方の転換をし、日中出来る趣味を早めに見つける事が実家暮らしの辛さを逃す対策でした。

それからの実家暮らしは、最初の頃に比べて楽になりました。

私はブログを書いたり、自然の中を散歩したり、裁縫をしたりと、少しずつ趣味を見つけていきました。

そして、日中ずっと同じ家にいる祖父母との関係は、イライラしたら少し離れ、冷静に心を落ち着け、それでも心落ち着かない場合は旦那に電話するか母親に愚痴ることにしました。

母親に甘えすぎないよう、自分で出来る範囲の家事は手伝うようにしました。

そうする事で、里帰りの良さも再度実感できるようにもなりました。

日常生活は妊娠後期になると大変なものです。

近くに相談出来る存在(母親)がいる事はそれだけで大きかったと思います。

赤ちゃんを迎え入れる環境は、自分で選択できる事をこの経験から学びました。

里帰りという選択、私は妊娠にすっかりうかれてしまい判断を簡単にしてしまいましたが、冷静に家の状況を考えれば、旦那さんと四苦八苦しながらも出産に臨むという方法もあったなと、今になって思います。

妊娠中はどうしても考えが赤ちゃん優先になり、必然的に自分にもいつも以上に優しくしたい時です。

里帰り=助けてもらえる だけでなく、
里帰り=自分のリズムでは暮らせない

という方程式が頭に残ったのでした。

妊娠後期、赤ちゃんが産まれる前にのんびりできる最後のチャンスです!

自分も赤ちゃんもゆっくり過ごせるような、悔いの残らない選択を是非してください。

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ABOUTこの記事をかいた人

初めての出産で、日々の身体や心の変化に戸惑う毎日です。 そんな中でも小さな幸せをみつけながらマイペースに過ごしています。 自分の体験がお役に立てればうれしいです。