妊活をしながら仕事を続けるのが難しいと感じる女性が多い件

妊活をしながら仕事を続けるのが難しいと感じる女性が多い件

仕事をしている女性や共働きの夫婦が「妊活をしよう!」と思った時、仕事を続けるのが難しいと感じる場合があるようです。

それが、妊活が長期化した時。

赤ちゃんが欲しいと思ってすぐに妊娠をすればそれはありませんが、なかなか妊娠出来ない、更には不妊治療が必要になる場合には、仕事を続ける事が特に難しいと感じる女性が多いという現実。

そこで今回は、仕事との両立の難しさを感じる人が最も多い、不妊治療が必要になった場合に関するお話をしたいと思います。

どうして仕事との両立が難しいのか

不妊治療はあらかじめ予定を立てるのがとても難しいというのが挙げられます。

女性の生理の周期は一人ひとり違うもの。

不妊治療は女性の周期をベースに行う物がほとんど。かと言ってその生理も毎回周期を一日も乱すことなく必ずこの日に来る!とも言えないもの。更に、不妊治療が進みもし体外受精をしようとなったら、排卵日をしっかりと知り、採卵をしなければなりません。

体外受精をする場合は、女性は卵子を育てる為の投薬を行い、そして病院ではこの卵子がしっかりと育っているかをしょっちゅう確認する必要があります。

つまり、病院が空いている時間に仕事を早退しなければいけないという事も多発するでしょう。更に、この確認で卵子がしっかりと育ったから採卵日を今決めます!と、採卵日は唐突に直前に決まるのがほとんど。そんな時に、「いや、その日は出張で病院には来られないんです・・・」となってしまうと、せっかく投薬をして育った卵子を一番良い時に採卵出来ないという状態が生じてしまいます。

採卵日は一日フルでお休みをする事が薦められがちですので、そうなると仕事でいくら大切な出張や会議があっても、治療を優先するとそれらを欠席せねばならない。という現状が付きつけられるのです。

突然出張に行けない、会議に出られない、仕事を一日フルで休まなければならないとなると、会社の同僚や上司等に自分の仕事をお願いしなければならない心苦しさや、社内でどう思われているのだろう、大きな仕事は今後は与えてもらえないのではないか、今後の自分のキャリアプランはどうなってしまうのだろう等、様々な不安が押し寄せます。

一番辛いのは職場の他の人への心苦しさ

NPO法人Fine(http://j-fine.jp)「仕事と不妊治療の両立に関するアンケート Part2」によると、「仕事をしながらの不妊治療は、どんなところが難しい?」という質問に、回答者、5,076人中の実に71.9%もの人が「急に・頻繁に仕事を休むことが必要」という理由を挙げています。

他にも、周りに迷惑をかけて心苦しいと感じる人もとても多く、また上司・同僚の理解を得られないという声も。

更には、そんな理解を得る事が難しいと考えるからでしょう、そもそも治療のことを職場でカミングアウトするという事に難しさを感じている人の数もとても多くいます。

つまり、不妊治療はあらかじめ細かくスケジュールを立てる事がとても難しい為、それ故に周りへの迷惑を考えてしまいとても心苦しい。と感じてしまうというのが一番多い流れであると言えるでしょう。

マタハラやパタハラ等の働き方問題に通じる点

以前筆者が紹介した、マタハラパタハラにも通じるものがあると感じるのが、この妊活と仕事の両立問題。
(※マタハラ・パタハラをクリックすると過去の記事がご覧頂けます。)

前出の通り、なかなか上司や同僚からの理解を得るのが難しいという事。そしてそれを懸念しての事か、そもそも治療している事は内緒にしているという事。

また、アンケート結果の中には他にも、治療の事を打ち明けたら、プレ・マタニティハラスメントを経験したという答えも。

子どもを産み育てる事で、その子ども達が将来の日本を担っていくのだというのは、誰でも解っているようで、今目の前にある仕事と比較すると、その事を忘れてしまう人も少なくはないようですね。

もっと会社が理解を示してくれたら、サポート体制があったら・・・そんな思いを強く持つ妊活中の女性はとても多いのです。

まとめ

あまりにも心苦しすぎて辛い。プレ・マタニティハラスメントが辛い。と、結果仕事を退職したという女性が、実は多くいます。

今後の日本に課せられた一つの問題。それがこの、妊活への理解を深いものにしていくという事なのかもしれません。

今後、また改めて実際にこれらの女性達がどんな経験をしたのかをご紹介していきたいと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

ロサンゼルスで幼児教育を学び、帰国後は都内のインターナショナルプリスクールに勤務。現在はインターナショナルスクール生徒専門の家庭教師、大人向け英会話そして外国人向け料理教室を主宰。現代社会における働き方の変化、そしてコミュニケーションに関する情報を発信している。