妊娠すると様々なマイナートラブルに悩まされる妊婦さんも少なくありません。
マイナートラブルとは少し違うかもしれませんが、
切迫早産も妊娠中に起こるトラブルのひとつです。
正産期になるまではしっかりとお腹の中で赤ちゃんを育ててあげたいところですが、切迫早産と診断されると「赤ちゃんに何かリスクがあるのかも?」と気がかりになるもの。
ですが、過度に焦る必要はなく治療や日常生活の心がけで防げるケースも多いです。
筆者も、次男を妊娠した際、切迫と診断されたことがありました。
体験談を元に、切迫早産について原因や気を付けるべき事などをまとめてみます。
切迫早産の症状&治療
私は、次男を妊娠中の妊娠33週のときに、切迫早産と医師から診断されました。
その時の症状と治療についてまとめています。
切迫早産の症状
切迫早産かどうかを見極めるのには、子宮頸管の長さとノンストレステスト(NST)※で見るお腹の張りの強さが重要になるようです。
(※赤ちゃんの心拍数の変化と子宮の収縮を経時的に観察する検査)
下記のような症状があげられます。
- お腹がよく張る(定期的な時間の間隔があるばあいは更に要注意)
- お腹や腰回りがだるい
- 出血やおりものの急激な増加
お水が流れるような感覚があると、既に破水してしまっている可能性もあるので夜間でも早急に病院に連絡することが大事です。
正産期までは子宮頸管は1.5センチ以上はあると安心なようですが、
33週の健診の時、私は既に0.8センチになってしまっていたのです。
助産師の方にはまず、「入院できますか?」と聞かれました。
しかし、旦那は出張が多い仕事、長男を残して入院することはかなり難しく、自宅で安静にしているという手段をとりました。
切迫早産の治療
切迫早産の治療方法として、入院をすれば張り止めの点滴をずっとするという事もあるようです。
自宅安静を希望した私は、切迫流・早産治療薬として広く処方されているウテメリンという内服薬を処方されそれを飲んでいました。
個人差はあると思いますが、ウテメリンを服用すると「動悸」「しんどい」などの副作用を感じました。しかし、赤ちゃんの命にはかえられません。
2週間ほど内服薬を飲んで、赤ちゃんの大きさもある程度の大きさになったところで薬をやめるという治療を行いました。
切迫早産になる原因とは
私は妊娠後期の2.3週間を我慢すればいい切迫早産の診断だったので、そこまでのストレスを感じることはなく無事に出産もすることができました。
しかし、長期戦で頑張っているママさんがいることも事実です。
切迫早産になる原因として、一番に多い原因は感染によるもの。
膣内の常在菌が何らかの感染を起こし、それが子宮まで侵入ししてしまい、切迫早産の様々な症状を引き起こすのです。
その他にも、私の経験のように経産婦で子宮口が柔らかくなっている、子宮頸管が短くなりやすい人もいます。
上の子を抱っこしたりおんぶしたり、どうしても毎日の家事育児は怠れません。
無理をし過ぎて(動き過ぎて)切迫早産になってしまうママさんもいらっしゃいます。
後は、元々の体質が関係している場合もあります。
ご自身の体質を把握している方は、先に入院をしたり安静にすることを心がけて妊婦期間を過ごすことも重要ですね。
切迫早産になった時は安静が一番、どう過ごす?
切迫早産にならないように過ごしていても、原因が様々あるのでなってしまった場合は自分のことを責めずに、なるべく安静にして過ごすことが大事です。
とはいっても、やるべきことはたくさん!
上の子のお世話や、家事などについてどう過ごすのがベストかをまとめてみます。
切迫早産中の上の子のお世話
切迫早産中の上の子のお世話、これが一番大変なことだと思います。
大人なら「少し待っていて」といえば分かってくれますが、子供はそうはいきません。
私が切迫早産と言われたときは上の子は1歳10カ月でした。
わんぱく盛りで、なかなか思うように動けないこともあり、
寂しい思いをさせてしまったなと、後からごめんねという気持ちにもなりました。
まず、公園や外で遊ぶことはパパがお休みの時や、じじばばに連れ出してもらいました。
切迫早産と診断されたら、ママはなるべく外には出ない方がいいです。
その代わり、自宅ではドリルをやってみたり、パズル、塗り絵、絵本を読むなど遊べるものでたっぷりと遊んであげましょう。
抱っこなどはパパに任せます。
とにかく、身体に負担がかかること以外はいつも以上に楽しんでやってあげることを心がけると上の子も寂しさが軽減されるかなと思いました。
切迫早産中の家事
続いては切迫早産中の家事です。
ご飯を作る際は、パイプ椅子を購入し、座ってもできる皮むきなどはそこに座ってやるようにしました。お腹も大きくなっているので、負担が軽減されますよ。
ヨシケイという食事デリバリーを頼むこともありました。
できたご飯が配達されてきて、チンすれば食べられる手軽で美味しいものなので、切迫早産ではなくてもおすすめできちゃうサービスです。
買い物は、重たいものを運ぶことができないので、生協を頼みました!
お米や牛乳などの重たいものから、おむつなどの生活用品も購入できるので大助かりでした。
床の掃除は、雑巾がけはしばらくやめて、掃除機とクイックルワイパーで乗り切りました。
洗濯は2回に1回はパパにお願いをしてコインランドリーへ。
ごみ捨てや重たいものを運ぶ動作は、絶対にやらないように!破水してしまう危険があるので、注意しましょう。
家族が遠方に住まれている方は、家事代行サービスなどに依頼したりと、頑張りすぎず誰かに頼むことがお腹の赤ちゃんを守るために一番重要かなと思います。
妊婦期間はなるべく無理をしないように
今回は、切迫早産について、その症状や治療から原因、安静に過ごす方法などについて体験談を元にまとめてみました。
切迫早産というと怖いイメージがありますが、医師の指示を守り、なるべく安静に、ナーバスにならないことが何より大切なことだと感じます。
長期戦で頑張るママさんは本当に大変ですが、可愛い我が子に会うその日まで、楽しみを見つけながら乗り越えていきましょう。