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妊活中でも子育中でも!忙しくても丁寧に簡単に良い食事を摂る:驚くほど簡単な出汁で健康食事の第一歩を
これまで、妊活には健康的で、そして妊活向きな食材を使った食事を摂る事が大切だと何度かお伝えしてきました。
そして当然ですが、健康的な食事を作り食べる事は、妊活中だけでなく、どんな人間にとっても重要な事です。
しかし、妊活中や子育て中、そして仕事に忙しい時など、食事をおろそかにしてしまうという方は、少なくありません。つい便利だからコンビニで済ませてしまう。つい出前をとってしまう。ついずっとカレーが続いてしまう。なんて、思い当たる方がいらっしゃるのでは?
そこで今回は、住み込みベビーシッターをして子ども達の食事を作り、今は料理教室を主宰している筆者が、皆さんに提唱したい「忙しくても丁寧にそして簡単に良い食事を摂る」コツについて、お話ししたいと思います。
そのコツの第一歩として今回は、日本人にとって身近な存在「出汁」をオススメします。大丈夫。面倒じゃないし簡単だから忙しくても、出来るんです。
利便性を最優先した食事を摂りすぎるとどうなる?
まず、どうして健康的な食事を勧めたいのか。そこからお話ししましょう。世の中には、料理研究家や栄養士そしてシェフなど、食のプロが数多く居ます。
その為、何が良いと考えるかは人それぞれな部分も多くありますが、私は化学調味料を必要最小限に抑え、なるべく自然で身体に優しい食材を摂取する事が大切だと考えています。
現代社会には、利便性や効率を考えた、コンビニ弁当や冷凍食品等の食品が多く溢れています。それらの中には、賞味期限を延ばすためや、味を安定化させる為の化学調味料が多く含まれています。
これらの添加物を摂取し過ぎると、味覚が鈍くなったり疲れやすくなったり、また太りやすくなったりイライラしやすくなったりと、身体にとって決して健康とは言えない、良くない影響を与えるリスクが出てくると考えられます。
これでは、妊娠して赤ちゃんを産みたい!と考える妊活中の女性や、体力勝負の子育てを頑張る!また、仕事と両立させる!と考える女性、そしてその家族にとって、健康的な生活が待っているとは言えないのではないでしょうか。
忙しいくても健康的な食事が出来る工夫「放っといて出汁!」
とは言っても、忙しい事実は変わらない!毎日仕事で疲れて帰宅したり、子育てが忙しくてフラフラする中、また妊活がなかなかうまくいかずイライラしている時に、毎日出汁を取り、漬物を自分で漬けてなんて到底できない!それはその通りです!
だからこそ、全てを一気に変える必要はありません。出来るところからで大丈夫です。
その第一歩として、筆者がオススメしたいのは「出汁」です。
だから出汁を毎日とるのなんて面倒だって言ったのに!と思った方、大丈夫です。驚くほど簡単で、それでいて健康的な出汁の取り方をお教えします。
それが、名付けて「放っといて出汁」その名の通り、放っておいたら勝手に出汁が出来ているというものです。作り方をお教えしましょう。
放っといて出汁の作り方
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【材料】
- 出汁用煮干し(大き目) 15g
- 出汁用乾燥昆布 5cm×10cm
- 水 1リットル
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【作り方】
- 煮干しは頭を取り、お腹の中の黒い部分を取る。
- 昆布は切り込みを4つほど入れる。
- 麦茶などを作る時によく使うようなピッチャーに水をいれ、1と2を入れる。
- 冷蔵庫に入れておく。
これだけです。夜寝る時に作って冷蔵庫へ入れておけば、翌朝起きたら程よく出汁が取れています。もちろん睡眠時間にもよりますが、6時間程でかなり出汁が出ます。
あとはこの出汁を火にかけて温め、豆腐となめこを入れて煮立つ前に味噌を溶かし入れたら、身体に優しいお味噌汁の出来上がり。
つまり、食事のベースになるものが自然なものになるだけで、食事はぐっと健康的になるのです。出汁入りの味噌なども売られていますが、夜寝る前に作っておいたこの放っといて出汁の方が、何倍も健康的です。
また、出汁は一度作ったらなるべく早めに使いましょう。
作りすぎてしまったら、製氷器に入れて冷凍庫へ入れておけば、1か月はもちます。赤ちゃんの離乳食作りにも便利です。
尚、昆布はずっと水に漬けておくとぬめりが出てきますので、しっかりと出汁が取れたら取り出しておきましょう。
一気に変えなくてよい
健康的な日常は健康的な食事から。とは言え、忙しい日々を過ごす人にとって、便利なものは当然必要な存在。
だから、全てを一気にとにかく健康食品に!と変えようとせず、一つずつ出来る事から、それもなるべく簡単な事から始めるのをおすすめします。
いくら身体に良いからとは言え、生活の大きな軸である食事を一気に変更するのは大変な事。そんな事をしたら、ストレスを感じてしまう事もあるでしょうし、それでは本末転倒。出来る事からで良いのです。
そして、人間の身体はそれぞれ違います。自分にあったものを一つずつ試してみてください。焦る必要はありません。
そしてその第一歩として、出汁は簡単で美味しいのでオススメです。
まとめ
妊活中にはミネラルの摂取が大切。昆布や煮干しには豊富に含まれている要素です。
赤ちゃんの離乳食にも、少し入れてみると簡単にミネラル摂取が出来る。
そして何よりも、簡単で美味しいというのが最大のポイント。出汁を変えると、食事の色々なものが変わります。
パウダーの出汁ではなく、自分で取った出汁で作る肉じゃがや茄子の含め煮、更には炊き込みご飯など、ぐっと健康的になります。
また、簡単に準備が出来て放っておくだけと言うのもオススメの理由です。
是非作って試してみてください。
※アレルギーのある方は医師とご相談の上お試しください