赤ちゃんにヴィーガンの食事のみを与えるのは不健康
オーストラリアの裁判所が赤ちゃんにヴィーガニズムを強要した夫婦に対して「社会貢献活動をするよう命令」を出したというニュースがありました。
肉や魚を食べないという所はベジタリアンと同じですが、ヴィーガンの人は卵・牛乳・チーズなどの乳製品も食べないそうです。
牛乳の代用としてココナッツミルクやアーモンドミルクなどを利用しているようです。
又、食事だけではなく「ライフスタイルにおいても動物性の素材を使用しない」生活を送っている人達の事。
今回の事件が発覚したのは2018年03月、赤ちゃんが発作を起こし救急で保護されたそうです。
当時の赤ちゃんは1歳7ヶ月、極度の栄養失調の影響なのか見た目は3ヶ月、顔色は悪く歯も生えていなかったそうです。
体重がわずか4.9kgだったにも関わらず何かしらの対処など全くしなかったとして裁判所は非難していたと掲載されていました。
1歳半の頃の赤ちゃんは一人歩きも上手になっている頃ですが、保護された赤ちゃんは寝返りも打てず、自分で起き上がる事もできなかったそうです。
母親は赤ちゃんが保護された当時はうつ病を患っていた為、ヴィーガンにこだわりが強くなっていたのも原因の1つのようです。
赤ちゃんや子供達に与える食事を保障するのは親の責任
オーストラリアの裁判所で「赤ちゃんや子供達に与える食事を保障するのは親の責任」だとし「その1つは成長のためにバランスのとれた栄養素が含まれた食事を充分にとらせること」と述べています。
オーストラリアは健康志向な人達が多く、ヴィーガン用の食事を用意をしているレストランやオーガニックを取り扱うスーパーなどのお店が当たり前にあるそうです。
成長期の赤ちゃんや子供は新鮮な野菜と果物だけという偏った食事では栄養が不足してしまいます。
赤ちゃんや子供に深刻な成長障害をもたらす事もあります。
オーストラリアは農業大国で新鮮な野菜や果物が豊富なので離乳食や幼児食には恵まれた環境ではありますが、魚やお肉、乳製品から摂取できる栄養素も赤ちゃんや子供には必要です。
イタリアでは「赤ちゃんや子供にヴィーガン食を強要することを法で規制」しようという案が提出されているそうです。
まとめ
「ヴィーガン離乳食」「ベジタリアン離乳食」で検索すると専門書やレシピなどの情報から、偏った食生活から幼ない子供の命が奪われる事例の記事なども目に留まりました。
「ベジタリアンになる」「ヴィーガンになる」それは大人になってから子供達が自分で決める事のように感じます。
日本ではあまり馴染みのないヴィーガンフードですが、よい所も沢山あります!!
ポール・マッカートニーが提唱する「ミートフリーマンデー」の主旨としては環境保全があげられています、「週1回」というのがハードルが高すぎず続けやすく私には合っているように感じます。
デトックス効果もあり内臓を休める事もできます。
毎日でなければ新鮮野菜に合わせてヴィーガンレシピを取り入れて良いのかもしれませんが、赤ちゃんの月例ごとに発達や発育、体重管理も注意し栄養バランスのとれた食事を心がける必要があると感じました。
また、離乳食や幼児食に悩まれた時は産後ケアとして離乳食指導をしているクリニックなどに相談してみるのもおすすめです。
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