授乳期間中は是非使ってほしいもの「母乳パッド」
赤ちゃんが産まれて授乳が始まると、自分がお母さんになったんだな、私は赤ちゃんを産んだんだな、という実感が産まれ、喜びを感じる方がとても多いようです。
しかし、これまでに何度かお話ししてきた通り、授乳は決して楽しいばかりではありません。むしろ大変な事の方が多いと感じている方がほとんど!
いつ何時でもやって来る赤ちゃんからのおっぱいリクエストは眠気との闘いな事はもちろんなかなかおっぱいが出にくいという方がいたり…。
また、乳首の形によっては赤ちゃんが吸いやすい方があり、そっちの胸からばかり授乳していると、もう片方の胸におっぱいが溜まる事で張ってしまい痛みを感じたりと…。
授乳するからこそ解る特有の悩みはつきものです。
そんな授乳特有の悩みの一つが「おっぱいが漏れてしまう」と言う事。
そこで今回は、おっぱい漏れを防ぐ為にオススメしたい母乳パッドのお話しをしたいと思います。
おっぱい漏れとは?
授乳を経験した事がある方ならもちろんご存知の事と思いますが、母乳は授乳する時以外にもおっぱいから出てしまうものです。
あまりあげていない方のおっぱいから漏れていた、なんて事もよく聞きますね。
特に、おっぱいの出が良い方はその漏れも多く、中には漏れというレベルでは無く、普通に勢いよく出るという方もいらっしゃいます。
そしてその結果何が起こるかと言えば、そう、洋服まで濡れてしまい、大きなシミが出来て周りの方にもわかってしまう程に!お家に居る時ならまだしも、外出中や仕事中だとこれはとても困りますね。
洋服のシミなどを防ぐだけではない!おっぱい漏れケアが必要な理由
ブラの中に付けて、乳首に当たるようにして使う母乳パッド。
その存在は割と前から知られていますが、実際に使用している人が100%ではありません。
コットンを入れたり、ティッシュを使ったりして代用したり、中には何も使っていないという方もいらっしゃるようですが、おっぱいの出がそこまで良くなかったとしても、いつ漏れてしまうか解らない母乳は、是非ケアしてほしいものです。
では、何故ケアを勧めるかと言えば、それはもちろん、洋服にシミが出来てしまう事を防ぐ為もありますが、それだけではなく、乳首のまわりを衛生的に保つ目的があります。
乳首はとても繊細で、授乳の為に何度も下着をずらす事や、赤ちゃんが吸いつく事で擦れたり切れたりする事があります。
そしてその傷からばい菌が入った場合、乳腺炎になる恐れもあります。おっぱい漏れを放っておくと、乳首まわりがとても不衛生になり、そのリスクを高めてしまう事も。
母乳パッドは漏れた母乳をしっかりと吸収してくれ、なるべく乳首がベタベタと濡れた状態で居る事を防いでくれます。そしてなるべく衛生的な状態を保ってくれるのです。
使い捨てタイプと繰り返し使える布タイプ
では母乳パッドにはどんなものがあるのでしょうか。
大きく分けて、使い捨てタイプと洗って繰り返し使える布タイプがありますが、筆者の周りのお母さん達は100%使い捨てタイプを愛用してきたとの事。
生理用ナプキンと同じで、肌触りの良いコットンなどで出来た使い捨てタイプは、粘着シートが付いていて、ズレにくいような構造に。
また、個包装になっていて持ち歩きが簡単だったり、外出中でも簡単に取り換えられて、使用済みの物は捨てられるから、お手軽。
ただ、最も授乳が多い時期はおっぱいが出る量も多いので、取り換える頻度も高くなり、使い捨ての母乳パッドを沢山使う事に。これが、コスパを考えると微妙だという声もあるようです。
一方、洗って繰り返し使える布タイプは、経済的で良いだけでなく、大き目でとても多くの母乳を吸収してくれる物もあります。
また、オーガニックコットンで出来ていて、使い捨て同様お肌にとても優しいという物が沢山。
更に、布だと結局洋服まで到達してしまいシミが出来てしまうのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、中には何層にもなっていて、洋服に面する部分は防水加工だったりと、多くの工夫がされています。
しかし、外出先で取り換えた場合は、使用済みの物は家に帰るまでずっと持ち歩かなければならないという不便な点も。
つまり、いずれのタイプも良い面と不便な面があります。どちらを選ぶかは、使い手本人の好みや意向によります。
まとめ
寝ていても授乳しなければならなかったり、それでもお母さんになった実感をえられたり、大変さも嬉しさも兼ね備えている授乳期間。
どんな状態であっても、乳首を清潔に保つというのはとても大切な事です。
お母さんも赤ちゃんも健康な状態で授乳出来るよう、是非おっぱい漏れケア、してみてください。