突然の腹痛に襲われる
いつも通りの生活をしていた妊娠3ヶ月(10週)頃のある日の早朝、何かお腹に違和感を感じ目を覚ましました。そして生理痛にも似た鈍痛が下腹部に生じていることに気づきました。
今までも軽い生理痛に似たようなお腹の痛みはあったのですが、今回はなにやら痛みの具合が違うような気がしたのです。様子をみようかと一人悶々としていると、段々と痛みが強くなってきてしまい、終いには全く動けなくなるほどの痛みに襲われることとなりました。
痛みの具合はやはり生理痛に似ていて、体が固まってしまうほどのMAXレベルのひどい生理痛のようでした。冷や汗をかき、眉間にしわを寄せながら、とにかくひたすら痛みに耐えるしかなす術がありませんでした。
異常にお腹も張っていた
ベッドの中で痛みに苦しみながらお腹をさすってみたところ、いつもより下腹部がポッコリととんがっていることに気づきました。普段日中は、ちょっとお腹出てきたなと思うくらいにはポッコリしていたのですが、横になると妊娠する以前のようにぺったんこになっていたので、その時のお腹のポッコリ具合が異常だと言うことはすぐに分かりました。
お腹の中心に何か詰め物でもしてるんじゃないかと言うくらいに膨らんでいて、少し押すとパンパンに張っていました。
継続的なお腹の痛みと張りと出血は流産の兆候
お腹の激痛と張り、この2つを認識した時点で考えることは1つでした。
「もしかして・・流産!?」
今までに感じたことない痛みと張りに私の頭は大パニックになり、そう考えるしかありませんでした。
周りに初期流産を経験している友人がいたので、私にも起こりうることだと思い、妊娠がわかった頃から色々調べるようになりました。なので、流産にも色々あり全く兆候がないものもありますが、継続的なお腹の痛みや張り、出血などは兆候がある場合の流産の代表例だと言うことは知っていました。
これで出血までしていたらどうしよう・・。
そう思うと不安で仕方ありませんでしたが、痛すぎて動くことができずトイレにも確認に行けませんでした。
旦那に危機感が伝わらない
それが平日のことだったので、朝早くに旦那を起こすのは悪いかなと思い躊躇っていたのですが、これはいよいよまずいと言う具合に痛みがひどくなってきたので、相談しようと思い隣に寝ていた旦那を起こしました。
「お腹が痛い」と伝えたのですが、どうやら危機感が伝わらなかったらしくただお腹をさすってくれるだけでした。”寝ている相手を起こす“くらい緊迫だということが伝わらず、いちいち説明するほど余裕もなく、せっかく起こしたのに全く役に立たないとイライラしてしまい痛さのあまり旦那に当たってしまいました。
結局そこからちょっとした喧嘩になり、こんなことしてる場合じゃないのに!と思いながらさらにイライラしながら耐えていると、段々と痛みが和らいできているような気がしました。
1時間ほどで治った腹痛と張り
お腹の痛みで起きてから、1時間ほど経過すると痛みはほとんどなくなりました。それでもすぐに動くのは怖かったので少し様子を見て、痛みがぶり返さなそうだったのでトイレに行って出血を確認することにしました。
幸いなことに出血はしてませんでした。
それから数時間ベッドで横になりながら様子を見てみましたが、結局痛かったのはその時の1時間だけで、痛みも張りもぶり返すことはありませんでした。
痛みは強かったものの、継続的な腹痛ではなかったので、切迫流産の兆候なのかどうか自分では判断することができませんでした。
母の一声
病院に相談しようかとも思いましたが、緊急回線の時間帯でしたし、今現在すでに痛みがなくなってしまっていて至って元気な状態だったので電話することが憚られました。
そこでとりあえず実家の母に相談しようと思いました。私の母は母親である以前に、看護師をしていたことがあるからです。
痛みの度合いや長さ、出血がなかったことなどを伝えると、「出血がなかったのならとりあえず様子を見てみたら」との回答がきました。母にそう言われると、それまで不安でしかなかった気持ちが少し和らぎました。
まさに鶴の一声。
母に相談してから冷静さを取り戻せたと思います。
丁度その週末に妊婦健診の予約を入れていたので、それまで数日様子をみてみることにしました。とはいえ週末までの数日と健診時はドキドキしましたが、母子ともに問題なく、赤ちゃんも成長しているとのことだったので肩を撫でおろしました。
まとめ
結局痛みの原因がなんだったのかよく分かりませんでしたが、無事に妊娠を継続できることができてほっと一安心でした。
初めての妊娠で何週になっても安堵する日々が訪れない毎日ですが、やはり経験者で大先輩の母親は頼りになるなと思いました。
また、自分ばかり色々調べていてもいざという時にわかってくれる相手がいないとどうしようもできないと言うこともわかり、夫婦で一緒に調べたり、情報を共有することの重要さを実感しました。現在は、その週の赤ちゃんの状態や自分の状態、起こりうるリスクについて積極的に話すようにしています。
出産までまだまだ長い道のりですが、不安を乗り越えて、楽しみながらその日を待ちたいと思います。