ステップファミリーは難しい?再婚前の不安とその解決方法、再婚後のマイルールをご紹介します。

日本ではあまり知られていない言葉「ステップファミリー」という言葉を耳にした事はありますか?

一般的に、再婚や事実婚によって血の繋がらない親子がいる家族の事を指していて、欧米諸国では社会問題としても取り上げられるなど認知度の高い言葉です。

実は、日本でも年間20万件以上、約3組に1組の夫婦が離婚している現状があり、子連れ再婚によってステップファミリーとなる家庭は少なくありません。

「ステップファミリーで幸せになるのは難しい?」

「子連れの再婚はハードルが高いかな?」

などなど、気がかりな事も多いかと思います。

血が繋がらなくても良好な親子関係を築く事は可能です。しかしながら、血が繋がらないからこその難しさや不安があるもの事実・・・。

思春期や反抗期、しつけやお金の問題、兄弟格差など、誰もが経験する家族問題の中で、「血が繋がっていない」という事実が言い訳や理由となり、より問題が複雑化してしまう可能性も挙げられます。

今回は、4年間のシングルマザーを経て再婚した私のステップファミリーになるまでの道のりについての体験談をご紹介します。

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4年間のシングルマザーを経て再婚し、この夏、第3子を出産。「自分を好きでいられること」をモットーに日々邁進している。

再婚前の4つの不安とその解決法


再婚前には様々な不安がありました、その解決法も踏まえて一つずつご紹介します。

子供の気持ち
シングルマザーとして再婚を考えた時に、まず一番に考えたのは子供の気持ちです。

彼を家族として迎えるのは私だけではありません。

子供達が彼を好きになってくれるか、一緒に暮らしていきたいと思ってくれるかという重要な課題でした。

そのため、交際期間中は彼と子供たちの関わり合いを大切にし、公園や遊園地などの子供が喜ぶ場所にお出かけしたり、誕生日やクリスマスをお祝いしたり、再婚後の家族を想定した時間を多く持つようにしました。

その中で、彼がどのように子供たちと関わるのかを見極めると共に、子供たちが彼をどう思うのかを観察しました。

彼のご両親の気持ち
次に心配だったのは、彼のご両親の気持ちです。

昔よりも離婚や片親への偏見も少なくなってきたとはいえ、いざ自分の息子がそういった事情がある相手との結婚を望んだ時にすんなり送り出せる親は少ないと思います。

その上、彼は初婚で長男でした。

私は彼のご両親の理解を得るために、まず最初に手紙を送りました。

内容は交際のご挨拶と私の身の上やシングルマザーになった経緯などです。

その手紙によって誠意が伝わり、交際を認めて頂きました。その後も機会があれば、お土産や贈り物を贈り合うなど良好な関係を築いていきました。

実子と養子
いつか彼の子供を産みたいと考えた時に頭に浮かんだのは・・・。

彼や彼のご両親が連れ子である私の娘たちを、彼と血が繋がった実子と同じように可愛がってくれるだろうかという不安でした。

勿論、内心では向ける愛情に多少なりとも差が出てしまうのは仕方がない事なのかもしれません。

それでも、態度や言葉としてその愛情の差が明確に出てしまえば、娘たちが傷つく結果になりかねません。しかし、この問題に関しては彼や彼のご両親を信じるしかありませんでした。

再婚して本当に幸せになれる?


最終段階として不安だったのは「再婚して幸せになれるのか」という事です。

再婚は大きな決断ですし、一度離婚を経験しているからこそ、夫婦の難しさも離婚の大変さも十分に理解しています。

「もう悲しい結末にはしたくない・・・。」そう思えば思うほど、再婚の決断には慎重になりました。

この結婚という選択が、私にとっても彼にとっても子供にとっても、彼のご両親や家族にとっても幸せに繋がるものであるように彼とも子供ともよく話し合い、ゆっくり時間をかけて進め不安に向き合い解決する努力をしました。

彼と娘たちが家族になっていくためのマイルール

彼と娘たちが家族になっていくために、私が決めているルールがあります。

それは「口を出さない」ということです。

彼は育児初心者ですし、小さな子供に接することに慣れていません。けれども、家族になっていくためには多くの時間を子供たちと過ごす事になります。

遊ぶだけではなく、時には叱ることも必要です。その遊び方、叱り方は、初めは手探りで、私のやり方とは違う事もあります。

シングルマザーとして、ひとりで子供を育ててきたからこそ、子育てには私なりのポリシーやルールがあります。

けれども、基本的にはそれを彼に押し付けたり、彼のやり方を否定したりしないようにしています。

なぜなら、彼と娘たちが本当の信頼関係を築くためには、かつて私がそうであったように、自分なりに娘たちのことを考え、悩み、試行錯誤していく必要があると思うからです。

そうした積み重ねで、娘たちも彼を信頼し、いつの日か親として認める事が出来るのではないかと期待しています。

新しい命の誕生。気をつけている子供たちへのケア

彼との子供が産まれ、我が家は5人家族になりました。

娘たちは妹の誕生を喜んでいましたが、「だから大丈夫」ということではなく、娘たちの心に寄り添って、しっかりとケアしていかなければならないと感じました。

幸い娘たちはまだ幼く、一般的な連れ子である引け目や疎外感を感じることはありませんが、新しい家族の形が娘たちにとって居心地の悪いものにならないよう注意しました。

新生児育児に追われていても、娘たちの話は必ず聞く、会話を大切にする、一緒に遊ぶ時間を作る、約束を破らない、などのルールを自分の中で決め、それが実現できるよう夫婦で話し合い、協力しながら日々を送っています。

私が外に出掛けられないため、夫が休みの日に娘たちを公園やお買い物に連れ出してくれます。

ステップファミリーでも幸せになれる

ステップファミリーは確かに難しい部分もあります。

これから子供が成長していけば、もっと大きな問題に直面するのかもしれません。

それでも私は再婚して良かったと心から思っています。

再婚前、本当に幸せになれるのだろうかと不安になり、悩んだ時期もありました。その不安と向き合い、解決のために努力し、一歩ずつ前に進んできたからこそ、今の幸せがあります。

だから、これからもそうして問題に向き合い、乗り越えていければと思います。

血の繋がりに関わらず、親として、夫婦として、家族として、共に過ごしていく時間が家族を家族にしていくのだと思います。

ステップファミリーになる事や、再婚を悩まれている方にとって、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

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