妊娠が分かり、心拍の確認が出来て母子手帳を発行されると、ママはホッと一安心できますよね。
妊婦健診に通うようになると必ず行われるのが、赤ちゃんの大きさのチェックです。
成長がゆっくりなのも気がかりですが「成長しすぎている!?」と気がかりに思われている妊婦さんもいらっしゃるのではないでしょうか?
私自身も、1人目の出産のときに4000グラム越えの巨大児を出産しました。
今回は、巨大児を出産した時のエピソードと、赤ちゃんが巨大児になる原因や、リスク、ダウン症の可能性についてもまとめてみました。
目次
4000グラムの巨大児出産エピソード
まずは、私が長男を出産した時のエピソードをご紹介します。
2015年8月に妊娠が分かり、初めての子供が産まれることに不安もありましたが、旦那と楽しみにワクワクしながら待っていたことを覚えています。
20週くらいから、妊婦健診に行くと
「ちょっと大きいけど栄養がいっている証拠だね!」
と医師に言われるようになりました。
この時は、大きさのことはさほど気にはしていませんでした。
しかし、臨月が近づくと既に出生体重の平均といわれる3000グラムをゆうに超えていました。
お腹の大きさも、話しかけてくる人々に「双子?」といわれるほどはち切れそうに大きかったです。
もしかしたら、
「妊娠糖尿病を発症しているのではないか?」
と先生が心配し、糖負荷試験を3回も受けた記憶があります。
しかし、結果は陰性でただの大きな赤ちゃんだと言われました。
この頃は本当に赤ちゃんに
「異常がないかな?」
「大きすぎて帝王切開にならないかな?」
と不安が大きかったです。
巨大児でしたが自然分娩で出産
私自身の希望では正産期の37週くらいで出産したいと思っていたのですが、陣痛がなかなか来なくて、結局出産予定日ちょうどに産まれてきました。
会陰切開を行い、自然分娩で出産をすることが出来ました。
頭囲が大きく、なかなか出てこなかったので何回もいきみました。
酸欠になって、酸素マスクも付けられました。
それでも出てきません。
最後は、助産師さんがお腹に少し圧をかけてくれて、産まれてきました。
すぐに体重計に乗せてみると、なんとなんと4110グラムもあったのです!
長男を取りあげた先生には、
「ここ2年で(産院で)一番大きい赤ちゃんだ!」
ととても驚かれました。
綺麗にしてもらった後、新生児室にいる長男に会いに行きました。
周りの赤ちゃんと息子を比べると、とっても大きく驚きました。
大きいのでとにかくおっぱいもよく飲んでくれて、乳腺炎にならなかったのは有難かったなぁと今では思います。
赤ちゃんが巨大児になる原因は果糖の摂りすぎだった
上記でご紹介したように、私と長男の場合は、糖尿病もなく、ただの大きい赤ちゃんということでした。
しかし、先生に指摘されたのは、糖分を摂りすぎたのではないかといわれました。
思い返してみると、妊娠初期の時期がちょうど秋で、つわりが終わった私は、毎日秋の美味しいフルーツをばくばくと食べていたのです。
果物に含まれる果糖は、赤ちゃんを大きくしてしまうこともあると後から知って、とても驚きました。
2人目の時は、これを知っていたのでなるべく気を付けるようにしたら、3400グラムの平均程度の次男が産まれてきました。
果糖が赤ちゃんを大きくするというのは、あながち間違っていないと身をもって体験しました。
巨大児の原因は妊娠糖尿病と遺伝にも左右される
また、妊娠糖尿病を発症している場合は、
巨大児になってしまう可能性が高くなる傾向にあります。
もう一つの原因といわれているのは、遺伝です。
特に、身長が高いママ・パパから産まれると大きくなってしまう赤ちゃんもいるのだといいます。
私の知り合いの話になってしまいますが、3人の子供がいて、全員を4000グラム越えの巨大児で産んだママがいます。
ママもパパも170センチ以上の身長があるので、納得できました。
それにしても、遺伝って凄いものですよね!
巨大児のリスク&ダウン症の可能性も?
巨大児を出産するリスクは、難産になるかもしれないということです。
私もそうでしたが、3000グラムの子を産むのと、もう1000グラムも大きい4000グラムの子を出産するのでは、かなり大きさが違ってきます。
ママの骨盤の開き具合や、赤ちゃんの向きなどで自然分娩で出産できることも多いですが、陣痛に苦しんだ挙句、帝王切開に切り替える・・・といった出産の苦痛のオンパレードになってしまう可能性も。
また、産まれてきた赤ちゃんが糖尿病にかかっていたり、呼吸困難、黄疸が強く出てしまうということも稀にあるようです。
巨大児だとダウン症になっている可能性がある
「巨大児だとダウン症になっている可能性がある」
という話も耳にした事があります。
当時、巨大児を身ごもっていた私も色々と不安で仕方ありませんでした。
ですが、私の場合は、ただ巨大児だからといって過度に心配していませんでした。
それよりも、運動をしたり会陰のマッサージなどをして、出産に備えて過ごしました。
それでも、妊娠後期に巨大児が発覚し「ダウン症」が気がかりで不安だという方は医師に相談しましょう。
超音波で行う胎児スクリーニング検査は100%正確ではありませんが、ダウン症に関わる赤ちゃんの首のむくみ(NT) をチェックする事もできます。
ただし、妊娠後期での事なので出生前診断を行う前に夫婦でよく話し合う事も大切だと思います。
ほとんどは栄養状態がいいことが原因
今回は、巨大児を出産した私のエピソードから、赤ちゃんが巨大児になる原因、リスク、ダウン症の可能性などについてもまとめてみました。
ダウン症の心配は過度にしなくてもいいですが、気になる方は1人で悩まず医師と相談する事をおすすめします。
また、大きい赤ちゃんということ自体が、赤ちゃんにもママの体にも負担を与えてしまう事があります。巨大児の原因を探りながら、糖尿病を発症している場合なども含め、きちんと医師の指示に従いながら出産に挑みましょう。
出産時は、少し大変な思いをするかもしれません。
ですが、大きく産まれてくると、おっぱいをしっかりと飲んでくれたり。
首の座りが早かったり、産後がとても楽に感じます。
「自分はいい栄養をたっぷりと赤ちゃんに与えられているんだ!」と前向きに、マタニティライフを過ごしてください。