日本では、乳がんを患う女性は年間9万人いると言われています。
乳がんは女性の11人に1人の割合で患うとされていて、とても身近な病気です。
また、早期発見と早期治療に努めることがとても大切な病気です。
私自身も、妊娠中に乳がんが発覚して約4年が経ちました。
毎日のセルフチェックと定期健診を欠かしていません。
今回は、乳がんを患った著者が、闘病中の自分の姿を海賊になぞらえて子供達に分かりやすく伝える為に作った絵本「ママはかいぞく」をご紹介します。
子育てをしながら乳がん治療を受けるママへ
フランスで話題の「ママはかいぞく」の絵本を手にしたのは夫でした。
目立つ棚に置いてあった事と、表紙がとても素敵だったからだそうです。
乳がんに関する絵本だと知らなかった私は、「ママにもきずがある」と読み聞かせした時に絵本にはもう1つのお話があると分かりました。
その瞬間、涙腺が崩壊。
乳がんと闘病する中で起きる、傷跡。
そして、副作用としての吐き気や脱毛など辛い内容がユニークに描かれていました。
ママが乗る船は「カニなんてへっちゃら号」と名付けられています。
その理由は、フランスでカニ(CRABE)はガンの意味もあり名づけられたそうです。
乳がんという病気や治療について、子供達にどう伝えるべきか悩んでいるママのサポートになる1冊です。
乳がんの治療中に支えてくれた人達を思い出す絵本
初めての妊娠、出産後に乳がんの治療を行うのは本当に大変な事でした。
その時、支えてくれた家族や先生方の事を思い出させてくれる大切な1冊になりました。
まだ幼い子供達は、ユニークなかいぞくママが大好き!!
「もう1回読んで」とリクエストが続きます。
「かいぞくママ、かっこいいね」と言われると自分の事のように嬉しくなりました。
病気に立ち向かうパワーや家族愛を感じるとても素敵な絵本です。
大切な人と一緒に読んで貰いたい「ママはかいぞく」ぜひ、手に取ってみてください。