こんにちは。韓国で育児中のカウルママです。
今回は子供の英語教育について書いていきたいと思います。
我が子は現在韓国の保育園に通う2歳児です。
我が子が通っている保育園では、今年度から週2回の英語のレッスンが始まりました。
英語の授業が始まると聞いた時は
「ちょっと早すぎじゃないかしら・・・。」と心配になりました。
ただでさえ我が家は二ヶ国語環境。
家庭内では日本語、外では韓国語です。
その上、英語まで覚えさせるのは負担にならないかな?と思ったのです。
その心配は杞憂でした。
我が子、英語大好きです。
以下、私が子供の英語教育に関して、感じたことを記していきます。
1.英語は遊び
子供は英語を勉強とは感じていません、「遊び」だと思っています。
実際、保育園で英語の授業があった日に
ママ:「今日の英語の授業は何したの?」
と聞くと、
子供:「ポーンってボール投げて遊んだ」
と等と答えます。
ママ:「何習った?」
と聞いても
子供:「わからない」
と答えることが多いです。
英語の先生は、ボールを投げるときに「Throw your ball!」と言ったり、ボールが当たったところの色を「Green!」と英語で言ったりしています。また、子供達も先生について英語のフレーズや単語を言っています。
が、当然一度では覚えられません。
ですが、週2回でも1ヶ月ぐらい同じように遊びながら授業を受けていると、何個かの英語フレーズを覚えています。
あと、歌も効果的です。
子供はお歌が大好きですから、歌だとすぐに覚えます。
「遊びの中で、英語を覚えさせる。」
というのが、子供の英語教育の重要ポイントの様です。
2.「英語」という言語があるんだという気づき
こうして、我が子の中には、日本語と韓国語の他にも英語という言語があるんだという理解が生まれてきました。
家でテレビを見ている時も、「英語のテレビが見たい」「英語の歌が聞きたい」というようになりました。
日常生活でも「これは日本語で何?韓国語で何?英語で何?」と聞いてきます。
さすがに晩御飯のおかずで出した焼きサンマを指して「サンマは英語で何?」と聞いてきた時は焦りました。えーと、Googleで調べました。サンマは英語でpikeと言うそうです。
3.英語の授業を半年受けたら
現在、半年程度英語の授業を受けています。
家では英語の子供番組を見せたり、お風呂の時に一緒に英語の歌を歌ったりします。
我が子が言えるのは「Hello, I’m OO. 」「Good bye. See you later.」「Sit down.」程度。
あと1~10を英語でカウントできる、ABCの歌が歌える、という具合です。
4.早期英語教育は母語の習得を阻むのか?
環境的にどっぷり英語に浸かっている場合以外は、母語の習得に悪影響を及ぼさないのではないか、というのが私の実感です。
我が家の様に「家で日本語、外で韓国語」という二重言語環境の場合は、母語を充分育成できない心配はあります。(どちらの言語もある程度は駆使できるが、深い思考ができるレベルの言語能力がどちらの言語でも身につかない「ダブルリミテッド」「セミリンガル」と呼ばれる問題です。)
英語のテレビを数時間見せるとか、週数時間の英語の授業程度で、母国語に影響が出るとは思えません。
5.早期英語教育のメリット
聞いたままマネして言うので、発音が良いです。
逆に言うと、カタカナ感バリバリの発音で教えてしまうと、そのまま身についてしまいます。
ノンネイティブの先生や親が教える時には、ちょっと注意が必要です。
あと、英語を「楽しいもの」と思ってくれるのが一番のメリットだと思います。
これは後々、英文法や英会話などより実践的な英語を学ぶための学習を始める際に、英語学習に対する精神的ハードルを下げるのに役立つだろうと思います。
6.大人も英語を楽しむのがコツ
子供が「英語って楽しい」と感じてくれさえすれば、英語の早期教育の効果は十分だと思います。
我が子が英語好きに育ってくれているのは、英語の先生を始め、親である私も英語を楽しんでいるからだと思います。
英語教室に通わせなくても大丈夫。
お母さんと一緒に、英語の歌を歌って覚えるのだって、立派な英語教育になると思います。