ワーママ必見、家庭と子どもに合った学童の選び方と見学のポイント。

『うちの子ももう年長さん、来年には小学生。』

『今までは保育園に預けていたけど、小学生になったらどうしたらいいの?』

と思っているママさん、多いと思います。

そんなときは是非、学童をご利用ください。
 
 
 
一口に学童といっても施設によってサービスも料金もさまざまです。

中には保育園との違いにびっくりされる方もいます。

今回は入所したあとに戸惑わないように、学童で過ごす1日のスケジュールや学童を選ぶときに気をつけるポイントについて学童保育支援員の経験を基にお伝えします。

3人目妊娠中にパパの単身赴任が決定。現在は乳児1人、幼児2人をかかえてワンオペ育児に奮闘中です。大学時代、教育学専攻、今は学童保育支援員をしています。保育士資格取得の為、勉強中です。

学童ってどんなところ?


学童は、共働きや何らかの事情で日中家にいられない保護者に変わり、下校後の小学生児童に対し適切な学習や遊びなどの生活の場を提供する施設です。

子どもが学童保育で過ごす時間は、学校にいる時間よりも長く「第二の家」とも言われています。
 
 
 
自治体が設置した公立学童と自治体から委託され民営によって運営されている民間学童の2つの施設があります。

子どもを預かるという点では変わりませんが民間学童には独自のサービスも多くあります。

学童での1日をみてみよう平日編

14:45
(下校)
「ただいま」と元気よく学童に帰ってきます。

基本的には自分で歩いて帰ってきます。

学校から施設までが遠い場合は車で迎えに来てくれる学童もあります。

15:00
(宿題)
帰ってきた子から宿題です。

わからないところを支援員に聞きながら集中してがんばります。

音読や丸つけまでしっかりみてくれます。

15:30
(おやつ)
支援員が用意したおやつを食べます。

ほとんどが市販のおやつですが、中には一から手作りしているところ、

おにぎりやホットドッグなどの軽食がおやつとして出てくる施設もあります。

15:45
(自由時間)
支援員と一緒に公園に行ったり学校の校庭で遊んだり、自由に過ごします。

天気が悪くて外に出られないときはお部屋の中で過ごします。

雨の日限定のイベントがある施設もありますよ。

17:15
(掃除)
子どもたちと一緒に施設を掃除します。
17:30
(自由時間)
お迎えが来るまでお部屋の中で自由に過ごします。
18:00
(閉所)
延長保育が可能な学童もありますが、保育園より預かり時間が短い学童が多いです。

下校時間によって時間は上下しますが、だいたいこのようなスケジュールで動いています。

学童での1日をみてみよう長期休み編

8:30
(開所)
「おはようございます」と元気よく登所します。

登所後はしばらく自由時間です。施設の中で過ごします。

開所時間は施設によってちがいます。

9:45
(学習時間)
長期休みに学校から出ている宿題を行ったり、

家からワークブックを持ってきたりとさまざまです。

集中してがんばります。

10:45
(自由時間)
自由時間。近くの公園に行ったり、施設の中で過ごしたり、自由です。

施設によってはゲーム機やテレビがあります。

支援員に使っていいか聞いてから使いましょう。

11:45
(昼食)
お昼ごはんです。

お弁当をひろげてみんなで食べます。

基本的には家から持ってきたものを食べます。

お弁当を準備してくれる施設もありますよ。

13:00
(自由時間)
長い自由時間です。

長期休みの時はイベントがあるところもあります。

少し遠くの公園に行くのも楽しいです。

14時半からは平日と同じようなスケジュールです。

学童選びは、年長になった春からがベスト。


『学童選びは、いつから始めたらいいのかな?』

『学童見学は、いつでもできるのかな?』

学童選びは、年長になった春には探し始めるのがベストです。
まずは子どもの学区内にいくつ学童があるか調べましょう。

お住まいの市のホームページに学童の一覧が掲載されています。
施設によってSNSやホームページを活用している学童もあるので覗いてみるとイメージがつきやすいかもしれません。

気になった学童があれば施設に直接連絡をして見学の日取りを決めましょう。

イベントへの参加や体験入所ができる施設もありますので活用してみるといいですよ。ない場合は学童見学の時間が学童を知るための大切な時間になります。

子どもと一緒にしっかり見学してきましょう。

学童選びで見るべきポイント

預かり時間

保育園では子どもを遅くまで預かってくれますが、学童はちがいます。18時半には閉まってしまい延長保育がないところも多くあります。

延長保育は可能なのか、長期休みのときの開所時間は何時なのか、確認しておくことが大切です。

保育園、小学校卒業後から小学校、中学校入学までの春休み期間の預かりがあるのかも聞いておくといいですね。民間学童のほうが柔軟に対応してくれます。

学校、家からの距離

学校から学童までは歩いて帰ってきます。危ない道はないか、遠くて疲れないか、事前に子どもと歩いて確認しておくといいでしょう。

学童から家まではお迎えの施設が多いですが、もしひとりで帰らせたいという希望があれば、学童から家までの距離も実際に子どもと歩いて把握しておきましょう。一人帰りが禁止の学童もあります。合わせて確認しておきましょう

施設の設備、清潔さ

玄関周りやトイレはきれいか、空調は整っているか、施設の広さ、子どもの受け入れ人数など、しっかり確認しましょう。

体調が悪いときに横になれる場所はあるかもみておくといいですね。

利用料

利用料は学童によってちがいます。公立学童は7000円くらい。

民間学童は公立学童の二倍以上かかるところが多いです。

サービス

公立学童では月の利用料が安い分サービスはあまり期待できません。学習も宿題を見るくらいです。

民間学童は学童内で英会話やピアノなど独自の習い事サービスをしているところもあります。

長期休み中のお昼の提供、延長保育、塾や家までの送迎、夕飯の提供など施設によってさまざまです。

どんなサービスが受けられるか、またサービスごとにいくらかかるのか確認しておきましょう。

支援員の対応力

ママやパパの仕事によっては急な出社や残業はよくあることですよね。

そんなときに柔軟に対応してくれるかどうか確認しておくといいでしょう。

子どもが学童で発熱したとき、ケガをしたとき、災害が起きたときなどのマニュアルがあるかも重要です。

安心して預けられるようにしっかり確認しておきましょう。

子どもたちの様子、支援員との関わり

ふだん子どもたちがどのように生活しているか見ておくとイメージがつきやすいです。支援員と子どもとの会話にも聞き耳を立てておきましょう。

見学の際に子どもたちがいない場合もあります。そんな時は遊んでいる公園や外に出る時間帯を聞いて、子どもと行ってみるといいですね。

学童見学は質問のチャンス

事前に質問を準備しておくといいでしょう。

子どものことで不安がある方、アレルギーや体調面で特別な支援が必要な方は、学童見学のときにどのくらい対応してもらえるか質問しておくとベストです。

もし支援が必要な場合は、保育園や家での子どもの様子、どのような支援が必要なのか、具体的にお願いしましょう。

学童見学から入所決定までの流れ

9月10月に各施設で保護者に向けた全体の説明会が行われます。

説明会に参加し、入所までの流れや必要な書類などの説明を受け、2月に入所説明会を経て入所という流れになります。

秋ごろから見学に動く家庭も多いので学童自体が忙しくなる為、ゆっくり見学ができるように、夏になる前には気になる学童に連絡しましょう。

学童は子どもにとって第2の家。家庭や子どもに合った学童をみつけよう

学童は子どもたちが「ただいま」と元気に帰ってくる場所です。

子どもにとって居心地がよく、ママやパパが安心して子どもを預けられるように、事前にしっかりと調べておきましょう。

学童の雰囲気、通いやすさ、保育料など、どこに重きを置くかは家庭によってさまざまです。

子どもと一緒に自分たちぴったりな学童をみつけましょう。

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3人目妊娠中にパパの単身赴任が決定。現在は乳児1人、幼児2人をかかえてワンオペ育児に奮闘中です。大学時代、教育学専攻、今は学童保育支援員をしています。保育士資格取得の為、勉強中です。