授乳するとイライラしてしまうママが少なくない!原因を考える
赤ちゃんにとってアレルギーのリスクが無く、赤ちゃんとお母さんだけの大切な時間をシェア出来る授乳。
お母さんになったという実感をくれる事でもあり、とても特別な事です。
ですが、赤ちゃんの吸い方が上手じゃなくて母乳が出にくかったり、乳首が擦れて切れてしまったり、睡眠中でも容赦なく要求され眠気との闘いになったりと、授乳は決して楽しいばかりではありません。
そんな中、授乳をする事自体にイライラを感じてしまうというお母さんが、実は少なくありません。
自分だけイライラしてしまっているのではないか・・・と、不安を覚える方もいらっしゃいますがご安心ください。
イライラしてしまう原因はしっかりとあります。という事で今回は、授乳によって引き起こされるイライラの原因についてお話しします。
授乳で起こるイライラの原因は?
幾つかの原因が考えられますが、その中でも以下の3つの原因が多くの方に起こっているようです。
その1.赤ちゃん自身にイライラしてしまう
お腹が空いていてぐずる赤ちゃんが、上手におっぱいを吸う事が出来なくて母乳がなかなか出ないなどの場合、赤ちゃんは更にぐずってしまうでしょう。
これが、お母さんが真夜中眠い中頑張って授乳をしている時だったりしたら、それはイライラしてしまっても仕方ありませんね。
なかなか自分の時間が取れない事や、おっぱいをあげたらぐずるのが止まると思っていたのにそうではないなど、思い通りにいかない事がイライラの原因の一つとして考えられます。
その2.不快性射乳反射
母乳を出す時、お母さんの脳内ではプロラクチンというホルモンが分泌されます。これは、母乳の出を促すホルモンで、授乳をする上では非常に大切なものです。
ですが、プロラクチンには母乳の出を促すのと同時に、脳内のドーパミンを下げてしまう効果も持ち合わせています。
ドーパミンは、嬉しさや心地よさを感じさせてくれる物質です。つまり、授乳の度に心地良さを感じにくくなってしまうという事で、授乳自体が不快な行為と思ってしまう方がいらっしゃるのです。
この現象を、不快性射乳反射(DMER)と呼びます。
その3.性的興奮が起こってしまう
乳首に刺激がある事で、性的興奮を覚える事は珍しくない事ですが、これが授乳で赤ちゃんがおっぱいを吸う時に起こってしまう場合があります。
しかしお母さんからしたら、そんな感情を授乳の時に覚えたくはない!と、不快に思って授乳をしたくないと思う事があるようです。
まとめ
授乳という行為により引き起こされるイライラはもちろん、それ以外にもお母さんにはイライラしてしまっても仕方がない事が幾つも考えられます。
初の出産直後であれば、ちゃんと育てられるだろうかと不安を抱える方も少なくなく、また、二人目以降であれば複数の子どもの面倒を見て忙しい日々を送る事からくるストレスも。
仕事をしているお母さんであれば、仕事のストレスや悩みも重なるでしょう。
でも、イライラしてもそれは決しておかしなことではありません。では一体どうそのイライラと付き合っていけば良いのか!?
次回は上手に授乳のストレスと戦う方法を一緒に考えていきましょう。